2-7『白銀聖闘士』の感想

Netflixに,聖闘士星矢がCGアニメになって帰ってきました。瞬が女性になっていたことでいろいろ賛否両論分かれるところですが,どんな形であれ,私としてはこの作品が受け継がれていってくれることが何よりうれしいです。

声優さんも,基本的にアニメ声優を引き継いでくれているのが嬉しいです。また会えました。

バッチリネタバレを含みますので,ネタバレO.K.の人のみご覧ください

ネタバレが苦手な方は,回れ右をお願いいたします。

原作とは設定がいろいろ変わっているようですが,それはそれで楽しむことにします。

目次

本編

他愛のない者たちよ,彼らはこの地の底で永久に眠ることになるだろう。この白銀聖闘士蜥蜴星座のミスティの手にかかったことを誇りに思え

ミスティ

ということは,火山を引き起こしたのはミスティということですね。

白銀聖闘士は地震だけでなく火山まで引き起こせるということです。ちなみに,人工的に火山を引き起こすためには,火山自体にマグマが上昇してきて爆発寸前である必要があるらしいです(マグマがなければ,いくら刺激しても火山は噴火しない)。

たまたまなのか狙ったのか,ミスティが火山を噴火させたことは間違いなさそうです。

噴火直前にしても,火山を引き起こすためには核爆弾以上のエネルギーを加える必要があるはずなので,やはり聖闘士は歩く核兵器といっても過言ではないかもしれません。

甘いな,ミスティ。流星が4つ飛んだのを見逃したようだね。

魔鈴

さすがは魔鈴さん。

バカな,ブロンズがテレポーテーションして脱したとでも言うのか?うっ,ならば助けた人間がいるということか。

ミスティ

ということで,魔鈴さんはモーゼスたちに青銅たちを追わせることにします。

戦いは始まってしまった

城戸沙織は辰巳の運転する車で新たな隠れ家へと移動します。

城戸光政が用意した隠れ場は,いくつもあるようです。一体どれだけ用意していたのでしょう。維持費だけでも大変なはずです。

沙織は,星矢たちを戦いに巻き込んでしまったことを申し訳なく思っています。

あいつらなら大丈夫でしょう。黄金聖衣を見つけ次第,直ちに…,戻ってくるに違いありません。

辰巳

辰巳の星矢たちへの信頼感って,こんなに強かったっけ?まぁ,良いや。

車の中から空に浮かぶペガスス座を眺める沙織。ペガスス座って,もっと大きいはずだけど,ちっちゃくないか?

テレポーテーション

星矢は海岸に倒れています。

意識が戻って,死んだと一瞬思ってしまったようですが,生きています。

貴鬼登場

ここで唐突に貴鬼ちゃん登場。全くの初対面です。

おいらの名前は貴鬼っていうんだ。よろしくな,星矢。

貴鬼

星矢は貴鬼のことを知りませんが,貴鬼はどういうわけか星矢の名前を知っています。

星矢が混乱するのも無理はありません。

貴鬼は星矢が助けられたことを説明します。その様子を,崖の上から優しく見守るムウ様。原作通りです。

星矢にとってはムウもはじめて聞く名です。

おいらのお師匠。偉大なお方さ。ムウ様の力は桁外れなの。おまえたちは死ぬところだったんだ。だけど,ムウ様が強大なるお力でミドと救い出したのさ。暗黒聖闘士まで残らずね。で,おまえをここまではこんだってわけさ。他の青銅聖闘士たちも安全な場所に運んだ。

貴鬼

一輝はムウの手助けを拒否し,星矢たち4人を先に救い出してほしいと懇願したのだとか。ムウが一輝に声掛けをしている様子が,なんだか新鮮です。

Netflix版の暗黒聖闘士は強化人間ですし,カシオスまで含まれていました。原作で身代わりとして使われた暗黒聖闘士は,この後どう扱われるのでしょう?

馬鹿なやつだよ,自ら死を選ぶなんて。

貴鬼

一輝は,人に助けてもらうことができない不器用な人間なんですよ,きっと。

そんなこと…。やっぱりあいつの中には,女神の聖闘士としての心があったんだ。

星矢

星矢,優しいな。そんなポジティブ解釈なんてなかなか出来ません。

ちなみに,黄金聖衣も安全な場所に隠したそうです。星矢は黄金聖衣が気になって貴鬼に聞こうとしますが,貴鬼は答えようとしません。貴鬼はムウの方をちらっと向くような感じでしたので,言ったらムウ様に叱られてしまうので言えないのでしょう。

貴鬼を問い詰めようとしたところで,突然光が飛んできて……。

白銀聖闘士登場

貴鬼の姿が消え,爆発の先から魔鈴さんが歩いてきます。

星矢が魔鈴に近づこうとしたとき,新たな聖闘士が間に現れます。魔鈴がミスティを紹介します。紹介し終わると,魔鈴は星矢に一発かまし,星矢は吹っ飛びます。

おだまり星矢。お前達ブロンズの命を,貰いに来たのさ。

魔鈴

星矢はもう訳が分かりません。

俺が今置かれているこの状況を,誰かわかりやすく説明してくれよ!
噴火に巻き込まれて死にそうになるし,貴鬼という謎の少年が現れたと思ったら,師匠の魔鈴さんが現れて俺の命を狙ってくるし,白銀聖闘士とか意味わかんねえ!

と星矢は思っているに違いありません。

そいつはおまえの愛弟子なんだろ。きっと本気は出せない。星矢はこのミスティが片付ける。

ミスティ

魔鈴さんは「好きにしな」と言ってモーゼスたちに他の青銅聖闘士たちを追わせるためにいなくなります。

星矢の方はというと,ミスティに指一本でふっとばされます。

圧倒的な力の差を見せつけるミスティ。ですが,そのままやられる星矢ではありません。星矢だけでなく,聖衣も一緒に助け出されていたので,星矢は聖衣を取り出して纏います。

ミスティvs.星矢

聖衣を纏ったところでマントを外して放り投げるミスティ。だが,今の所マントのかっこよく外して放り投げるのは,ミロの方が上だぜ。

聖域の命により,おまえに死を与える。

ミスティ

ミスティや魔鈴さんが着たのは,聖域の命令であることがわかりました。しかも教皇から直接命を受けたと言っています。

教皇という名がはじめて登場しました。

星矢とミスティでは実力差がありすぎます。

その様子を崖の上からじっと見守っているムウ様。

老師!?

しかし,このまま見殺しには出来ません。私が…。

ムウ

と言ってムウが小宇宙を燃焼させかけたところを,老師の声が止めに入りました。

Netflixのムウ様は,冷静で思慮深いというよりも,熱血です。佇まいは相変わらず落ち着いているのですが,中身は猪突猛進してしまいそうな激しさがあります。

牡羊座っぽい激しいムウ様も素敵。

ムウよ,言ったはずだ。手を出してはならぬと,時が満ちるのをひたすら待つのだ。耐えるのだ,ムウよ。

老師

五老峰のようで五老峰でない,どこかの空間で会話をする老師とムウ。ムウは意識だけを五老峰に飛ばしていたみたいですね。

彼らに,運命を…託すのだ…。

アイオロス

黄金聖衣はムウ様が持っていました。黄金聖衣からアイオロスの声がします。黄金聖衣から声がするっていう設定も,面白い。死者の魂が黄金聖衣と一体化している感があります。

今は星矢のことを信じましょう。彼はきっと,自ら運命を切り開くはずです。

ムウ

とはいえ,星矢の攻撃はことごとく避けられるし,一方でミスティの攻撃は星矢に当たりまくるし。実力差あり過ぎの戦いです。

それにしても,よく動く3DCGです。動きが自然であまり違和感がありません。

魔鈴さん

星矢の流星拳はミスティには全く効きません。

それぐらいにしてくれ,ミスティ。

魔鈴

ミスティと星矢の間に入る魔鈴です。

しかし魔鈴さんや星矢に拳を向けて,星矢はその場に倒れます。

魔鈴の拳が星矢を貫通しているんですけど……。血が流れないのは,Netflix版のお約束。

星矢が倒れて貴鬼は慌てますけど,ムウ様はお見通しです。

さすがは老師。すべてお見通しだ。

ムウ

ムウがポケットから取り出した黄金聖衣が消えちゃいました。どこかにテレポートさせたのかな?

他の青銅聖闘士たち

魔鈴が星矢を倒したところで,空から氷河と瞬が降ってきました。白鯨座モーゼス登場です。

次に降ってきたのは紫龍。猟犬座のアステリオンの登場です。

感謝の言葉は言わなくても良いぞ,ちゃんと,おまえの考えは読めている。

アステリオン

アステリオンが嫌味なやつになっている…。

あれ?バベルは?バベルがいない

海岸に墓が立てられています。原作と違うところは,墓標が石になっているとこです。

植物が全く生えていない岩場だから,墓標が石なのは正解でしょう。岩をも砕く聖闘士だから,岩から墓標を切り出すのは容易いことなんだろうな。

白銀聖闘士たちが胸に手を当てて死者を弔う祈りを捧げてくれているのは,良い演出。

引き上げるぞ魔鈴。今夜は祝杯をあげよう。

モーゼス

ここで魔鈴はミスティに呼び止められます。モーゼスとアステリオンは酒だと言って立ち去ります。

白銀聖闘士の年齢設定は,酒が飲める年齢になっている

という解釈で良いのかな?

あいつが魔鈴に興味があるとはなぁ。

モーゼス

吹いた!

アステリオンは否定しましたけどね。ナルシストなミスティは自分にしか興味がないことを分かっていますから。

裏切り者

何科が不自然だとは思わないか,魔鈴。おまえには分かっているはずだ。

ミスティ

ということで,星矢の墓をミスティが攻撃すると,中から星矢が飛び出してきました。ほんのり星矢の頬がピンク色に変わり,死んでなどいないことがわかります。

貴様!小賢しい奴め!私の目はごまかせんぞ!私も一度は騙された。貴様の放った空拳,いわば見せかけの拳にな!

清く気高く,このミスティを相手にしたことを嘆くが良い!

この裏切り者め,許さん!

ミスティ

ミスティはどの段階で魔鈴の拳が空拳だと気づいたのでしょう?

他の青銅聖闘士たちがあっけなく連れてこられてきたあたりかな?どこだろう?

マーブルトリパーで魔鈴をふっとばし,トドメを刺そうとしたところに,星矢が立ち上がります。

ミスティvs.星矢

中途半端な力ほど,醜いものはない。相手を倒すのさえ,自らも血を流し肉体を汚す。それがお前らブロンズだ。

愚か者目。勝敗は実力だけで決まるのだ

ミスティ

ここで星矢ファンなら思わず突っ込みたくなるはず。

勝敗は顔で決まるのだ!

と。

一滴の血も流さず勝つ。それこそが真の勝者というものだ。このミスティはこれまで,一度も敵の拳を受けたことがない。

ミスティ

うん,良いね。

星矢は流星拳を放ちますが,ミスティの防御壁の前に一発も当たりません。

ところで,星矢は聖衣を纏わずにフル装備のミスティと戦っています。星矢の聖衣はミスティが握っていますからね。

生身の体にマーブルトリパーを受けてふっ飛ばされています。10m以上ふっ飛ばされても平気なのは,聖闘士だから。

私は美しい

私は美しい。そう,この地上のいかなるものにもまして……

ミスティ

脱いでねえ!

脱いでないミスティはある意味衝撃。

星矢はミスティに体当り。ミスティは醜い攻撃だと,星矢をさんざん罵ります。

いいや!賢いだけさ!

星矢

星矢の手に持っていたのは天馬星座の聖衣。ミスティから奪い返しました。

星矢の策にはめられるミスティの方がダサくて醜い状況。

男の勲章

聖衣を纏ってのペガサス流星拳は,一発だけミスティに当たります。

はじめて拳を受けて,動揺しまくるミスティ。痛みを知らずにどのような修行をしたのか,今もって謎な聖闘士です。

傷は勇気の証,いわば男の勲章だ!……

星矢

流星を一箇所に集めてのペガサス彗星拳。

原作では崖の上から無表情で解説していたムウ様ですが,ここでは表情豊かに解説しています。ハーデス編以上に表情豊かです。

こんどはミスティのマーブルトリパーを両手だけで弾き返そうとする星矢。その姿を見て再び動揺しまくりのミスティ。戦いというものは,動揺したら敗北が見えてしまいます。

マーブルトリパーをどこか横方向に弾き返して,そのままミスティの後ろを取ります。

ペガサスローリングクラーッシュ!!

ペガサスローリングクラッシュは,ただのジャンピングバックドロップだと今まで思っていたのですが,ちゃんと錐揉み回転してローリングしています。

目が回りそう…。

星矢の言う通り,やつは傷を負って勝利を求めた。それどころか,命を引き換えにしようとした。

ミスティ

そう言って頭から血を流して倒れるミスティ。

星矢の勝利を見届けたムウ様は,異次元への扉を生み出してその中へ消えていきました。

自分の進むべき道

魔鈴が意識を取り戻したとき,すでに星矢がミスティを倒した後でした。

どういうことなのかと問いただす星矢に,

自分の進むべき道を探せと言っただろう。おまえの運命は,この戦いのもっと先にある。

星矢

そこで星矢は何かに気づき,他の青銅聖闘士たちの墓を暴き始めます。

その中から出てきたのは,暗黒聖闘士のマスク。

みんなはどこに…?

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