Stage04『宿命』の感想

ツッコミ,感想,ネタバレありです。ネタバレO.K.の方のみご覧ください。漫画の話と分かっていても,科学的に突っ込みたくなることって,ありますよね

本編

射手座の黄金聖衣が沙織を守るところから物語が始まります。

射手座の黄金聖衣

射手座の黄金聖衣がなぜここにあるのか,聖闘士星矢を知らない読者のために,2ページでさっくりと説明されています。残念ながら,この場面はアニメでは省略されてしまいました。

黄金聖衣の登場に,ビビるアテです。黄金聖闘士本体がいると思ったからです。本体はもうこの世の人ではないのですけど,アイオロスの残留思念,恐るべしです。

まだ完全に小宇宙に目覚めていない翔子ですが,その翔子でも黄金の聖衣箱から力強く暖かいものを感じています。それがまだ小宇宙だとは気づいていない翔子です。

アイオロスの残留思念として残る小宇宙が,沙織のまだ不完全な小宇宙と呼応して増大します。残留思念に過ぎない小宇宙でも,覚醒不全の小宇宙でも,掛け合わせることで1+1では示すことが出来ないほどの増幅をします。

ただの小宇宙攻撃に過ぎませんが,強大な小宇宙が,アテに襲いかかります。

それに対し,アテは翔子に狙いを定めて木の根を伸ばします。

巨大な小宇宙のぶつかり合いがあったわけですが,世界中に散らばる聖闘士たちは何を感じていたのでしょうか。聖域まで届いていなかったとしても,あとで確認したくなるほどの爆発だったと考えられます。

流石にマユラは気がついていたとは思いますが,覚醒前の女神を手助けしたくても出来なかったのでしょうね。

黄金の林檎

エリスの手には黄金の林檎が握られています。この黄金の林檎を,翔子に取り込ませようとします。

まだセンティアになっていないどころか,小宇宙にも目覚めていない翔子は,どうすることも出来ません。

鳥の羽が舞い,気を失ってしまった翔子は,あの日の映像が走馬灯のように流れます。

闇のエデン

幼い姉妹がよくある姉妹喧嘩をして,翔子は大樹の下で泣いていると,フードをかぶったどこからどう見ても怪しい老婆が近づいてきます。

幼い子供というのは,ほんの数分話しただけで,見知らぬ人が知っている大人になってしまうという感覚の持ち主です。怪しい老婆でも,翔子の話を聞いてくれたと言うだけで,幼い翔子にとっては信頼できる老婆になってしまいます。

それゆえ,老婆から差し出された林檎を手に取ろうとしてしまいます。

その直前で,翔子に追いついた響子が叫んで,翔子が林檎を受け取ることを阻みます。

我に返った翔子が再び老婆の握る林檎を見ると,蛇がとぐろを巻いています。

老婆は,翔子だけでなく,響子まで闇のエデンに入り込めたことに驚いています。闇のエデンに入り込むためには,なにか条件があるようです。響子が入り込んだことに,老婆はおろどきます。

響子は,翔子の手を引いて必死逃げます。木の枝が襲いかかってきますが,響子は身を挺して翔子を守ります。木の根にとらわれてもなお,響子は翔子に逃げるように必死に訴えます。

それは,いつも翔子が見ていた夢です。

黄金の輝き

もうひとり,闇のエデンに入り込んだものがいます。蠍座ミロです。姉妹を助けたのはミロです。幼い少女の前に助けに現れた黄金に輝くかっこいいお兄さんだなんて,ミロはまさに王子です。

翔子は衝撃のあまり気を失ったままですが,響子は気を失っていません。ミロと会話をします。

どうやらお前たちは過酷な運命の星の下に生まれついてしまったようだな。(中略)遠くない未来…おそらく同じことが起こる。立ち向かう覚悟があるならば…強くなれ。命の火を燃やし全力で抗え…。人には…,運命を帰る力があるのだからな。

15歳のミロが発した台詞です。めっちゃかっこいいです。

そういって踵を返し,黄金の蠍のしっぽと,黄金にたなびく髪と,黄金に輝く聖衣と,揺れるマント。どれをとってもかっこいいです。王子です。

ミロの言葉を胸に,響子は強くなることを誓います。運命を変えるために,翔子を守るために強くなることを誓います。

目の前の現実

翔子が5年前の回想から正気に戻り,目の前に置きた現実を目の当たりにします。

響子の顔が目の前にあります。響子は翔子を守るために,黄金の林檎からの蛇をその身に受けていました。依代となる人間が,入れ替わってしまったということです。

響子も闇のエデンに入り込めたのですから,依代となる素質があったのかもしれません。

素質を持っていた人間なのですから,エリスが復活するための人間として申し分はないということになります。翔子を守るだけではダメだったということです。本当は,響子も守らなければならなかったということです。

子馬座の聖衣が外れ,響子はエリスとなって店の彼方に消えていってしまいました。

5年間会えなかった姉にやっと会えたと思ったら,また離れ離れです。再開しても,一緒にられた時間は,ほんの一晩しかありませんでした。

悲しい運命ですね。

私,強くなる

目の前には,響子が纏っていた子馬座の聖衣が残されました。

響子は,翔子を守るために再び証拠の元からいなくなってしまいました。なんとも言えない重い空気が漂います。

沙織は,少し時間がかかるかもしれませんが…,待っていてくださいと声をかけます。

子馬座の聖衣を前に,翔子は翔子なりに考えていました。今度は私が…,お姉ちゃんを助けたいのと。

翔子は,響子と同じ聖闘士になりたいということを,沙織に伝えます。確かな決意です。力強いです。

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