第15話『瞬!怒りの星雲の巻』の感想

ツッコミ,感想,ネタバレありです。ネタバレO.K.の方のみ御覧ください。古い作品なので,ネタバレも何もないかもしれませんが,一応忠告しておきます。漫画の話とわかっていても,科学的に突っ込みたくなることってありますよね。

本編

貴鬼が十風穴の前で星矢に託された鈴を鳴らしながら,死んだ人間が来れるわけないんだよと思いつつ座っていると,棺桶が飛んできます。

棺桶の中には紫龍が入っています。棺桶はキリスト教系のデザインで,十字架が刻まれています。ギリシア神話はキリスト教とは関係がないですし,ましてやジャミールはキリスト教とは何の関係もありません。

棺桶の十字架の意味が分かりません

瀕死の星矢

瞬は氷河とは違い,星矢が鳴らす鈴の音に気づきます。しかもそこには黄金聖衣の2つのパーツ。

瞬があたりを探すと,崖に星矢が引っかかっています。すぐに鎖を投げて星矢を救おうとするあたり,心優しい瞬らしいです。他のキャラではそうはならなかったでしょう。

投げた鎖が星矢の手首に巻き付きます。どうコントロールしたら,鎖が手首に巻き付くのでしょう。崖の僅かな出っ張りを掴んでいる星矢の手首に巻き付くのです。星矢の手首と崖の間に,隙間はほとんど存在しないと考えられるのですけれど……。

星矢を救おうとする鎖(左手)ではなく,空いた瞬の右手を黒い鎖が襲いかかります。暗黒アンドロメダです。

vs.暗黒アンドロメダ

暗黒アンドロメダは,暗黒流星拳,別名黒死拳の解説を瞬に向けてします。星矢は,暗黒流星拳を受けてしまったために,瀕死の状態で崖に引っかかっているのですから。

暗黒流星拳の解説をした後,暗黒アンドロメダは,

そいつの体はすでに九分以上黒くなっている。もはや1,2時間の命だ。

残りの10%が黒くなるのに1,2時間かかるということは,暗黒流星拳を受けてからすでに9~18時間も経っているということになります

最初の90%はあっという間に黒くなるけれど,残りの10%が黒くなるのじ時間がかかるとは思えません。

暗黒流星拳を受けてから,そんなに経っているとは思えませんが,暗黒アンドロメダの言っていることが正しいのであれば,瞬は誰にも合うことなく洞窟内を10時間以上もうろついていたことになります。

星矢はその間ずっと,崖に引っかかっていたことになります。

星矢を助けるために身動きが取れない瞬を,暗黒アンドロメダの鎖が容赦なく襲いかかります。星矢を助けるためにひたすら耐える瞬です。男です。

暗黒アンドロメダは,星矢を縛る鎖を離せと迫ります。

は…離せば死ぬと分かっているものを,離すことなどできない……

意地でも話さない瞬です。

暗黒アンドロメダも意地です。さらに攻撃が激しくなります。それでも耐える瞬です。

そこに暗黒龍星座が登場します。

あの坊やはかりにも一輝様の弟だ。あまりいたぶらずに,一思いにトドメを指してやれ。

その一言で,暗黒アンドロメダは瞬に向けて必殺技,暗黒流牙星雲を放ちます。

鎖が蛇となって瞬に絡みつきます。金属である鎖がどうやって蛇に化けるのかは謎です。おそらく,幻影を見せているのではないかと思います。

鎖が蛇になるわけがないのですから。

黒い鎖は蛇と化し,貴様の五体を締め付けていく!

瞬は』蛇にまとわりつかれているだけで,締め付けられているようには見えません。締め付けるだけなら,わざわざ鎖が蛇に変わる必要はありません。

蛇に変わるのはただの無駄とも言えます。

さよならだぜ…!

星矢は気を失っているよう失っていません。瞬に話しかけます。

星矢のあの状態で声を出せるようには見えないので,すでに小宇宙会話を習得していると思われます。意思疎通をすることに集中すれば,一見小宇宙を燃やしていないように見えても燃えているのかもしれません。

星矢は自分のことは構わずに,やつを倒せと主張します。しかし心優しい瞬にとって,そんなことはできません。

星矢は,瞬に戦いに集中して欲しくて,自ら鎖を断ち切ります。しかも手刀で!聖衣を身に着けていない生身の体です。瀕死状態なので,小宇宙なんて燃えていません。

それでも手刀で金属である鎖が切れてしまいます。

聖衣が脆いのか,星矢の手刀がすごいのか……。

鎖を断ち切った星矢は,崖下へと落ちていきます。

第12話『つかめ!友情の星雲鎖』の感想
本編一輝と氷河が対峙するところから始まります。台詞回しが多少原作とは違いますが,氷河のいきなりダイヤモンドダスト攻撃がまったく通用しない状態からの一輝の反撃は変わりません。アニメではここにキグナスダンスが入るぐらい...

黄泉返りの紫龍

一方その頃,紫龍が棺桶の中から出てきます。

生き返るために,わざわざ雷による電気ショックを受けています。

ここは富士の樹海の十風穴の前です。そんな場所で地面に置かれた棺桶に雷なんて落ちようがありません。ムウが超能力で紫龍の棺桶に誘導したとしか思えません。

雷まで誘導できてしまうムウさまの超能力って……,すごい。

牡羊座ムウ
黄金聖闘士のお色気?担当。年少組の中ではリーダー的な存在で,参謀的な立ち位置。ある意味教皇に最も近い男なのかもしれない。星座占いではおひつじ座は最もリーダー的な性格をしているから,キャラの性格付けが星座占いどおりになされている聖闘...

紫龍が生き返って驚いている貴鬼の横に,ムウが現れます。紫龍が生き返るのに合わせてこの地に来ています。

いわば龍は二度,死の深淵より舞い戻ってきたのだ!!

紫龍がこの先死にかけるのは,ここだけではありません。この先,何度も死ぬと見せかけて死んでいないのが紫龍です。

7日前のジャミール

この2つの聖衣は死んでいる。その聖衣を蘇らせるには…(中略)…少なくともあなたの体の半分の血液は必要でしょう。知っての通り,人間の体は1/3の出血で死に至ると言われています。聖闘士も生身の人間,例外ではない。それでもよろしいか。

その話を聞いて,手刀で手首を切って聖衣に血を与える紫龍です。

血が必要だと聞いて,血をどのように使用するのかを聞くことなく,ただただ自分の血を聖衣に振りかけています。

生き返らせるための血の使用法が異なっていた場合,紫龍はどうするつもりだったのでしょう。詳しく聞かずにすぐに手首を切ってしまうなんて,気が早すぎです。

紫龍は体の血液の半分を失ったところで気を失います。

この紫龍は友情を信じられる男。殺すには惜しい男。

ムウが紫龍の傷口に触れると,出血が止まります。貴鬼が驚いています。貴鬼は修行中に怪我をした時,ムウに直してもらったことがなく,自然治癒に任せられていたのでしょう。

貴鬼がムウの治癒能力を見たのは,この時が初めてだったようです。

修復をする気になったムウは,貴鬼に道具を用意させます。

そ…それではムウ様…数年ぶりに修復を……

貴鬼は8歳。その貴鬼が数年ぶりに修復と言っているのです。貴鬼は数年前の修復を覚えているのでしょうか。よく覚えていたものです。

修復をするムウとて,数年ぶりです。腕が鈍ったりしないのでしょうか。

腕が鈍っていたから,ペガサス聖衣があんなにダサいデザインになってしまったのかもしれません。次に修復されたときは,ちょっとマシになっていましたからね。

槌とノミで聖衣をどうやって修復していくのか,ファンの間ですら謎です。姿も変わりますし。

紫龍は今黄泉の扉に立っている。その扉を開けて彼岸へ行くかこちらへ戻るかは,彼の小宇宙次第……

紫龍の場合,紫龍本人も言っていますが,小宇宙というよりは「死神に嫌われている」としか思えません。

紫龍参戦

体の中の血液の半分を失っても,戦う気満々の紫龍です。かなりフラフラのはずです。だるくて仕方がないはずです。全身に酸素が行き渡っていないはずですからね。

たとえかすり傷でも出血すれば間違いなく死ぬ。三度目の復活など,もはやないのですよ。

と,ムウが止めるにもかかわらず,洗浄に向かおうとする紫龍です。ムウも紫龍のこの行動を期待していたことでしょう。

戦地に向かう紫龍に,ムウは修復した龍星座聖衣を差し出します。

本気の瞬

星矢が自ら鎖を断ち切って崖から落ちてしまうと,瞬は涙を流します。涙を流しつつ,瞬は本気で起こります。瞬は怒らせてはいけない人です。

怒りの瞬は小宇宙を燃やして,体にまとわりついた蛇を断ち切ります。蛇は砕けた鎖へと姿を変えます。筋肉の力だけで何重にも巻き付いた金属製の鎖を断ち切っています。聖闘士の筋肉は,力だけでなく硬さもあるようです。

ぼくを本気を怒らせた罪だ!

「罪だ」と言っている時点で,瞬は「お前こそ何者だよ」という感じです。相手に対し罪と言えるのは,裁く側です。後にはハーデス瞬になる瞬なので,罪と言ってしまえる資格はあるとはいえますけどね。

瞬の本気のネビュラチェーンが暗黒アンドロメダを倒しました。

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