モーゼスは,プロフィールを見て分かる通り,巨漢キャラの一人です。
車田漫画の巨漢キャラの宿命として,あっけなく負けます。モーゼスも最初の頃はそのパワーを見せつけますが,やられ方はあっけないものでした。
白鯨座モーゼスのプロフィール
身長:205cm,体重:130kg,誕生日:8月2日,年齢:17歳,血液型:A型,出身地:ニュージーランド,修行地:ニュージーランド
17歳にしてこの身長と体重は,非常に発育が良いですね。車田漫画にはこのようなキャラは頻出するので,あまり驚くことではありません。
ボブ・サップより10cm背が高くて,15kg体重が少ないです。
ただ,17歳ということに驚きます。
Netflix版では酒好きになっているので,20歳以上に設定年齢が引き上げられていそうです。
片目が潰れていて,全身傷だらけです。過酷な修行によりついた傷なのか,それとも戦いによって就いた傷なのか。
この傷だらけの聖闘士が,傷ついたことがないから痛みを知らないとほざいているミスティと一緒に行動していました。ミスティは,傷だらけのモーゼスを見て,さぞかし醜いと思っていたことでしょうね。
必殺技:カイトススパウティングボンバー
原作連載時は,白鯨座と書いてカイトスと読ませ,TVアニメでもギリシア語のカイトスと呼んでいました。
しかしいつの間にかカイトスからホエールと英語名に変更になっています。理由は定かではありません。
しかし,技名はホエールになること無くカイトスのままです。
カイトススパウティングボンバーとは,相手を頭上高く放り投げ,落ちてきたところを下からパンチして攻撃します。時にはパンチの威力で再び相手を叩く飛ばします。
漫画やアニメでは,必ず相手は頭から落ちてくるので頭をパンチしていますが,現実的には頭から落ちてくることなんて,そんなにないと思う……。足から落ちてきた場合,どうするんだろう?
CV:戸谷公次(TVアニメ),金子英彦(冥王ハーデス十二宮編),稲田徹(Netflix)
TVアニメ版は,山羊座シュラと同じ声優さんが担当しています。
とても17歳とは思えないような,渋い声をしています。
年齢がまだ不明の頃でしたしね。
白鯨座モーゼスの初登場
原作では,第20話で紫龍(実際は暗黒ドラゴン)を担いで登場します。魔鈴の指示で先に飛んだ流星を追いかけて,青銅聖闘士にとどめを刺したと思いこんでいます。
アニメでは,24話で登場し,そのまま退場しています。
モーゼスの立ち位置
白銀聖闘士編
ムウの幻惑に惑わされて,まんまと暗黒聖闘士の方を討ち取ってしまうモーゼスです。
ミスティたちの帰りが遅いので戻ってみればミスティとバベルが死んでおり,不審に思って魔鈴を問いただし,アステリオンの指示に従って魔鈴を攻撃します。
すべてアステリオンの指示で攻撃しているので,アステリオンがいなければ何も攻撃ができないお馬鹿さんではないかという印象をうけてしまいます。
しかもついうっかり,
姉の魔鈴と一緒にあの世にいけーーーっ
文庫版『聖闘士星矢(3)』P263
なんて余計な一言を言うもんだから,気を失っていた状態の星矢が突然息を吹き返して,反撃に合ってしまいます。この一言がなければ,モーゼスが勝っていた可能性が高いです。
アステリオンの指示よりも早く星矢が動き,モーゼスがたじろいでいる間に後ろを取られて倒されます。あっけなく倒されます。
アニメでは原作以上にあっけない最期です。
冥王編
原作では出てきませんが,OVAではアニメスタッフが気を利かせてくれて,サガたちとともに冥闘士として蘇ります。
白鯨座の神話
くじら座の元になった神話は,アンドロメダ神話です。
エチオピアの王妃カシオペアは,自らの美貌を自慢したために海神ポセイドンの怒りをかい,エチオピア王国を滅ぼすために送り込まれた怪物です。
ポセイドンの怒りを沈めるためにアンドロメダ姫を生贄とするしかなく,アンドロメダ姫は岩場に鎖で繋がれます。
そのアンドロメダを食べようと怪物が現れた時に,ペガサスに乗ったペルセウスが現れ,退治したばかりのメデューサの首を見せられて怪物は石になり,アンドロメダは助けられます。
その後怪物は空へ上げられ,くじら座となります。
登場人物がすべて聖闘士星矢のキャラたちに脳内変換されたら,あなたはかなり聖闘士星矢中毒です。たぶん,私もです。
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