1-5『暗黒聖闘士』の感想

Netflixに,聖闘士星矢がCGアニメになって帰ってきました。瞬が女性になっていたことでいろいろ賛否両論分かれるところですが,どんな形であれ,私としてはこの作品が受け継がれていってくれることが何よりうれしいです。

声優さんも,基本的にアニメ声優を引き継いでくれているのが嬉しいです。また会えました。

バッチリネタバレを含みますので,ネタバレO.K.の人のみご覧ください

ネタバレが苦手な方は,回れ右をお願いいたします。

原作とは設定がいろいろ変わっているようですが,それはそれで楽しむことにします。

本編

憎悪の塊状態の一輝です。原作やTVアニメで見た時以上に憎悪の塊に見えます。一輝の憎しみ加減がいい感じに表現されていると思いますよ。

惰弱な!あいもかわらずのその泪。

一輝

良いですね,このセリフ。惰弱なというセリフが似合うのは,一輝ぐらいなものです。このセリフは変えてはいけません。瞬と一輝の性格の違いを対比させる重要なセリフです。

そんな憎しみを妹に向けるなんて

星矢

星矢の意見はごもっともです。しかも瞬は一輝にたった一人の肉親でもあります。兄弟同士が憎み合うことなんて,介護問題や遺産相続のときぐらいです。

黙れ!お前らに教えることなど何一つない。その泣きっ面には愛想が尽きる。今すぐ血祭りに上げたいところだが,お前らに付き合う暇はない。

一輝

そう言って黄金聖衣のプレートを見せつける一輝。プレート状態なので,原作やアニメのようにパーツをバラバラにしてそれぞれが持っていくようなことはありません。

黄金聖衣は力づくで奪い返せと一輝は言ってきます。

あれは兄さんだけど,悪魔に魂を売ってしまった……,でも,アンドロメダのチェーンなら,開放できる。憎しみに囚われた兄さんを!

そして青銅4人組を一撃でなぎ倒す一輝。青銅1軍4人組を一度に吹き飛ばしたりしたのは,他にはシャカとシオンぐらいしかいなかったような気がします。

聖闘士の戦いの基本は1対1であることから,青銅4人が一度に襲いかかるようなことって,あまりないですからね。1対1の基本は,仲間と共闘することを強調したいアニメではあまり守られていませんが……。

ペガサスの聖闘士やら,その程度の腕でこの一輝を倒そうなど,笑止!こんなやつ警戒するまでもあるまい。グラードのじじいも老いぼれたものよ。貴様らの命を,しばらく,あずけといてやる。

一輝

一輝は,惰弱の他に笑止も似合います。このような普段遣いしない言葉を多用する一輝,どこで言葉遣いを学んだのでしょうね。

声優さんの演技が素晴らしいこともあって,台詞回しと表情が,悪役ぶりを強調してくれます。

一輝は黄金聖衣を奪って立ち去っていきます。黄金聖衣を奪ったからといって,すぐに装着しないのが,原作やTVアニメとの大きな違いですね。

女神アテナ

黄金聖衣が奪われてしまいましたが,待ち合わせ場所で城戸沙織と落ち合いました。

城戸沙織は射手座の黄金聖衣が奪われてしまったことに腹をたてています。星矢が約束を守ってくれなかったことに怒っています。

そこでいろいろなことが打ち明けられます。原作のストーリーを知っている身からすると,ここでバラすんですか?!?の急展開です。

それはそれで,どう話をこの先展開していくのか,逆にワクワクしてきました。こういうのもありなのか……。

盗んだのは瞬の兄さんだ。一体,何が怒っているんだ?沙織さん,なにか隠してないか?

星矢

もしかして,兄さんが生きてるってことも,知ってたってわけ

沙織は,すべてを伝えることはできなかったと言います。命がけで戦ってきたのに,隠し事をされたことに納得いかない星矢と紫龍です。しかし,ここで意外な人物が,話を続けます。

城戸沙織は,黄金聖衣は自分の手で取戻像とします。とにかく敵陣に突っ込んでいこうとしてこそ,アテナ沙織です。

黄金聖衣はこの白鳥星座氷河が取り戻す。この城戸沙織こそが,俺たちの女神アテナの生まれ変わりなのだ。俺は,聖域の掟を破り,私欲のために戦うお前たちをアテナもろとも抹殺するために送り込まれた

アテナの降誕には,ある予言がつきまとっていた。この時代のアテナ城戸沙織は神々との戦いで敗れ,人類は滅びるという予言だ。聖域を統括する教皇は悩み抜いた末,一つの決断を下した。

もしアテナが,人類を滅ぼすのであれば,我々はその庇護から抜け出して,自らの手で地上を守り抜くのだと。アテナを葬り去り,予言にはない新たなる未来を勝ち取るのだとな。

氷河

アテナのもとで

氷河の言葉に,紫龍は老師がこの戦いに参加させた意味を理解し,瞬は「AXIA」のメッセージはこれだったのかと理解します。

AXIAが形を変えてこのように使われるとは,思いもしませんでした。聖闘士にとって大切なものは,なによりもアテナですからね。こういう解釈のされ方はしっくりきます。

星矢も,魔鈴の言葉を思い出します。

4人が沙織にかしずくと,辰巳がニケの像を沙織に手渡します。

沙織がニケに触れると,ニケは杖へと変化します。

そして,これは……ムムム。騎士叙任式ではないかーーっ!?!

騎士叙任式

中世ヨーロッパの貴族社会で行われた儀式。

騎士見習いは神への信仰と主君への忠誠を誓い,主君は剣で騎士見習いの肩を叩くことによって,騎士見習いが一人前の騎士となる儀式。

正しき者よ,汝らは己の肉体を持って,アテナを敵から護ることを誓いますか?弱気者には常に優しく,強気者には常に勇ましく…(以下略)

アテナ沙織

バグパイプの音楽とともに,聖闘士たちの騎士叙任式ならぬ,真の聖闘士叙任式。沙織が杖で星矢たちの肩をコンコンと叩いていきます。これぞ Knoghts of Zodiac よ。

中世騎士ファンでもある私は,萌えます。めっちゃ萌えます。

騎士は淑女に仕えるものです。この場合,神も主君も,そして淑女もすべてアテナ沙織ということになります。うん,萌えます。萌えポイントです。

暗黒聖闘士

一輝はヘリの中でグラードと通信しています。どこでどう繋がりを持ったのか,まだ明らかになっていません。

星矢が一輝の乗るヘリコプターを,これまた流星拳で撃ち落とします。

コンコンコンコン,ドッカーン!

の流れは,なんか好きです。気に入りました。

聖闘士を遥かに凌ぐ力を持つ暗黒聖闘士の誕生だ。もうアテナは必要ない。我が暗黒の兵団がこの地上を守り抜く。たとえ相手が神であろうと。

グラード

暗黒聖闘士は人造人間って感じなのかな?カプセルの中の液体に浮かんでいる状態で,育てられているように見えます。人造というより,強化人間ですね(後のストーリー展開から)。

グラードは,神話によく登場する傲る人間そのものですね。

一輝は暗黒聖闘士を引き連れ,洞窟へと逃げ込み?ます。

カシオス?

暗黒聖闘士の一人が,星矢の前に立ちはだかります。暗黒聖闘士がそのマスクを取ると,その中からカシオスが現れました。予想外すぎて驚くほかありません。

あの戦いのあと,すさんでいた俺に,グラードは新しいチャンスをくれた。俺がその聖衣を手にするはずだった。(中略)俺の聖衣を返せ!

カシオス

カシオスが…,流星拳を放っている……。

あと,カシオスはどこでグラードと知り合ったんだ?グラードはシャモス島にも情報網を持っていたのか?ペガサスの聖衣を手に入らなかった人物であるということを知らなければ,声はかけないはずですし。

俺の希望は消えた!シャイナさんの前でお前に恥をかかされたときになーっ!シャイナさんは,あれから俺に見向きもしない。お前を殺せば,またあそこに戻れるんだ!

カシオス

カシオスの愛だな。ちょっと向くべき方向を間違えちゃっているけど,一途な気持ちは伝わってきます。

星矢は,カシオスの着る暗黒聖衣がカシオスのパワーに耐えきれておらず,危険だと忠告します。しかしシャイナさんを思うカシオスは聞く耳を持ちません。星矢は,そんなカシオスの気持ちに押され,カシオスの流星拳を受けてしまします。

ペガサス聖衣が,星矢から離れます。

聖闘士の使命

アテナの聖闘士だからこそ,俺たちはなんとしても使命を果たさなきゃいけないんだ。今一輝を逃したら,黄金聖衣を奪還するチャンスは,もう二度と無くなる。

星矢

原作で星矢の口から使命なんて言葉が出てきたことはあったかしら?みんな,使命なんていう言葉を口にすることなく,態度で示していただけのような……。作品の後半にはあったかもしれないけれど,少なくとも前半にはなかったと思います。

暗黒聖闘士の弱点はどこ?

暗黒聖闘士のパワーに為す術がない青銅聖闘士の3人です。弱点を探そうにも,弱点を探す好きを与えてくれません。

そんな中でも,瞬は星矢が倒したカシオスの首の後ろの機器が光っていたことを思い出します。

直線的な攻撃ばかりではなく,鎖を操って背後からも攻撃できる瞬は,首の後の電子機器を狙ってネビュラチェーンを放ちます。

瞬の見立ては正しく,敵は動きを止めました。

残りは2人。弱点はわかっても,なかなか背後を狙うことができず,紫龍の氷河もふっとばされてしまいます。しかしただでは終わらないのが青銅聖闘士たち。

氷河と紫龍は暗黒聖闘士の足に抱きついて動きを止め,そのスキに瞬に背後を狙わせ,倒すことに成功しました。

チームワークの勝利だな

氷河

そんな言葉もつかの間。一輝の登場です。

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