蠍座ミロ

登場したばかりの頃は,クールなキャラだと思っていましたが,冥王編で天蝎宮を飛び出して処女宮に来てしまったことから,実は気性の激しい性格なのではないかと思われます。

男気があり,気性が激しいキャラと認定されているせいか,黄金聖闘士が主役となる黄金魂では鉄砲玉担当になっています。

悲しいかな,星矢シリーズを通してミロは未だに敵を倒していません。雑魚は倒していますけど,名のある敵はまだのような気がしてなりません。

カールのかかった長い髪と,蠍座聖衣のマスクからたなびく蠍の尻尾と,マントが似合う男です。

目次

ミロのプロフィール

身長:185cm,体重:84kg, 誕生日:11月8日,年齢:20歳,血液型:B型
出身地:ギリシア,修行地:ギリシア・ミロス島

ミロス島といえば,ミロのヴィーナスが発見された場所ですね。ミロの修行地とされたことと関係があるのかどうか分かりませんけどね。

蠍座の聖衣の蠍の尻尾は15節以上ありそうですが,実際の蠍の尻尾の体節は5節+毒針のある尾節で6節しかありません。

いくらなんでも盛りすぎです。

マスクの尻尾が長いのは,動きに合わせてしなってかっこよく見せるためだとは思います。長すぎて戦いの邪魔にならないかと心配になります。

聖衣のマスクだけでなく,バックの蠍絵も体節が多くなってます。

必殺技:スカーレットニードル,スカーレットニードル・アンタレス,リストリクション

クールなミロのときは静かにリストリクションを決めていますが,感情が熱くなるに従って,スカーレットニードルしか出していないかも。

リストリクションは,光速拳を相手の中枢神経に打ち込むことによって一時的に麻痺させる技です。

中枢神経とは脳及び脊髄のこと。そんなところに光速拳を打ち込まれたら,一時的に麻痺どころか即死です。光速の衝撃を手加減することなんてできません。

必殺技のスカーレットニードルよりやばい技です。

スカーレットニードルも,光速で蠍座の形を相手に打ち込む技です。必殺技なのに,15発も打たなければならないという最大の欠点があります。一撃必殺ではない悲しさ!

しかも,スカーレットニードルは数日もすれば五感が戻って来てしまう技。

必殺技の意味って……。

CV:池田秀一(初代),関俊彦(2代目,セインティア翔{アニメ版}),浅野真澄(LEGEND of SANCTUARY)、櫻井孝宏(セインティア翔{ドラマCD版})

池田秀一さんがCVを務めたTVでみたミロは,クールでかっこいいミロでした。関俊彦さんが演じるミロももちろんかっこいいのですが,熱い男が前面に出たミロになりました。

どっちのミロもカッコよさには変わりありません。

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ミロの初登場

アイオリアが聖域を裏切った青銅聖闘士を討伐するために(偽)教皇に謁見したときに,ミロが登場します。

「アイオリアは逆賊アイオロスの弟」なのに,青銅聖闘士の討伐に向かわせて大丈夫なのかと,問いただします。

また,(偽)教皇のことを「あいかわらず腹の見えないお人よ」と言っています。

この段階では,いろいろと状況を冷静に判断できるキャラなのだと思わせます。

ミロの立ち位置

作者曰く,「最初はミロを氷河の師匠にするつもりだったけど,蠍と氷がどうしても結びつかなくてやめた」とあるように,最初は氷河の師匠にするつもりで雑誌掲載時の氷河の師匠のシルエットは蠍座聖衣でした。

その後,氷河の師匠は蠍座から水瓶座になったので,コミック版では水瓶座のシルエットに差し替えられていました。

聖域十二宮編

天蝎宮での氷河との闘いは名勝負ですね。

ここでのミロの闘い方は熱くて無鉄砲な闘い方ではなく,クールな闘い方をしています。後のミロにはなかなか見られない闘い方です。

氷河との闘いは終始ミロの方が圧倒していましたが,氷河がわずか数分の延命よりも前に進むことを選択し,前に進もうとする氷河に感銘を受けます。

闘いには勝ったが,勝負には負けたという言って,氷河を助けます。

血止めの真央点をついて氷河を止血しますが,聖衣の上から,しかも聖衣を破壊せずにどうやって真央点をついて止血したのかは謎です。どう見ても体に到達していません。

このときミロはテレパシー(小宇宙通信)でカミュと氷河のことについてやり取りしています。原作でミロとカミュの絡みはこのシーンのみですが,ファンからは親友設定されています。

原作者の車田先生は否定していても,このやり取りはミロに氷河のことをカミュが話していたとしか思えません。

アニメ版では,原作が追いついていなかったためアニメオリジナルのストーリーとして,アンドロメダ島に乗り込んで全滅させた人物ということになっています。スカーレットニードルを放つときにクックロビン音頭かっ!と思わせるポーズを取らされたりしています。

その後原作でアンドロメダ島を全滅させたのは魚座のアフロディーテということが明らかになってしまいました。

それゆえ「実はトドメをさせていなくて,裏からこっそりアフロディーテがトドメを指していた」というつじつま合わせをされてしまったこともあり,黄金聖闘士の中でもミロは弱い認定される一因ともなっています。

海皇編

聖域十二宮編を生き残った他の黄金聖闘士ともに聖域でお留守番をしています。

海底神殿で青銅聖闘士たちが戦っていることにヤキモキし,アイオリアと2人で乗り込めば……,と言っていますが,カノンとソレントに対し余裕で勝てるとは思えません。

冥王編

まずは天蝎宮を飛び出して,教皇の間に現れたカノンと相対します。

「女神は許しても,……すべての聖闘士は決してカノンを認めないでしょう」

といってカノンにスカーレットニードルを放ちます。スカーレットニードルをあえて受け入れ,痛みに耐えるカノンに最後は真央点をついて止血します。

それがカノンに対する免罪符となってカノンを許す場面は,敵味方をはっきりさせ,仲間と認めた相手には絶大な信頼を与える男であることを示しています。いやぁ,名場面ですね。

シャカが処女宮で倒されると,天蝎宮を飛び出して処女宮に来てしまい,ムウに怒られます。このあたりは鉄砲玉キャラですね。

頭に血が上ってしまっているのはわかりますが,ムウに「危ない」と言われなければサガのギャラクシアンエクスプロージョンをまともに食らっていたかもしれないなんて,どんだけ周りが見えなくなっているんだよ,と思います。

ハーデス城に行きますが,ハーデスの結界によって力が1/10にされたところをラダマンティスによってコキュートスに投げ込まれて,しばらく氷漬けにされてしまいます。

女神の小宇宙によって動き出しますが,最後は他の黄金聖闘士ともに嘆きの壁を破壊するために消滅します。

Legend of Sanctuary

黄金聖闘士に女性聖闘士がほしいということで,ミロが女性になっていました。

グラフィックが公開されたとき,顔が隠されていて,ひょっとして「女性?」などとファンの間で囁かれていました。

なぜミロを女にした! LOSのミロはファンの間では「ミロ子」と呼ばれたりしています。

映画で見た女ミロはミロで,なかなかカッコ良かったのですけども,「スカーレットニードル」の声は色気があるのにカッコ良かったのですけども,わざわざ女性にした意味が分かりません。

そして青銅聖闘士たちを追い返すつもりでスカーレットニードルを放っているはずなのに,なぜか青銅聖闘士たちは次の宮に飛んでいくという意味のわからなさ。敵を先に進めてどうするのかとと,小一時間問い詰めたいです。

黄金魂編

シャカに止められても,

「俺の小宇宙が行けといっている」

といって,敵陣に突っ込んでいきます。無謀というか,無鉄砲と言うか,後先を考えずに一人で飛び込んでいくキャラになっています。

で,結局敵を倒すことなく,ユグドラシルのグレートルートにスカーレットニードルを打っただけでユグドラシルの根っこに取り込まれていくというね。

技が地味過ぎて,なかなか活躍の場を与えられないミロです。

カミュと千日戦争をさせられたかと思えば,最後はいつの間にか仲直りをしていたりして,多くを語らなくても相手の気持ちを悟ってくれるミロです。

セインティア翔

セインティア翔ではミロは第1話から登場します。原作版もアニメ版もかっこいいです。マジ王子様です。主人公をお姫様抱っこしてピンチを救います。

主人公に

「運命に抗いたければ強くなれ。強くなって運命に抗え」

と言って,道を示す役どころです。なかなか美味しい役です。王子様です。

白銀聖闘士のオリオン座のリゲルとの対決に,蠍座の神話を感じさせます。神話のオリオンは蠍に刺されて死んでいますからね。

リゲルとの対決が,この後のどのように進展していくのか楽しみです。

これまでの作品で,雑兵は倒しても名のある敵は誰一人倒していなかったミロが,この作品では名のある敵をちゃんと倒しています。黄金聖闘士の中で最弱ではないのかと噂されていましたが,敵を倒して株を上げています。

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