第3話『闇に咲く!エリスの邪精霊たち』の感想

オリオン座リゲルが響子に恋心を抱き,それゆえエリスの依代となった響子を守っている場面から始まります。

オリオン座といえば,「神話の中では優秀な漁師であったが,自分の力を驕ってしまったがためにサソリの毒針に刺されて死んでしまい,天に上げられてオリオン座となった。そして今でもサソリを嫌って,蠍座が東の空に登ってくるとオリオン座は西の空に沈み,蠍座が西の空に沈むとオリオン座が東の空から登ってきて威張り散らしている」という神話があります。

オリオン座という星座からして,蠍座ミロの好敵手となる登場人物であることがわかります。

リゲルとミロの関係が物語をどう彩っていくのか,セインティア翔という作品の楽しみの一つでもあります。

第3話は,原作2巻の1/4と第3巻の1/4ぐらいのストーリーです。

本編

「自分の中に宇宙を感じたことはあるか」

とミライが翔子に解説します。すでに聖闘士星矢シリーズを読んだり見たりしている層には当たり前のことですが,「キミは,小宇宙を感じたことがあるか」は聖闘士星矢では非常に重要な基本概念になります。

「要は小宇宙」ですべてを語ってしまう聖闘士星矢世界を語るに重要な概念です。重要な用語です。アニメ『セインティア翔』ではこの第3話で翔子の兄弟子ミライから語られました。

岩も人も爆発によって生まれた小宇宙,つまりは小宇宙(コスモ)の一つ

でも,はっきり言って小宇宙だのビッグバンだの言われても,すぐに理解しろと言われてもできるわけがありません。いきなり実践しろと言われても,できるわけがありません。

いつの間にやら池の畔に斗樹の墓。お墓って,勝手に作って良いものなのでしょうか。ここは城戸邸の敷地の一角なのでしょうか。埋葬許可証があるのかどうかは謎ですが,グラード財団のことなので,なんでもありなのかもしれません。

女神の試練

城戸沙織を次々と邪精霊が襲いかかってくるのですが,助けに行こうとする翔子をマユラが止めます。

原作にはない場面ですが,助けに行きたくても助けに行くことができない女神が受ける試練であることを印象づける,なかなか良い挿入場面です。

「この程度の試練を乗り越えられないのであれば,所詮城戸沙織はアテナの器ではなかったということ」

女神が降臨するたびに本物の女神かどうかを試す過程があるとは,なんとももどかしいもの。試練とはいえ,そのたびに聖闘士の数を減らしてしまっては,意味がないのではないかと思ったリモアします。

来るべきハーデスとの闘いを考えると,エリスとの闘いもただのアクシデントに過ぎないのかもしれません。ポセイドンとの闘いですら,アクシデントですし。アクシデントにしては,激しい戦いのような気もします。

エリスが封印された黄金の林檎が光っていて,良い演出です。

翔子の小宇宙に反応して,小馬座の聖衣が翔子の体を纏います。聖衣が光り輝いて,各パーツがそれぞれの部位に装着。花びらが翔子の体を覆って,花びらが開放されるとともに聖闘少女の姿になります。

花びらが舞い散る変身シーンは,なんとも聖闘少女らしいかもしれません。

原作ではエリスが襲いますが,アニメでは殺戮のフォノスが襲います。フォノスは蜘蛛の巣で捉えた美衣を爪で引っ掻いて,しかも胸に傷をつけ,赤い血が流れます。胸はやめんかい,胸は!

翔子の小宇宙と沙織の小宇宙の合体技でフォノスを圧倒すると,フォノスは根に乗ってエリス神殿へと戻ります。その根に乗って,翔子も一緒にエリス神殿へと行ってしまうところは原作と同じです。

教皇宮

「エデンの園に神殿が出現し…(中略)…,邪神エリスの復活と思われる星の動きも確認されている…」

サガがなりすました(偽)教皇登場!

アニメではTVアニメのときと同じようにマスクで覆って,顔が見えないようになっていますね。ちなみに,セインティア原作では顔を覆っておらず,ほんのりサガの顔がシルエットで伺える絵柄になっています。

そこにミロ登場。

セインティア原作では,台詞回しが「頂きとうございます」のところが,「頂きたいのです」になってしまっている。

ミロならやはり,「頂きとうございます」と言ってほしかった。それでこそミロなんだから。

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