第6話『せめぎ合う魂!沙織vs.教皇』の感想

前回の最後の場面のおさらい,アフロディーテが沙織を連れ去るところから始まります。

第6話は,だいたい単行本第5巻のお話です。

本編

連れ去られた沙織は夢を見ます。赤ん坊だった沙織が教皇の黄金の短剣によって刺殺されそうとするところを。

普通の人間はなら,長期記憶が形成される用になってくるのは3歳頃からのはずなので,赤ん坊の頃の記憶はないはずです。赤ん坊の頃の記憶が残っているとは,さすが「神」です。普通ではありません。

善サガと悪サガの声がぜんぜん違う。善サガと悪サガの演じ方の違いなんですが,置鮎さんが完全なる善サガを演じているのを聞くのは初めてなので,ものすごく新鮮味があります。

この善サガが悪の心と戦って悶え苦しんで,悪サガに変わって……,いつも聞き慣れていたサガの声はどちらかと言うと悪サガの声だったということを知ります。

どちらの性格が前面に出てきているのかで,髪の色が変わるとは,サガの髪の毛は生きているのでしょうか。髪の毛はただのタンパク質で,色素が脱色したりして変色することはありますが,こうのような短時間で変化することはありません。この変化はまるでカメレオンのよう。サガの髪の毛はタンパク質ではなくて細胞で,色素を変化させる生きた細胞なのかもしれません。

善と悪の心の間でサガは苦しむのですが,演じ分けられるものなんだなあと感心してしまいます。善と悪の心が会話をしているシーンなど,片方は絵として現れていないですから余計にそう思うのかもしれません。

アフロディーテの信念

善サガがとっさにアナザーディメンションで女神を逃します。異次元空間で(偽)教皇の命令を受けたアフロディーテが女神を助けますが,女神はアフロディーテの名前を知っていました。

アフロディーテが女神をさらった時,アフロディーテは確かに「魚座のアフロディーテ」と名乗りましたが,女神はたしか薔薇の香気で寝てしまって意識がなかったはずです。夢うつつの中で姿と名前を記憶していたとは,さすが女神です。

アフロディーテが異次元の女神を助けたということは,アフロディーテも異次元を行き来できるわけですね。異次元に飛ばされた氷河をカミュは天秤宮に落としたぐらいだから,アナザーディメンションは黄金聖闘士にとっては必殺技ではないのかもしれません。

得意不得意はあれど,黄金聖闘士は自由に異次元を行き来できるのですね,きっと。

「神であろうとも,その力を持って人をさばくのは間違っている」

という沙織の台詞は,サガではなくアフロディーテに対して言っていますね。「力こそが正義」というアフロディーテとの話の中で,言っています。

己の信じる正義を貫くものこそが美しいのです

原作には無いセリフです。微妙にアフロディーテの台詞が原作とは違いっています。どうやらアフロディーテの性格は,無印原作およびセインティア原作と,TVアニメ版のアフロディーテの中間的な位置づけになっているようです。

「楽しみにしていますよ。あなたがいかなる神となるのか

人だけでなく,神も戦いを通じて成長するものであるという信念が,アフロディーテにはあるようです。沙織がどのように女神として成長していくのか,見守っているようでもありますが,お手並み拝見といったところでしょう。

鷲座魔鈴

聖アカデミーがデスマスクの襲撃を受けて全滅します。この場面にはエルザは出ることなくさっくり終わっています。

その報を城戸邸で沙織は受けます。城戸邸に魔鈴が来ます。

時間軸的にはいつになるのでしょうか。

無印原作では,聖域から送られた10人の白銀聖闘士のうちの一人だったはずです。おそらく,ミスティたちが倒され,魔鈴は逆さ吊りにはなったけれども脱出してアステリオンを倒し,星矢たちに「女神を守れ」とメッセージを残して去った後なのではないでしょうか。

心身ともに疲れているはずです。

それにしても,魔鈴て,こんな顔だったっけ?こんなに細かったっけ?もうちょっとむちむちじゃなかったっけ?

魔鈴が腕に止まらせている鳥が全く鷲に見えません。なんの鳥ですか?これは。もうちょっと猛禽類っぽくして欲しかった。作画が難しいのは分かるけど。

魔鈴と沙織とのやり取りが原作といろいろと違っていますが,魔鈴さんの圧倒的に強くてクールな面が強調されています。

ミライとシナトが小馬座の聖衣を修復するためにジャミールに行っているカットが一瞬入りました。ムウと貴鬼が一瞬出てて,ちょっとうれしい。

タイミング的にはいつなんだろう?暗黒聖闘士編ではムウと貴鬼は日本に龍座聖衣とともに行っていて,白銀聖闘士編の途中からジャミールに戻るので,日本からジャミールに戻った直後でしょうか。

そしてなぜか修復を終えた小馬座の聖衣を魔鈴が持ってきています。ここで唐突にムウの名前がさらっと出ています。聖闘士星矢を知っている人なら常識ですが,このセインティア翔のアニメから見た人は,「ムウって何もんやねん?」てなりますよ。

元白銀聖闘士の邪霊士

星矢に倒された白銀聖闘士が,邪神の力で邪霊士となって城戸邸に現れます。

星矢たちに倒された白銀聖闘士が復活する行はアニメオリジナルですが,冥王編と同じパターンですね。

ハエ座のディオが「はえぁえ~!」と翔子にふっとばされるのは,無印原作と同じ笑いが……。スタッフさん,いい仕事してますね。TVアニメのディオの声はデスマスクと同じ田中亮一さんでしたが,変わっていますね。田所日向さんになってます。

特訓を終えた聖闘少女たちがこいつらを軽々と倒すのはお約束。

一人で聖域に乗り込もうとする沙織ですが,そこへアンドロメダ瞬が現れて,瞬たち青銅聖闘士たちが沙織について聖域に行くと言っています。ここでは,瞬が一番最初に沙織についていくと言った青銅聖闘士ですね。

実際に聖域に乗り込むときは,瞬はジュネに阻まれて一番最後に集合するので,別にすぐに出発するわけではないようです。

沙織と翔子の間に,なにか友情のようなものが芽生えつつあるような感じです。翔子も聖闘士として,沙織も女神として,覚悟ができつつあります。

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