第43話『教皇の間の死闘!の巻』のツッコミ感想

ツッコミ,感想,ネタバレありです。ネタバレO.K.の方のみ御覧ください。古い作品なので,ネタバレも何もないかもしれませんが,一応忠告しておきます。漫画の話とわかっていても,科学的に突っ込みたくなることってありますよね。

十二宮最後の砦の双魚宮を突破し,いよいよ残るは教皇の間の教皇を倒すのみとなりました。

本編

双魚宮の床に倒れる瞬とアフロディーテ。

瞬は普通なのに,アフロディーテの体はバラに包まれています。アフロディーテの体はバラでできているのか,それとも魚座のクロスがバラで出来ているのか…。

聖衣で覆われている部分を中心にバラが咲き乱れているので,聖衣がバラなのかもしれません。

魚座アフロディーテ
その美しさは88人いる聖闘士の中で随一といわれる……「天と地のはざまに輝きをほこる美の戦士!!」という枕詞がつくお陰で,何かと美に対するこだわりが強いキャラにされがちですが,原作では美にこだわりを全く見せない男らしいキャラです。実...

火時計

時はすでに,双魚宮の火が消えかけています。

これまで,宮を一つ通過するごとに火時計の炎が1つ消えていっていました。

氷河を氷の棺から救い出すだけの天秤宮,アイオロスの遺書を読むだけの人馬宮でも,等しく火が消えていました。

しかし,双魚宮だけは戦いが終わっても完全に火が消えてはいません。辰巳の台詞から,後30分ぐらい残っていることが分かります。

車田先生は,今までのペースでは教皇を倒す時間が全くなくなってしまうことに気づいたのか,双魚宮から時間経過がゆっくりになっています。

アフロディーテ戦だけ30分で終わるとは思えません。

仮面の下

魔宮薔薇の香気にやられて,教皇の間を目前にしながら倒れ込む星矢。

その星矢のもとに,魔鈴が現れます。

魔鈴はここに来るまで十二宮を通ってきたのでしょうか。抜け道でもあったのでしょうか?

魔鈴は星矢と違って戦いながら十二宮を突破する必要がないので,教皇の間直前で星矢に追いついたと考えるほうが妥当でしょう。

倒れる星矢を救うべく,魔鈴は自分の仮面を外して星矢に被せます。

魔鈴の仮面

魔鈴の素顔が分からない,巧みなコマ割りになっています。

こんなところで死んでしまったら,おまえの仲間たちに,あの世へ行って顔向けが出来ないだろう,星矢。

文庫版『聖闘士星矢(7)』P83

仲間たちが死んだことにされてしまっていますが,まだ死んでいません。

完全に意識を失っていた星矢ですが,魔鈴の助けで意識を少し取り戻します。それでもやはり意識朦朧はしています。そんな中,星矢は魔鈴の中に姉をみます。

魔鈴に担がれながら思い出す,姉さんとの日々……。

だけど担いでいたのは姉さんではなく,師匠の魔鈴さん。

こ…この教皇の間まで敷き詰められた薔薇は魔宮薔薇と言って,花粉を吸ったり,その棘にかすっただけで五感を失い死に至る恐ろしい薔薇なんだ。

文庫版『聖闘士星矢(7)』P85

魔鈴さんは魔宮薔薇に関する知識を,どこで知ったのでしょう?

そして鷲座の仮面が防毒効果があるというのは,鷲座特有のものなのでしょうか。

ちょっと,羨ましい機能です。

魔鈴もついに魔宮薔薇の香気にやられて倒れてしまいます。

星矢は魔鈴を助けようと,魔鈴に仮面を返します。

く…くそう…。最初から猛毒のある薔薇だとわかっていれば,こんなことにはならなかったものを…。み…みてろよ,すべて吹き飛ばしてやる…。

文庫版『聖闘士星矢(7)』P57

言われなきゃ気づかないのか!気づけよ!

そして星矢はペガサス流星拳で薔薇を吹き飛ばします。

流星拳の爆風で吹き飛ばしたということです。流星拳は音速拳ですからね。衝撃波で本来なら石段も吹き飛んでいなければおかしいですが,聖域の石段が頑丈にできています。

流石にシュラの光速拳には損傷してしまいますけどね。

星矢が魔鈴に仮面を戻したとはいえ,少しずれてしまっています。

星矢としては,魔鈴の顔を確認したくて仕方がありません。姉さんなのか知りたくて,顔を確認したい衝動に駆られます。

成長した現在の今の顔から,思い出の中の姉さんの顔とそのまま比較できるものでしょうか。人によっては,顔立ちがけっこう変わっていたりしますし…。

後で素顔を見られたと言って,魔鈴に殺されたくないだろフッ……。魔鈴のことは私に任せて早く粋な!時間も,もう30分足らずしかないんだ。さあ,早く。

文庫版『聖闘士星矢(7)』P92

シャイナさんがここまで登ってきました。

瞬がアフロディーテと戦っている中の同時進行かとも思いましたが,シャイナさんが何事もなく双魚宮を通過するためには,双魚宮での戦いが終わっていなければなりません。

アフロディーテ戦って,どんだけ短時間で終わったんだか…。

シャイナさんが十二宮を登り始めたのは,獅子宮を過ぎてからです。魔鈴と同じく,戦いながら登ってくるわけではないので,速いですね。

星矢はシャイナに見送られ,教皇の間を目指します。

教皇の仮面

教皇の間の扉から重いからと言って,ペガサス流星拳で開けたりなんかしたら,扉が開くというよりも,破壊されるような気がします。しかし破壊されることなく普通に開く扉って…,何なんでしょう?

教皇の間にたどり着くと,教皇は自ら仮面を脱いで素顔を晒します。

さあ,あんたを下まで引きずってでも連れてゆくぞ!そして女神に刺さった黄金の矢を抜いてもらう!!

文庫版『聖闘士星矢(9)』P99

ここまではいい。

だけど,なぜここで教皇の胸に向かってパンチをするのだ?

もし,教皇がここで死んだら,女神に刺さった黄金の矢を抜くことなんて出来ないでしょうに!

何考えてんだ!?!(たぶん星矢は何も考えていない…)

いかもそのまま続けてペガサス流星拳を放っている始末ですし…。もう,バカかアホかと…。

その一方で,流星拳をかわすことなくその身に受けて,たじろぎもしない教皇…。

流星拳の威力は…,ケンシロウのパンチの威力が67tらしいので,それと同等か(北斗の拳より残像数が多いので)それ以上だと思われます。

たじろぎもしないなんて,ありえんだろ!

しかも,法衣のみで聖衣を纏っていないんですよね。

そして破れない法衣。なんという法衣の防御力なんでしょう。

教皇…

教皇は,黄金の矢を抜くことが出来ないだなんて,矢座トレミーは嘘をついたということになりますね。

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今までトレミーは放っていた矢は教皇が抜いていたのだけれど,今回だけは教皇でも抜けない矢であることを知らずに「これを使え」と渡されていたのかな。

はるかなる昔,アテナは右手には勝利の女神を,そして左手には楯を持っていたのだ。いわばその2つことがアテナの証でもあるのだ!右手の勝利の女神!左手の楯!!

文庫版『聖闘士星矢(7)』P103

はるかなる昔でもなんでもなくて,今現在でもアテナの像は右手に勝利の女神,左手にはイージスの盾を持っているはずだけど……。

とはいえ,勝利の女神は黄金の杖のとともに沙織の元にあるから,イージスの盾のみなんでしょうけど,はるかなる昔の話ではないでしょう。

アテナ神殿へ早く行け。そしてアテナの盾を女神の方向にかざすのだ…。そうすれば,女神の胸に刺さった矢など,跡形もなく消え去る…

文庫版『聖闘士星矢(7)』P105

解決法が分かっているのなら,わざわざ星矢たちが教皇の間まで来るのを待たずに,自分でイージスの盾をかざして黄金の矢を消し去ればよかったのに…。

善サガも完全なる善ではないと言えますね。

そして苦しみだす教皇…。

髪の色が変わり,悪サガへと変貌します。

そして

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でも突っ込みましたが,

髪の毛はただのタンパク質です。細胞ではありません。細胞でしたら,カメレオンのように短期間で色は変わりますが,タンパク質は変わりません。小宇宙で染料を送り込んで染めているに違いない。

そして急に星矢を攻撃し始める教皇です。

真の教皇

場面は変わって,双魚宮から教皇の間へと続く石階段。

気を失っていな魔鈴が意識を取り戻し,そこにはシャイナが立っていました。

魔鈴は日本へ行ったあと,そのまま行方不明ということになっていました。魔鈴はスターヒルへ行っていたのでした。

スターヒル

教皇のみが立ち入りを許され,星見をする場所。聖闘士でも勝手に入り込むことは不可能と言われ,地上で最も天に近い場所。

見た目は,切り立った断崖絶壁の岩山。その頂上に,どうやって建てたのかわからない小屋が建っている。

スターヒルの頂上の祭壇の上で発見したのさ。十年以上もたった教皇の死体をね…

文庫版『聖闘士星矢(7)』P109

年月から考えて,白骨化して誰だかわからないと考えられるのですが,ひょっとしたら,白骨化せずにミイラ化していたのかもしれません。

真の教皇のお姿を,魔鈴は知らないと思いますし,来ている服や装身具はサガが教皇を暗殺した際に引っ剥がしたとおもうので,身につけていたものはなかったはずです。どうやってその死体が教皇だと分かったのでしょうか。

教皇の正体

いかなる勝利をも掴むことのできる勝利の女神と,神や悪魔のいかなる攻撃をも退けるアテナの盾!(中略)この私が彼らと互角の力をもって地上を支配することができるのだ!

この私が直に地上の支配者となるのだ!!クククク…

文庫版『聖闘士星矢(7)』P111

勝利の女神と盾さえあれば,ゼウスやポセイドン,ハーデスに勝てるなんて,なんて脳内お花畑なんでしょう!

それだけで勝てるのなら,聖闘士なんていらないじゃん。

過去の聖戦だって,そんなに苦労しなかったはずじゃん。

そんなことないよね。

そして再び星矢はペガサス流星拳を教皇に向けて放つと,教皇の法衣だけが破けます。

先程はペガサス流星拳を受けても法衣が破けるなんてしなかったのに,なぜ今回に限って破けるのでしょう?

ここへきて私の体をお終え!我が聖衣よ!!

文庫版『聖闘士星矢(7)』P113

呼ばれて飛び出て,双子座の聖衣。

もう,完全に正体がバレました。

先程来ている法衣が完全に破れてなくなったので,裸に聖衣です。

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