第30話『燃え上がれ!愛のコスモ』の感想

昔のアニメなので今更ネタバレもなにもないのですが,一応ネタバレO.K.の方のみご覧ください。リアルタイムでTVアニメを見ていました。今再び原作と映像を見直して,感想を述べたいと思います。

当時はアニメが原作に追いついてしまったがゆえに,アニメオリジナルのエピソードが挿入され,それがまた原作との矛盾を生み出し,原作以上にツッコミどころ満載の作品となりました。ツッコミを入れながら楽しめるのも,この作品の良いところでもあります。

本編

カラスに連れ去られようとする沙織を必死に追いかける星矢。

沙織を吊り下げている紐ってかなり細いのですが,こんな細い紐で吊り上げられたら,紐が食い込んでかなり痛いはずですよ。

痛さで気絶をしてしまったのか,気絶しているから痛さに気がついていないだけなのか。

痛さで目が冷めてもおかしくないレベルとも考えられないでしょうか。

一か八かだ。燃えろ小宇宙よ!ペガサス流星拳!

星矢

空中でペガサス流星拳を放っているよ。踏ん張らなくて大丈夫なのか?

アテナを守れ

カラスに結び付けられた紐を流星拳で切り落とすと,沙織の体は落下していきます。

最終的にカラスは全部離れていきますが,数羽は残っていた上に,空気抵抗の大きなドレスを着ていたおかげで,沙織の落下速度は星矢よりも遅くなりました。

これが,カラスが一気に撃ち落とされて,空気抵抗の少ないパンツスーツを来ていたら,星矢と落下速度がおなじになってしまいます。落下中の沙織を,後から落下してきた星矢が受け取ることなど出来ません。

沙織の体を左腕で受け止め,右手で着地をしたのは良いけれど,星矢の右腕が折れます

音速を超える拳を受けても,アイオリアの光速拳を受けても平気だった右腕が,音速を超えないただの自由落下で聖衣もろとも砕けるとは……。

星矢の腕は,強い力よりも弱い力のほうが折れやすいのか?んな馬鹿な…。

さらに崖下に落ちていこうとする沙織を,星矢はなんとか腕を掴んで食い止めます。

落下している腕を掴んで落ちるのを阻止したのは良いけれど,かなりの衝撃が沙織の左肩や左腕関節には掛かったはず。

これで脱臼していないとは,さすが神!

星矢が沙織を救うためにバランスを崩したところをジャミアンが狙いますが,そこはすかさず星矢が避けて反撃し,ジャミアンは崖下へ。

星矢は崖から落っこちても平気だったのに,平気ではないジャミアン。カラスが天馬より飛べないわけがないでしょう。

飛べよ!と言いたい。

いちおう,崖の途中で岩でも掴むことが出来たのか,這い上がってきてはいますけどね。

気を失っている沙織を抱きかかえたまま沙織を見つめる星矢。折れた腕のことはすでに忘れている模様です。腕が折れていたら,激痛のあまりじっとしてなんかいられないはず。小宇宙でなんとかなっているのかな?

崖を必死に登ろうとするジャミアンを見て笑みを浮かべる星矢。腕が折れているのに,笑みを浮かべる余裕があるとは,星矢の痛覚は一体どうなっているんだ?

それにしても,そこ,笑うところ?

シャイナ

第24話『戦え!女神のもとでの巻』の感想
本編砂浜に寝転がっている星矢のもとに,他の青銅聖闘士たちが集まってきました。散々星矢の小宇宙が爆発していたので,さすがにただ事ではないことぐらい気づいて集まってきたのでしょうね。アテナを守れセイ...

まだまだ甘いね,星矢。この前の借りを,返しに来た。

シャイナ

借りも何もないとは思いますけど。

シャイナは味方のジャミアンにも手厳しいです。白銀聖闘士は男が情けないのか,シャイナさんと魔鈴さんがかっこよすぎるのか,言うまでもなくその両方ですね。

ちっ,右腕は使えないし,よりにもよっていちばん苦手なシャイナさんが…

星矢

右腕はだらんとしたまま…,なのは良いけど,本当は激痛のはず,何度も言う。

崖と絶壁に阻まれて…,というか,崖の途中にある小道でシャイナとジャミアンに挟み撃ちになっている星矢。

執拗に,星矢に戦いを迫るシャイナ。

渡せるかシャイナ!このお嬢さんは,俺の大切な人なんだ!

星矢

言っちゃったよ。

大切な人と聞いて,シャイナがワナワナと震えているではないか!

そしてこのタイミングで意識を取り戻す沙織お嬢さん。

星矢と沙織の会話を聞いて,さらに震えが止まらなくなるシャイナ。イチャイチャしているところをこんな風に見せつけられたら,そりゃあ,腹立ちますわな。

くっそぉ!2人とも死ねぇ!

シャイナ

シャイナさんの表情は見えませんが,仮面の下はきっと涙を流しているはずです。

近寄るなシャイナ!見てろ!

星矢

星矢はこの時のシャイナさんの気持ちがわかっていなかったとはいえ,ひどい。

シャイナさん(の心)を傷つけているなんて,微塵も思っていないのでしょうね。

ということで,沙織を抱きかかえて星矢は崖から飛び降りました。

星矢が沙織を抱きかかえて崖から飛び降りた時の衝撃と,聖闘士同士の戦いで音速を超える拳を受けた時の衝撃を考えると,音速を超える拳を受けた時の衝撃のほうが遥かに大きいのではないかと思われます。

音速の拳を受けることと比較したら,崖から飛び降りることなんて大したことではない,と星矢は考えて飛び降りたのかもしれません。

フッ,星矢,相変わらず可愛いことするじゃない。お前が夜空を飛んでいく姿は,まるで流星のようだったよ。

シャイナ

星矢は夜空というより,崖下に跳んでいったんですけど…。

崖下に落ちていく星矢を見て,どうして夜空の流星になるのか…?

聖闘士なので流星と表現したくなるのも分かりますが,場面的に流星というよりもホタルと表現したほうが理にはかなっていると思います。

ジャミアンはすぐに追うことを提案しますが,シャイナは夜明けまで待てと言います。

今下に行ったところで,星矢たちを見つけることはできない。明るくならなきゃね。第一,いくら聖闘士でも,ここから飛び降りて無傷ってわけにいかないだろうよ。逃げられるわけがない。

シャイナ

聖闘士の存在は,暗闇でも小宇宙を使ってものを見ることができるので,明るくなるまで待つ必要はないと思います。

小宇宙(こすも)とは
小宇宙とは,聖闘士の体内に秘められた宇宙的エネルギーといわれています。聖闘士は生命の根源である小宇宙を爆発させることによって,原子を砕くような超人的なパワーを生み出します。聖闘士の戦いは,小宇宙をより燃焼させて爆発させたほ...

冥王編なんて,暗闇の中で戦っていますし,十二宮編でも後半は日が沈んで暗くなっている中で戦っています。

星矢,お前は初めて私の素顔を見てしまった男。私に残された方法は2つあった。でも,もうお前を殺すしかない!

シャイナ

星矢をなかなか殺せくて,仕方なく星矢を愛そうと考えを改めようと考えたけど,星矢と沙織の仲を見て,愛することもかなわないと悟って殺すしかないという結論に達してしまったということですね。

翌朝

シャイナとジャミアンは崖の小道でそのまま野宿したようです。

ジャミアンはカラスに突かれても置きないほどの爆睡。聖闘士がそれで良いのかと問い詰めたい。

シャイナはいち早く起きて,崖下へ星矢たちを探しに行きます。

星矢は私が青の世へ送ってやる。あの小娘と引き離してね。

シャイナ

原作のシャイナさんは嫉妬の炎を燃やすような人ではなく,わりとサバサバした感じの性格のはずですが,TVアニメのシャイナさんはどうしてこんな嫉妬深くなってしまったのでしょうか。

沙織お嬢様

ここで挿入歌。懐かしい。カセットテープで何度も聞いた昔を思い出します。

ビューティフルチャイルド♪

あなたの心に♪映っているのは♪

勇気の炎♪それとも赤くにじむ傷跡♪

……

あああ ビューティフル♪ビューティフルチャイルド♪

沙織が落ちたところは,お花畑。さすがは女神様。

目が覚めた沙織が星矢を探すと,星矢は岩場の上に倒れていました。なんだ?この格差は。

倒れている星矢の元へ走り出す沙織。

なんだろう,この走り方…。なんか違和感があります。お嬢様らしい走り方を表現したつもりの走り刀のでしょうね。

飛び降りる直前のシーンが回想シーンとして流れます。心理学的に吊り橋効果MAX間違いなしです。

星矢の元へたどり着くと,飛び降りた崖の上を眺めてその高さを再確認し,星矢の顔を流れる血を拭っては,再び血が流れ出てくる星矢を見て目に涙を貯める沙織。

飛び降りてからそれなりの時間が経っています。

これだけ時間が経っていれば,血は止まっているはずですし,拭ったところで血は固まっていなければおかしいです。

なぜ流れ続けているのでしょうか?

そんなに流れていたら,すでに出血多量で星矢は心出します。

ありがとう星矢,私を守ってくれて。今度は,私があなたを守ります。ごめんなさいね,星矢,私のために…。

沙織

沙織が星矢に顔を近づけたときに,シャイナさんの声。

どさくさに紛れて,変なことすんじゃないよ!フッ,お嬢様がどこでそんなことを覚えたかね。

シャイナ

本人は気づいているのか気づいていないのか,嫉妬の炎を燃やしているシャイナさん。

そんなシャイナの脅しにも怯まずに立ち向かおうとする沙織。

シャイナが攻撃しようとしたときに,カラスとともにジャミアンが登場。

ジャミアンは教皇から沙織は殺さずに連れてこいという命令を受けているので,シャイナが沙織を殺そうとしていることには反対です。

というわけで,星矢の相手はシャイナがして,沙織を相手はジャミアンになりました。

アテナの小宇宙

立ち向かいことを決意した沙織からは,強大な小宇宙。そのあまりの強大さにジャミアンは怯みます。

カラス軍団に襲われそうになった時,最初から強大なアテナの小宇宙を発動していればカラスに拐われることなんてありませんでしたし,星矢だって重症を負う必要はなかったはずです。

一体この小宇宙は?これほどまでに雄大な小宇宙を感じたことは生まれてはじめてだ。ジャミアンのものでも星矢ものものでもない,もっとビッグな,もっとグレートな,いや,すべてを超越した全宇宙的な小宇宙を感じる。

これだけの小宇宙を持つものは,おそらく黄金聖闘士の中にもいない。まさか…,この娘が…!

シャイナ

シャイナさんは頭が良いですね。それに引き換え,ジャミアンは…。

蛇に睨まれたカエルのような状態から,なんとか体を動かし,半ばやけくそでカラスたちに沙織を襲わせるなんて…。

カラスは沙織の小宇宙に触れて,沙織に付き従いますし,逆にジャミアンを襲い始めます。

シャイナは沙織がアテナだと気づきますが,ジャミアンはそこまで頭が働かないと見えて,なおも攻撃を仕掛けようとします。

氷河と瞬到着

そこに,アンドロメダの鎖がジャミアンの拳を静止します。

瞬と氷河がやっと到着しました。

ジャミアンは,子飼いのカラスたちに裏切られたのがよほどショックだったのか,自ら足を踏み外して崖から落ちていきました。

そんな不利な状況でも,シャイナさんはせめて星矢だけでもと攻撃をしようとしますが,沙織が立ちはだかります。シャイナさんにとっては圧倒的に不利な状況。

初めて素顔を見た男を殺すことも愛することもできない女聖闘士って,どうなるんでしょう?掟とはいえ。

掟破りは死あるのみであるならば,アテナ軍にとって戦力縮小に他なりませんし,聖闘士を目指す女子がいなくなってしまいます。

シャイナさん,もうやけくそ全開。氷河と瞬相手に,圧倒的な強さを見せつけますが,冷静さを欠いている状態ですので,ジャミアンと同じく崖下へ…。

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