第15話『今明かす!一輝の謎』の感想

昔のアニメなので今更ネタバレもなにもないのですが,一応ネタバレO.K.の方のみご覧ください。リアルタイムでTVアニメを見ていました。今再び原作と映像を見直して,感想を述べたいと思います。

当時はアニメが原作に追いついてしまったがゆえに,アニメオリジナルのエピソードが挿入され,それがまた原作との矛盾を生み出し,原作以上にツッコミどころ満載の作品となりました。ツッコミを入れながら楽しめるのも,この作品の良いところでもあります。

この回,時々作画崩壊している……。

そして話を引き伸ばすためのアニメスタッフさんの苦労が見え隠れするようになってきます。

本編

一輝!一体,デスクイーン島で何があったんだ!!

星矢

から一輝の自分語りが始まると思いたいところですが,そこは意固地になる一輝です。一輝にとってはきっと思い出したくもない出来事だったのでしょうから。

お前たちにわかってたまるかーーっ!!

一輝

と星矢を攻撃する一輝は,子供っぽくて可愛く見えたりします。もう,やけっぱちで鳳翼天翔なんかしちゃう一輝です。一輝の心はきっと涙を流しているんでしょうね。

やけっぱちの一輝が,星矢に勝てるわけがありません。

第17話『憎しみの記憶の巻』の感想
本編紫龍は暗黒龍星座との戦いが終わり,瞬が崖下から星矢を引き上げてきます。星矢の体はすでに真っ黒に変色しています。星矢の変わり果てて姿に,瞬も紫龍も心配します。このままではどうせ死ぬ。ならばいっそひと思いに…… by...

憎め!

一輝の周りに集まる青銅4人組。ですが一輝は瞬の顔を見て師匠の呪いの言葉を思い出して頭を抱えてしまいます。

生き地獄

そこで思い出す苦しい修行の日々。ほぼ児童虐待。というか,児童虐待以外のなにものでもありません。しかも,「相手を憎め」なんて洗脳もされちゃってたりします。

そんな環境で,精神を保っていられる一輝もすごいもんです。とても13歳の子供とは思えません。(デスクイーン島に来てから4年目の回想。一輝は9歳で聖闘士の修行に出されているから,13歳の計算になる)

その修業の様子を岩陰から見守るエスメラルダ。

ただ目の前の敵を殺すことだけを考えろ!

ギルティ

確かに戦場では,目の前の敵を殺さなければ自分が殺されてしまうので,自分の身を護るため敵を殺さなくてはなりません。

ましてや聖闘士の中でも最強を誇る鳳凰星座の聖衣など……

ギルティ

聖闘士の中でも最強なのは黄金聖闘士のはずだと思いますが……。青銅聖闘士の中でも最強なら,わからなくもありません。

しかし祭壇の上にギルティと同じようなマスクをかぶった男たちが聖衣を護っているとは……。この人達は抗体で四六時中鳳凰星座の聖衣を護っているのですかね。まるで御神体のような扱いです。

エスメラルダ

訓練を終わって,地下室のような部屋で倒れている一輝です。怪我をしているのに,手当もなしです。これぐらいの怪我でへこたれてしまうような人物では,聖闘士になんてなれませんから。

しかし,ずっと「瞬…,瞬…,瞬…」と呻いている一輝は,ある意味気持ち悪い。

そんな傷だらけの一輝の手当をするエスメラルダは,瞬とそっくり。瞬とエスメラルダの顔が重ねられますが,一輝の知っている瞬は7歳の瞬のはずで,11歳になった瞬の姿は知らないはずです。なのに,11歳の瞬の姿と13歳のエスメラルダの姿が重なっています。

13歳のエスメラルダは,沙織お嬢さんほどではありませんが,体の成長が早いですね。

原作では小麦粉3袋で売られた奴隷設定ですが,さすがにTVアニメではその設定はやばいと思ったのか,師匠ギルティの娘ということになっています。

一輝がこの島に来るちょっと前から,パパは変わってしまったわ。ギリシアの聖域に呼び出されてから,人間がすっかり変わってしまったんです。

エスメラルダ

アニメオリジナルの設定ですね。ここからギリシアの聖域を匂わすようになります。ギリシアの聖域に何かありそうだというのが出てきたのは,これが初めてです。

鳳凰星座の聖闘士

一輝最後の修行=鳳凰星座の聖闘士となるとき

がついに訪れます。というか,体格がぜんぜん違うし,リーチが違うし,普通に考えてギルティ有利です。一方的にギルティが一輝を攻めます。

体格に差があっても,聖闘士の実力は小宇宙次第なところがあるから,一輝がギルティの小宇宙を超えれば問題なしです。しかし心優しい一輝は師匠を相手に小宇宙を燃やすことなんてできません。

ギルティは一輝を攻めながらも,なお憎むことを教え続けます。すべてのものを憎むことを教え続けます。

ギルティは,弟子に憎しみを植え付けるようにという幻朧魔皇拳でも受けたのでしょう。

エスメラルダーッ!!

一輝とギルティーの戦いの場にのこのこ出てきたエスメラルダ。ギルティーのはなった流れ弾がエスメラルダの胸を撃ちます。

ここに伝説の,一輝のエスメラルダ走り…!シリアスなシーンなのに,一輝の走りが笑いを誘います。

エスメラルダ走り

右手右脚,左手左脚が同時に動いているから滑稽な動きに見えると言われている一輝の動き。

腕が後ろまで引かれることなく前方だけで腕が振られており,腕を広げて手のひらを下に向けて何かを手繰り寄せるような動きをしているのが滑稽である。また,足の動きも,前に進んでいるように見えないため,その場でジタンダを踏んでいるだけのように見えてしまう。

エスメラルダを殺されて,

あんたは鬼だ!目には目を,歯には歯を

一輝

やっと目覚める一輝の鳳凰星座の小宇宙。鳳凰星座の聖衣を纏った一輝の顔が,子供っぽく作画崩壊してて可愛いんですけど。

新たな敵!?

もう何も無くなってしまった一輝です。何も無くなってしまったと言う一輝に対し,他の青銅四人組は,

俺たちがいるじゃないか

星矢,紫龍,氷河,瞬

それでもなおも星矢たちを攻撃しようとする一輝ですが,もう目が霞んで視点が定まりません。膝をついてしまいます。

甘いぞ星矢!俺を倒したぐらいで戦いは終わりだと思うな。聖域は,聖域はもう……

一輝

原作では聖域と一輝には何の関係もないんですけどね。アニメでは聖域と一輝が関係ありそうに仄めかしています(話が進んでも,一輝と聖域との関係は明かされませんでしたけど)。

突然地割れが起って,地割れに黄金聖衣が飲み込まれようとします。一見すると暗黒聖闘士のようで(海闘士にも見えなくもない)敵が襲いかかってきます。

そいつらは,地面をかち割り,積極的に地割れを起こします。そして,地割れの中から敵が現れて,黄金聖衣を奪っていきます。

地割れの中から敵……,どうやって潜んでいたんだろう。地割れが起きた瞬間,地割れの中を走って飛び出してきたんだろうか……。不思議だ。

暗黒聖闘士との戦いで精魂どころが血も枯れ果てているような青銅聖闘士たちが,普通に戦っています。血が足りないはずの紫龍と星矢,胸に大ダメージを食らっているはずの氷河……。普通に戦っています。

主人公青銅一軍だけ会って,不死身です。

敵は地割れを作って,星矢たちの進行を妨げます。それぐらいの地割れ,お前たちなら普通に飛び越せるだろう。

ぼんやりしていて地割れに落ちる一輝。それに鎖を伸ばす瞬。後1cm足りていません。瞬が小宇宙を燃やせば鎖は無限に伸びていくのだから,本当は兄を助ける気はないんじゃないかと突っ込みたくなります。

そして自ら一輝が落ちようとしたときに,やっと瞬が小宇宙を燃やして鎖を伸ばし,一輝の腕を捕らえます。

やっと会ったんだ,もう二度と話さない。兄さん……。目の兄さんは,兄さんは,本当は何も変わっていないんだーーっ!!

そういって一輝を一本釣りにする瞬。最初からそうすればいいのに。

ドクラテス登場

愚か者どもめ!たかが4人を相手になんてざまだ。聖衣はギリシアの大いなる遺産。お前らごときウジ虫の手に触らせるのも,汚らわしいわ!ガギがイキがるんじゃない!

ドクラテス

ドクラテスと聞いて,反応する一輝です。

聖域にいたとき,噂を聞いたことがある。数ある聖闘士の中でも一番体が大きく。肉体的パワーは最大と恐れられていた。

星矢

ドクラテスはアニメオリジナルの守護星座を持っていないエセ聖闘士なんですけどね。聖衣を持っていないし。このときはまだ,聖闘士の定義が曖昧だったから仕方がないのかもしれません。

原作者の中では聖闘士の定義ははっきりしていたとは思いますが……。

肉体的パワーが最大なのは,牡牛座のアルデバランだと私は思っています。

そしてなぜかドクラテスの必殺技,ヘラクレス猛襲拳を知っている一輝です。食らったこと,あるいは見たことがあるのでしょうか。

そして,ドクラテスの言葉から,「アレス教皇」という言葉が初登場します。

仲間を守るため,フラフラの一輝が立ち上がって小宇宙を燃やして,鳳翼天翔を放ちます。一輝は逃げ遅れて,土砂の中に飲み込まれていきます。

ドクラテス
アニメオリジナルの聖闘士は,聖闘士の資格を持つけれど守護星座を持たないため,私兵聖闘士という扱いなのだそうです。聖闘士であって聖闘士でない。そんな存在です。ドクラテスのプロフィールこのドクラテスはカシオスの兄という設定...

一輝が死んだことにされている

土砂に一輝が飲み込まれて,死んだと思われて,墓が建てられます。

氷河なんか,ロザリオを墓にかけちゃって,マーマに一輝を護ってもらうように祈ってたりします。良いのか?それで?

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