第21話『非情!オーロラの対決』の感想

昔のアニメなので今更ネタバレもなにもないのですが,一応ネタバレO.K.の方のみご覧ください。リアルタイムでTVアニメを見ていました。今再び原作と映像を見直して,感想を述べたいと思います。

当時はアニメが原作に追いついてしまったがゆえに,アニメオリジナルのエピソードが挿入され,それがまた原作との矛盾を生み出し,原作以上にツッコミどころ満載の作品となりました。ツッコミを入れながら楽しめるのも,この作品の良いところでもあります。

この回もアニメオリジナルの回です。氷河の師匠をオリジナルキャラで登場させてしまったために,後に氷河の迷言が生まれることになります。

本編

凍りついた湖上で師弟対決をすることになります。

シベリアだから何も考えずに湖を凍らせたのかもしれませんが,どう見ても日本の季節は夏。いくらシベリアでも,夏なら湖の氷は融けますし,草花だって咲きます。一年中吹雪いているわけではないと突っ込みたい。

水晶聖闘士

師匠と対決することになって,氷河の修行時代の回想場面。修行時代の師匠と,今目の前にいる男がどうしても一致しなくて,戸惑う氷河です。

水晶聖闘士
TVアニメオリジナルの聖闘士の多くは,聖闘士の資格は持っているけれども守護星座を持たない聖闘士です。ゆえに正規の聖闘士ではなく,私兵聖闘士という扱いになります。 水晶聖闘士のプロフィール氷河とアイザックの師匠であり,カ...

大氷壁を崩す手本を見せる時に,拳を入れる時は左手だったのに,拳を入れた氷壁が崩れるシーンではなぜか右手になってしまっていますが,ただの作画の手違いでしょう。気にしないことにしてあげましょう。

氷河,黄金聖衣のマスクはどこだ?持っているのかいないのか!

水晶聖闘士

氷河がなぜ聖域から狙われているのか水晶聖闘士は知らないはずですし,教皇から氷河抹殺司令を受けても黄金聖衣のマスクを取り戻す司令は受けていなかったはずです。

幻朧魔皇拳を受けた時に,黄金聖衣のマスクの司令も脳に直接インプットされたのかな。

この場は,逃げるしかない

氷河

聖衣も着ていないですからね。まずは体勢を整えて,心を落ち着けてからでないとね。

氷河を追いかけようとする水晶聖闘士ですが,頭を抱えてその場にへたり込みます。水晶聖闘士の良心が,幻朧魔皇拳と戦っているのでしょう。

教皇交代?

一方そのころ紫龍は,五老峰で老師から聖域の教皇が変わったという話を聞きます。

そうじゃ,前教皇が突然亡くなり,弟のアーレス様が新教皇になられたそうじゃ。

老師

このアニメスタッフさんによる設定が,原作と辻褄を合わせるために頭を抱えることになろうとは,この時,予想打にしなかったことは言うまでもないこと。

老師がスタスタ歩いていることも,原作の設定では考えられないことだったりします。

ラブラブの紫龍と春麗を見て,

若さとは,良いもんだ。

老師

あんたも中身は18歳だろ,というツッコミを,今ならできます。

星矢,氷河,恩師とは,ありがたいものだな。

紫龍

星矢や紫龍にとって恩師は確かにありがたい存在かもしれませんが,氷河の場合は全くそうなっていないところが悲しいところです。アニメでも,原作でも,敵対して師匠を殺しちゃうし。

シベリア

魔鈴さんは氷河の命が危ないと言っていたが,氷河のやつ,どこに行った?

星矢

ギリシアから日本に戻り,日本からシベリアへはグラード財団が手配してくれたとは思います。

一口にシベリアとは言いますが,シベリアはだだっ広いです。そこから氷河を見つけ出すなんて無謀だとしか言いようがありませんが,そこはやはりグラード財団が道案内をしたのですかね。グラード財団なら,氷河の修行地は分かっていそうですから。

極寒のシベリアの地に聖衣で降り立つ星矢。寒くないのですかね。氷点下の世界にノースリーブ。

氷のピラミッド

シベリアでは,聖域により氷のピラミッドが建設されています。近隣の村々から人々を強制連行して,強制労働させているようです。ヤコフのおじいちゃんは,ハイジのおじちゃんにそっくりです。

聖域のアーレス教皇の権威の象徴として,また秘密基地としてな。

ギガース参謀長

氷のピラミッドの目的は権威の象徴と秘密基地にとしてのもののようです。

氷のピラミッドなんて,夏になったら融けてしまいそうで,そうなってしまったら権威もクソもないのですけどね。また冬になって湖が凍ったら,近隣住民を借り出して建造するつもりなのかな。

覚悟を決めた氷河は,聖衣を纏って家を出ていきます。

氷河を見送るヤコフの髪が茶色です。前回登場時は緑色でした。

星矢がヤコフの家に来ます。勝手に侵入しています。しかもヤコフということまで知っています。氷河からヤコフの話を聞いたのか,グラード財団から聞いたのか不明ですが,いろいろと情報がだだ漏れですね。

氷河到着

氷河が氷のピラミッドに到着します。強制労働させられていた村人たちは救世主が現れたの如く歓迎しています。聖闘士の存在はここでは知られていて,崇められている存在のようです。

兵士たちが氷河をめがけて銃を乱射します。聖闘士に銃は効きません。氷河は弾を避けて兵士を攻撃しますが,氷河の後ろには村人たちが大勢いたはず。流れ弾にあたって無くなった人は多くいたに違いありません。

化けもんだ

兵士

聖域に仕えているなら,聖闘士の能力ぐらい知っているだろう。当たり前のことなんだから,そこでそういう言葉は出ないはずでは……。と思ったけど,青銅聖闘士の能力とマシンガンの速度を考えると,実はギリギリなんとなか弾丸を避けた程度。

水晶聖闘士vs.氷河

氷のピラミッドから村人たちを救い出した氷河ですが,ピラミッドの上からかっこよく登場したのは水晶聖闘士。

村人が逃げ出そうとするのを邪魔しょうとする水晶聖闘士ですが,氷河は水晶聖闘士周辺の氷めがけて攻撃します。水晶聖闘士を直接攻撃できないところが,氷河の良いところです。

俺は,先生と戦わなければならない運命を,恨みます!

氷河

水晶聖闘士は師匠だけあって,水晶聖闘士優位に進みます。

水晶聖闘士の氷結拳で,凍らされる氷河ですが,氷結拳ってこれまたリスクの大きな技です。敵の手首と足首を挟んで凍らせるなんて,相手がある程度ダメージを負って動きが鈍ってからでないと,できない技ですよね。

しかも,凍らせたのって,足だけ……。動きを封じるだけの足封じ技。ショボい……。

そして足封じをして動きを止めてからの,タコ殴り。氷河なら,小宇宙を燃やせばこんな足封じ技からなんて簡単に脱せられるでしょうに……。

そこを背後から兵士が機関銃で…,と言いたいところですが,良いところを持っていく男(星矢)が登場し,兵士を倒すついでに流星拳で氷河も氷から救出。

星矢がでしゃばったところで,ここはやはり第三者が付け入るスキのない師弟対決になります。

傍観者:星矢,ヤコフ

水晶聖闘士がダイヤモンドダストを放とうとした時,再び頭痛に襲われ,ダイヤモンドダストを花鉄に終わり,氷河のダイヤモンドダストが当たります。

ここで正気を取り戻す水晶聖闘士。そして最後の力を振り絞って氷のピラミッドを破壊します。

お前はさっき,俺にダイヤモンドダストを繰り出した時,一瞬躊躇した。だが,正義の為にはためらうな。

水晶聖闘士

氷河はクールのようでクールになりきれない男ですから。

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