青銅聖闘士一軍5人組の一人で,鳳凰星座を守護星に持ちます。
一輝は言わずとしれたアンドロメダ星座瞬の兄で,瞬のピンチのときには次元の彼方からでも飛んできます。瞬同様,立派なブラコンです。
鳳凰星座一輝のプロフィール
鳳凰星座は1603年にヨハン・バイエルによって作成された新しい星座です。和名では鳳凰を当てていますが,本来は不死鳥をモチーフとしたPhenixなので,鳳凰星座と書いてフェニックスと読ませるのは問題ありません。
身長:175cm,体重:62kg,年齢:15歳,誕生日:8月15日,修行地:デスクィーン島,師匠:ギルティー
一輝の雰囲気もそうですが,使っている言葉からしてとても15歳には見えません。デスクイーン島育ちが,なぜそんなに難しい日本のことわざを知っているのかと。
デスクイーン島は架空の島です。太平洋のキリバス領にフェニックス諸島というものがあり,フェニックス諸島を構成する島の一つということになっています。
フェニックス諸島は実在する諸島で,世界遺産にもなっていて,サンゴ礁や環礁からなる島々です。カントン島には人が住んでいますが,それ以外は無人島です。
けっして,火山島ではありません。
一輝の師匠は謎の仮面の男のギルティーです。
なぜこの男が一輝の父親のことを知っていたのかは明らかにされていません。いろいろと詳しいのでグラード財団とは何らかのつながりがあったことは確かでしょう。城戸光政の死のことも知っていましたし。
ギルティーからは憎しみでもって戦うことを教えられます。しかも最終的には自分が最も憎んでいた男が父親だったと聞かされて,その男はすでにこと世に居ないと聞かされて,兄弟全員皆殺しを企てます。
どうしてそういう思考になるのか,意味分かんないんだけど。
兄弟たちに罪はありません。
鳳凰星座の聖衣は不死鳥ということもあり,黄金聖衣にもないありえないほどの自己修復能というものが備わっています。ひとつまみの灰からでも,聖衣全体が蘇ります。構成する原子や分子をどこから調達しているのか,まったくもって謎に包まれた聖衣です。
一輝は,聖闘士の修行に出る前の9歳の時に,1万ボルトの高圧電流が流れる鉄条もに触れても死ななかったのですから,すでにフェニックスの素質があったのでしょうね。
必殺技:鳳凰幻魔拳,鳳翼天翔
聖闘士に同じ技は通用しないと言いながら,一輝自身は同じ技をひたすら繰り出しています。
どの口が言うという感じです。
ちなみに私は,一輝の鳳凰幻魔拳と双子座の幻朧魔皇拳の違いがわかりません。
CV:堀秀行(TVアニメ),小西克幸(冥王ハーデス編),野島健児(映画『Legend of Sanctuary』)
堀さんのやられているときの演技が巧すぎて……。
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一輝の初登場
原作では第8話での登場です。
射手座の聖衣箱の中から登場しました。銀河戦争の試合が行われている間,ずっとこの狭い箱の中で登場を待っていたということになります。
その日の試合の準備から考えると,かなりの時間が経過していたと思われます。その間,箱の中にいて体が痛くなったりしなかったのかと,心配になってしまいます。
アニメでの初登場は,第6話になります。
敵意を持った人間が触ると1万ボルトの電流が流れるというアンドロメダの鎖を握っても,平気です。さすがは鳳凰星座ですね。
一輝の立ち位置
「俺は群れるのが嫌いだ」といって単独行動をとる一匹狼の一輝ですが,その中身は非常に兄弟思いの優しい兄さんです。
兄弟たちのためなら,どんな異次元からでも空間を飛び越えて,兄弟たちを救いにやってきます。
聖域十二宮編
最初は星矢たちに敵対する悪役として登場しますが,本当は弟思いの優しい人さんでした。
銀河戦争~白銀聖闘士編
銀河戦争の優勝者に与えられる黄金聖衣の聖衣箱の中から登場します。銀河戦争の試合が行われている間,あの狭い空間の中に,黄金聖衣とともに一緒に潜んでいたということになります。
演出のためには,それぐらいの苦痛をものともしない根性が見て取れます。
暗黒聖闘士の首領を倒して鳳凰星座の聖衣を手に入れ,同時に暗黒聖闘士たちを配下に治めます。
配下の暗黒聖闘士たちを引き連れて,グラードコロッセオに殴り込み。演出家もびっくりの登場の仕方で注目を浴びてます。暗黒四天王たちと,一緒に作戦をねったのかなあ?
一輝にかぎって,それはないか。一輝一人で決めたに違いない。
星矢に敗れて,原作ではミスティに富士山麓の地下に,TVアニメではドクラテス一味に地獄谷の地下に埋もれてしまいます。
しかし一輝は,弟たちのためなら生き埋めになっても飛んできます。
原作では星矢のピンチにきましたし,
TVアニメでは瞬のピンチに復活してきました。
一輝は敵役として登場したこともありますが,「俺は群れるのが嫌いだ!」といって星矢たちとは別行動をとります。
原作で一輝が星矢たちとは単独行動をとると宣言してしまったため,TVアニメではそれまで一緒に仲良く行動をしていた一輝が急に星矢たちと離れることに……。
アニメスタッフも慌てていたに違いない。
黄金聖闘士編
一輝が登場するのは,瞬と氷河が双児宮の迷宮に迷い込んだ時。
双児宮の迷宮を生み出している教皇(サガ)の脳に直接攻撃を与えます。一輝は地中海のカノン島で氷河から受けた凍傷を治療するために療養しているときです。
その距離から教皇(サガ)の脳を攻撃しています。
一輝は青銅聖闘士の中で唯一精神攻撃ができる聖闘士ですが,射程範囲広すぎです。距離が離れれば,威力は落ちるのかもしれませんが,相手は黄金聖闘士のサガですよ。
処女宮で星矢たちがシャカに吹き飛ばされて,瞬がとどめを刺されそうになった時に一輝が登場します。一輝が白羊宮から順番に登ってきたとは思えないのはなぜでしょう。
一輝はデスクイーン島でシャカには一度会っていますが,記憶を消されていまました。
処女宮で再びシャカに会った時に,その時の記憶が戻るような精神攻撃を受けており,お約束どおり思い出してシャカと戦うことに…。
そんなシャカを倒すというよりも道連れに次元の狭間にまで飛んで行きました。
迷いが生じたシャカと処女宮に戻り,星矢に参戦するために教皇宮へ。
そこで一輝はサガのギャラクシアンエクスプロージョンを受けて,どこかへ消え去ります。
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海皇編
塵となって漂っていても,兄弟たちのピンチには蘇ってくる一輝。
リュムナデスのカーサの幻影に弟たちが次ぐ次と倒されていったときに復活します。
カーサが瞬に化けても一輝の心は惑わされることはなく,カーサを倒します。カーサが倒れる瞬間,一輝の心の奥底に眠る最愛の人が瞬とよくにたエスメラルダという女性であることを知ります。
エスメラルダ>>>>>瞬
です。一輝はこのことを誰にも話さず,カーサにも見破られないほどに,ずっと心の奥深くに閉まっているんですね。愛ですよ,愛。
愛によって人は限りなく強くなることもできるのだ。俺もかつては忘れかけたことだがな……
文庫版『聖闘士星矢(9)』P171
その後,海龍の元へ一輝は,海龍の正体がサガの弟のカノンだということを白日に元に晒します。
カノンに一方的にやられながらも,カノンがサガの廉価版と言ってカノンを怒らせて(実際そうなんでしょうけど),ゴールデントライアングルで異次元に飛ばされても,アテナの小宇宙で舞い戻ってくる不死鳥ぶり。アテナ最強というか,どれだけ青銅聖闘士たちを戦わせる気なんだと。
カノンに鳳凰幻魔拳を当てて過去をさらけ出しただけでも,一輝の功績と言っていいでしょう。
[rakuten id=”auc-otakick:10007902″ kw=”聖闘士聖衣神話EX エフェクトパーツセット(フェニックス一輝・バルゴシャカ)”]
冥王編
ハーデス十二宮編が終わってからの,冥王編での登場です。
今度はなんと,カノンのピンチを救います。相変わらずかっこいい登場の仕方をします。カノンから,瞬がハーデスと聞いての回想シーン,
当時2歳の子どもが赤ん坊を抱いて走り回る
という問題シーンがあります。赤ん坊って,何ヶ月の子どもかわかりませんけど,3kg以上はありますよ。2歳の子どもが抱きかかえて逃げ回れるような重さではありませんよ。
しかもそのときパンドラとやり取りしていたときの語彙の量は,とても2才児が話す言葉の量ではありません。2才児なんて,普通は文章になんてならないし,ましてや宇宙何ていう言葉は知っているはずもありません。
一輝って,すでに恐ろしいガキンチョだったんですね。
弟思いの優しさは変わらないので,ハーデス瞬にトドメを指すことが出来なかったところが一輝の良いところ。それでこそ人間。
心変わりしたパンドラから,エリシオンへといけるペンダントを腕に巻きつけてもらい,一輝もエリシオンへ。
鳳凰星座聖衣はアテナの血を受けていませんが,アテナが封じ込められていた周りに流れ出たアテナの血の上に倒れたことによって聖衣が血を受けたことになってしまい,神聖衣となって蘇るなんてありか?!?
ハーデスの肉体の在り処を見つけ出し,棺を壊してハーデス本体を引きずり出したのも一輝の功績。そのときその時の戦闘状況をよく判断して,適切な行動が取れるとは,一輝は頭が切れる人物であることを示していますね。
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一輝の対戦成績
対戦相手 | 勝敗 |
---|---|
狼星座那智 | ○ |
白鳥星座氷河 | ○ |
天馬星座星矢 | ✕ |
ギルティ | ○ |
ジャンゴ | ○ |
乙女座シャカ(1回目) | ✕ |
乙女座シャカ(2回め) | △ |
双子座サガ | ✕ |
リュムナデスのカーサ | ○ |
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