第1話『女神の聖闘士の巻』の感想

ツッコミ,感想,ネタバレありです。ネタバレO.K.の方のみ御覧ください。古い作品なので,ネタバレも何もないかもしれませんが,一応忠告しておきます。漫画の話とわかっていても,科学的に突っ込みたくなることってありますよね。

それがまた楽しいのですけれども。

本編

『ギリシア神話の時代ー

英雄ペルセウスは怪物メドゥサの首を

斬り落とした。

その血溜まりの中から

美しい翼を持った

天馬ペガサスが誕生したという

そしてペガサスは

天に駆け上がり

星座になったのだ…

日本人の新婚カップルと思われる夫妻が夜のアテナ神殿を訪れます。そこに空から少年が降ってきます。

普通に考えれば,岩場にほんのちょっと頭を打ち付けただけでただでは済まないはずですが,車田世界では,かなり高さのある場所から後頭部を打ち付けても平気です。脳震盪すら起こしません。敵キャラは死ぬことはあっても,主役クラスは平気です。

星矢の師匠である魔鈴が星矢を追ってくるのですが,魔鈴さんは聖衣を纏っています。星矢は革の防具をつけただけの生身の体です。

明日のカシオスとの決戦に備えた特訓だと言いますが,片方は防具をつけて,もう片方は何も防具をつけていないというのは,ズルくないですか。聖衣は聖闘士のパワーを増幅もさせているのですから,そんなのに殴られたらたまりません。

そして魔鈴の一撃でまた空を舞い,頭から地面に叩きつけられます。死なないのはさすがです。

星矢と対戦するカシオスの残虐性が強調されています。星矢をそんな目に合わせたくないから特訓すると魔鈴は言っていますが,星矢は拒否します。

聖闘士でなくても,実生活で経験があると思いますが,何かスポーツの試合の前は練習に励むよりも,逆に練習は軽めにして体を休ませたほうが良い結果が出せるってことはありませんか。星矢が求めていることは,それと同じことですよね。

明日のカシオスとの決戦に勝てる自身を示すために,星矢は小宇宙を燃やして地面にクレーターを掘ります。魔鈴はその時,星矢の後ろに守護星座となるペガサスの姿を見ます。絵には表現されていませんが,台詞で表現されています。

女神の聖闘士

その様子に驚いた観光客の夫妻は,アテネ市街の教会の神父さんから,女神の聖闘士の話を聞きます。

教会の神父さんはキリスト教でギリシア神を信仰しているわけではありません。ですが,ギリシア人の教養としてギリシア神話を知っていて,そしてギリシア神話の中にも登場しない聖闘士のことをなぜか知っていました

この神父さんは,どこで聖闘士のことを知ったのでしょうか。聖闘士の存在は殆ど知られていないことになってるはずなのに。

この世に邪悪がはびこる時,必ずや現れるという希望の闘士。

しかしもはやギリシア神話の中にもその名は存在しない幻の少年たち,女神の聖闘士。

その拳は空を引き裂き,その蹴りは大地を割ったという。

星矢対カシオス

教皇の前で,聖衣をかけた最終決戦を行います。

決勝戦まで9人と戦い勝ち抜いてきたということですが,単純計算して2の10乗の参加者がいないと,10回戦まで行えません。シードがあれば別ですが,聖衣を手に入れるのはかなりの狭き門であることが伺えます。

青銅聖闘士ですらこれですから,白銀や黄金聖闘士になるには更に狭き門となっていることでしょう。

聖域の外に出て特訓を行ったために,脱走の疑いが持たれます。脱走は厳罰とは,聖域で修行する候補生にとって,聖域どころか監獄ではないでしょうか。とても聖域とは思えません。

アイオリアの

勝負というものは,いつも同じとは限らない

この言葉,好きです。スポーツの世界でもそうですよね。勝負はいつもランキングどおりではないですから,いつだって真剣勝負ができるのです。

賞品となるペガサス聖衣登場

雑兵たちが,まるで聖衣というものを初めてみたかのように騒ぎ出すけど,見たことがないわけないでしょう。

巨大化するカシオス

別にカシオスが巨大化しているとは思いません。星矢の体を握れるほどの巨体の持ち主であるようです。

星矢のウエストが70cmだと仮定すると,カシオスの手のひらの大きさは60cmぐらいある計算になります。一般男性の手のひらの大きさは,20cmぐらいだと思いますので,カシオスは重度の巨人症だったのではないかと思われます。身長も4m以上ありそうです。ギネス記録を大いに上回ります。プロフィールでは201cmということになっていますが,そんなことはないでしょう。

アイオリアは,いつもは感じなかった星矢の小宇宙を感じます。魔鈴は星矢の試合をじっと見守ります。

6年の月日

魔鈴は星矢の試合を見ながら,星矢が弟子入りしてから今日までのことを回想します。

星矢が魔鈴に弟子入りした時,魔鈴は10歳だったはずですが,10歳とは思えない成熟した体つきをしています。すでに大人の体です。

子どもが自分よりも少しお姉さんな子どもに弟子入りをして修行をするわけです。少年兵が少年兵を育てているのです。修行内容は,ほとんど児童虐待です。普通世界ではありえません(これは漫画だ)。

魔鈴がお前の星座はペガサスだと言っていることから,弟子入りをした時すでにペガサスの候補生だという認識だったのでしょう。それにしても,聖闘士の守護星座はいつどのようにして決まるのでしょうか。

運命で決まっているのなら,運命を持たない子どもたちに修行を受けさせるのは無駄ではないでしょうか。運命づけられた子供だけをしゅぎょうさせた方が,効率は良さそうです。

お前は自分の体内に宇宙を感じたことがあるか

星矢の台詞ですが,星矢の世界観では重要な事柄です。これなくして星矢を語れません。

星矢の拳がペガサスの星座の軌跡を描き,流星拳を放ってカシオスを倒します。

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