第20話『白銀聖闘士!!美しき抹殺者の巻』の感想

ツッコミ,感想,ネタバレありです。ネタバレO.K.の方のみ御覧ください。古い作品なので,ネタバレも何もないかもしれませんが,一応忠告しておきます。漫画の話とわかっていても,科学的に突っ込みたくなることってありますよね。

ムウ様とミスティのやり取りが好きなんですけど,アニメではこのシーンがなくなってしまったのが残念ですね。

本編

富士山に流れ星が落ちるところから始まります。聖闘士がテレポートで移動しているところは,流れ星で表現されます。

聖闘士は地上にテレポートで地上に着地するので,地上まで流れ星が落ちてくることになります。地上から見ている一般人には,隕石が落ちてきたと思うのではないでしょうか。火球になっていないのが不思議なくらいかもしれません。

その流星は攻撃的小宇宙を発しています。貴鬼はその小宇宙にビビりますが,流石は黄金聖闘士のムウ様は,ビビることなく冷静に状況を判断します。冷たく見えますが,青銅聖闘士の身を案じる優しさはあります。

我らみな兄弟

一輝から「我が弟」と言われた星矢は驚き,その真相を一輝に確かめます。

六年前,聖闘士になるべく集められた百人の孤児。つまり俺たちは母親こそ違えどただ一人の男を父親とする兄弟だったのだ。by 一輝

文庫版『聖闘士星矢(3)』P132

集められた孤児は男の子ばかりですが,一輝の説明に出てくる子どもたちは女の子もいます。星矢も星華という姉がいます。集められた100人の孤児は男の子ばかりですが,同じ数だけ女の子もいたと考えるのが普通です。

だが,その名を聞けば全身の血を捨てたくなるぞ。なぜなら,俺たち全員が,この世で最も憎悪の対象としている男だからだ……。

文庫版『聖闘士星矢(3)』P133

その時集められた孤児の年齢の幅は3歳ぐらいと仮定して,女の子もいるから200人の子どもをその3年間に作ったとして……。

単純計算で5日に1人の割合で子どもができていた計算になりますね。20代女性の場合,排卵日における妊娠成功率は5割で,その割合は年齢とともに下がってきます。

男性の精子も受精能力は20代がピークで徐々に下がってきます。

さて……,どのくらいの割合で子作りに励んでいたか……。以下自粛……。

リアルタイムで読んでいた時,計算してしまいましたよ。一輝と瞬,星矢と星華といった兄弟もいるから,同じ女性に複数の子どもをつくらせてもいたんですよね。

100人の孤児たち全員が兄弟という設定は,さすがにアニメではなくなっていましたね。なかなかにヤバイ設定ですし。

リアル城戸光政を目指したのか,複数人の女性に自分の子どもを作らせた事件があったときは,びっくりしました。

洞窟崩壊

突然地震のようなものが起こり(実際はミスティが起こした),星矢は逃げようとしますが,一輝は逃げようとしません。自分の弱さを自覚したからでしょう。

白銀聖闘士

ここで,白銀聖闘士蜥蜴座ミスティが登場します。襟足の高いマントを身に着けています。鷲座魔鈴も聖衣を纏って登場しますが,マントは付いていません(男女差別じゃねえか!)。第1話でも魔鈴は聖衣を纏って登場していますが,相変わらずどこを守っているのか分からない聖衣です。

彼らがテレポーテーションして脱したとでもいうのか。バカな,彼ら青銅聖闘士にそんな芸当ができるわけがない。ならば彼らを助けた人間がいるということか……。(中略)ならばこのミスティはその諜報人を追おう!!

文庫版『聖闘士星矢(3)』P141

このミスティのセリフから,テレポーテーションは青銅聖闘士はできないけれど,白銀以上の聖闘士になればできるということになります。

青銅聖闘士は飛行機等の移動手段が必要ですが,白銀以上は必要ないのですね。羨ましい。

流星

洞窟が崩壊した時,ムウ様がテレポーテションで星矢たちを逃したんですね。青銅聖闘士だけでなく,暗黒聖闘士も一緒にテレポーテーションしています。その理由は後ほどわかりますが,なかなか考えていますね。

彼らをあんな所で死なせるにはまだおしい。しかし,一輝のみがどうしたことかテレポーテーションに乗ってこなかった。

文庫版『聖闘士星矢(3)』P142

ムウ様のテレポーテーションを拒否するなんて,一輝の力も大したものです。

ここでもムウ様は,自分が黄金聖闘士であるということを隠しているので,本気の力を出してはいないと考えています。小宇宙を使わず,力をセーブした状態で8人をテレポートさせたと考えています。

い…いけないムウ様!!このままでは32.3456秒後には追いつかれます!!

文庫版『聖闘士星矢(3)』P143

貴鬼の計算能力すごすぎ!!まだ8歳の男の子ですよ。流石は未来の黄金聖闘士!計算速度もすでに光速なのかもしれません。

白銀聖闘士

やはりあそこまでの行いができるのはあなたか…。噂に高いジャミールのムウ。聖衣の修復だけしていればよいものを……。

文庫版『聖闘士星矢(3)』P144

ミスティ,良いのかなあ,黄金聖闘士様にそんなことを言って……。

このときのムウ様は聖衣の修復師という設定しかなく,黄金聖闘士という設定は後付だったとはいえですね……。いろいろとネタにできるシーンですね~。ムウ様が黄金聖闘士であるということをもしミスティが知っていたら……,恐れ多くてあんなセリフは吐けません。

ここのシーンはいろいろと想像力を掻き立ててくれるので,ネタにさせていただきましたけどね。

羊たちの沈黙II
原作よりムウと老師は知り合い射手座の聖衣が加工を施されていたムウと老師が青銅を陰ながら援助先にペガサス座聖衣は貴鬼が運び、紫龍は棺桶に入れられて後からムウに運ばれた富士山麓から星矢たちをテレポートで助け、しばらく様子を見て...

そして

いやだといえば……。

文庫版『聖闘士星矢(3)』P144

このセリフにムウ様の余裕を感じます。黄金聖闘士の余裕です。白銀がいくら束になってもかなわない余裕さです。余裕の笑いを浮かべているようにも見えます。

ミスティは指一本でムウの足元にクレーターを作成しますが,黄金聖闘士のムウがそんなことにビビるわけなかろう。

ミスティがムウの正体を知ったら,穴があったら入りたいどころか,無礼なことをしてしまって自害したいくらいの気持ちになってしまうのではないでしょうか。

意識を取り戻す星矢

星矢は気を失っていましたが,ここで意識を取り戻します。自分が置かれている状況がどうにも飲み込めません。星矢にとっては初見となるムウと貴鬼がいて,師匠の魔鈴がいて,白銀聖闘士蜥蜴座のミスティがいます。

なぜ星矢が白銀聖闘士に命を狙われているのか,全く説明がありません。混乱する星矢です。でも,地震を起こしたのは白銀聖闘士であることははっきりしました。

各地の地震計が揺れて,地域住民は富士山爆発か!?なんて一瞬大騒ぎに成っているのではないでしょうか。震度にして,大したことはなかったかもしれませんがね。

聖闘士は殺るか殺られるかの世界なので,ミスティと戦うことにしてしまった星矢です。

ムウは話し合いのために浜辺に降り立ったはずですが,全く話し合いになっていません。そもそも,どのような交渉をするつもりだったのでしょうかね。

ミスティvs.星矢

戦いとは実力が等しい者同士でできるもの。青銅と白銀では天地の開きがあるのだ。しかも聖衣を纏った白銀聖闘士を相手に!!生身の体でしかも力尽きたおまえがどうやって戦えるのだ。ククク

文庫版『聖闘士星矢(3)』P157

星矢とミスティがそんな言葉を交わしている間に,貴鬼にペガサスの聖衣を回収させるムウ様です。先を読んでの行動ですね。

ムウは星矢の味方をしているわけではないと言っていますが,どう見ても味方をしていますね。味方をしているというよりは,星矢の力を試しているのかもしれません。

聖衣を纏った星矢は早速ミスティにペガサス流星拳を放ちますが,全く効きません。避けもしません。防御壁を張っていますからね。ミスティは防御技を持っている数少ない聖闘士です。

ミスティに殺られそうになる星矢を見ていられなかったのか,魔鈴は星矢の心臓を打ち抜きます。それにしても,聖衣って,身を護る鎧のはずですが,簡単に撃ち抜かれてしまうものなんですね。

でも,ムウ様は気がついています。流石ですね。魔鈴のまやかしであることを。貴鬼は気づいていませんけどね。

蜥蜴座ミスティ
聖闘士星矢界きってのナルシスト。白銀聖闘士の中では美形であることには間違いありませんが……。そこまで酔いしれるものなのだろうか。いろいろとインパクトが強すぎて,突っ込みがいがあるキャラなので,白銀聖闘士の中では愛されキャラ...

さて,ムウよ。あなたがここまで青銅たちを救おうとした理由を答えてもらおうか。あなたは聖衣の修復だけをしていればよいはず。それとも聖域に対して反逆の意思でもあるというのかな。返答によってはこのまま生かして帰すわけにはいかないが……

文庫版『聖闘士星矢(3)』P167

ミスティよ,お前は一体誰に向かってそのようなことを言っているのだ。相手は黄金聖闘士だぞ。生きて帰れないのはミスティの方だぞ……。と,ムウの正体をわかっている人は突っ込みたくなるところです。

続々と白銀聖闘士

白鯨座モーゼスが紫龍を,猟犬星座アステリオンが瞬を,ケンタウルス星座バベルが氷河を担いできます。

そうか,魔鈴の指図で彼らは最初の流星を追ったわけか…。ならば,もう少し錯覚しておいてもらおうとするか…。

文庫版『聖闘士星矢(3)』P171

何か思わせぶりなムウ様です。策士です。魔鈴もそれに協力している感があります。阿吽の呼吸のごとく協力しあっている感じです。

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