2-10『挑戦』の感想

Netflixに,聖闘士星矢がCGアニメになって帰ってきました。瞬が女性になっていたことでいろいろ賛否両論分かれるところですが,どんな形であれ,私としてはこの作品が受け継がれていってくれることが何よりうれしいです。

声優さんも,基本的にアニメ声優を引き継いでくれているのが嬉しいです。また会えました。

バッチリネタバレを含みますので,ネタバレO.K.の人のみご覧ください

ネタバレが苦手な方は,回れ右をお願いいたします。

原作とは設定がいろいろ変わっているようですが,それはそれで楽しむことにします。

目次

本編

アルゴルと一輝が対峙したところで瞬の鎖が間に割って入るところからのスタートです。

一輝が生きて帰ってきたことを素直に喜ぶ瞬が可愛いです。

青銅聖闘士が一人増えたからと言って何になる。俺は倒せん。

アルゴル

瞬の後ろから紫龍と氷河も登場してきました。1人ではなく3人です。後ろに控えてないで,とっとと前に出てこればいいのに。

群れるのは嫌いだ

紫龍と氷河も登場したところで,一輝は立ち去っていきます。

どこへ行こうが勝手,群れるのは嫌いだ。

一輝

呼び止める瞬に,

離れていようと,心はお前とともにある

一輝

なんですか?この口説き文句。

石化

何人いようと,このアルゴルには同じ

アルゴル

振り返ったアルゴルの背中のメデューサの盾をうっかり見てしまった瞬が,石化します。生体分子が核融合でも起こさない限り,石を構成する原子なんて誕生しません。

メデューサの盾と目があって,生き延びたものはいない。誰もが魂を抜き取られ,石になる。

アルゴル

アルゴル自身はメデューサの盾を見たことがあるのかな?

自分の聖衣だもの,気になって見ちゃったりしたいと思うのが普通の心理。見ると石になると言われても見たいはず。

それとも,装着主にはメデューサの盾の魔力が効かないようになっているのかな?

盾の反射

盾は龍星座の聖衣だけに突いているものではなく,白鳥星座の聖衣にも盾っぽいものが付いています。

ペルセウス座の神話を解説した氷河は,アルゴルの姿を盾に映しながら,戦おうとします

原作では紫龍でしたけど,氷河に代わっています。話の流れとしては別に問題なし。

そんな戦い方をされたところで,アルゴルにとっては余裕です。盾が映し出す範囲から出てしまえば,あとを追いかけることは困難になってしまうからです。

氷河はアルゴルの姿を映しながら近づいたものの,盾の視界から外れたアルゴルにあっけなく攻撃され,その勢いでうっかり盾を見てしまって石になります。

石になった氷河の姿が,ちょっとかっこ悪いのが残念。

ペルセウスがメデューサが倒した伝説など,この俺はとっくに承知だ。

アルゴル

紫龍はメデューサの盾を見てしまわないように,岩場の影に隠れています。

その反対側には,沙織がいます。

アテナ!見てはいけません

紫龍

とっさに後ろを向いて,目を瞑る沙織さん。

目を閉じても,まともに向き合っては逃れられん。メデューサの魔力は,あらゆるものを突き抜けて網膜に飛び込むのだ。

アルゴル

あらあら,沙織のドレスが石化していっています。

服に目はないはずですけど,服はどうやってメデューサの盾を見たのだろうか…。

紫龍vs.アルゴル

アテナを助けようと岩場から飛び出す紫龍ですが,紫龍の左足が石化し始めます。

甘く見すぎていたようだ。メデューサの盾を封じるには,これしかない。(シャキーン)グフッツ

紫龍

両目を潰したシーンは流石にありませんでした。一分の迷いもなく,躊躇なく目を潰しています。

目に包帯をして紫龍は現れました。包帯には血が滲んでいます。

目に巻いている包帯をどこから調達したかは分かりませんが,アンダーウェアの一分を破り取ったのでしょう。

紫龍の思い切った正気とは思えない行動に,うろたえまくるアルゴル。

あぁ,間違いなく正気さ。俺たち聖闘士にとって,戦いは常に命がけということだ。

紫龍

目が見えないのに,アルゴルの攻撃を華麗にかわす紫龍。視力関係なくない?アルゴルの動きを見切っているし。

五感を失うと,小宇宙が高まる説

視力を失うことで,逆に集中力が高まっているんだな,きっと。

アルゴルの動きを見切って,廬山昇龍覇。盾も一緒に壊れます。

脆いぞ白銀聖衣

アルゴルが敗れると,石化が解けます。石化の後,破壊しませんでしたし。

敵をずっと石化し続けるためには,アルゴルは倒されてはいけない聖闘士ということも,ここからわかります。アルゴルが倒された途端,今まで石化した敵が解けて襲いかかられてはたまりませんもの。

たった一つの勝利のために,自らの両目を捨ててしまったのですね。

沙織

沙織さんの声がけが優しい。

たった一つの勝利のためではありません。これは,大いなる未来のためなのです。

紫龍

教皇の間

教皇の間に,蠍座のミロと獅子座のアイオリアが呼ばれました。

黄金聖闘士の登場に,テンション上がりまくるよ~。黄金聖衣がめっちゃ輝いてて眩し~い。原作とは違い,アイオリアもちゃんと聖衣を纏っているよ。

教皇のデザインは,TVアニメを踏襲したデザインになっていて,肩パーツにトゲトゲがついています。

お前たちを呼んだのは他でもない。青銅聖闘士たちがトーナメントを執り行うと聞き及び,私は白鳥星座を刺客として送り込んだのだが,ミイラ取りがミイラになりおった。

教皇

しかも,白銀聖闘士がことごとく青銅聖闘士たちに倒されています。

そして射手座の黄金聖衣が彼らの手にある。今倒しておかねば,恐ろしいことになるやもしれん。

教皇

射手座の黄金聖衣を彼らが持っているとなぜ知っている?

裏切り者の弟

ということで,青銅聖闘士天誅の指令がでます。その指令を,アイオリアが1人で受けようとしますが,

アイオリア,おまえの兄はかつてアテナを連れて聖域から逃げ出した裏切り者。あの射手座アイオロスではないか!

アイオロスはアテナが世界を破滅に導くという予言を知っている。にもかかわらず…アテナを逃し,射手座の黄金聖衣はいずこかに消え去った。その黄金聖衣が青銅たちの手にあるのだぞ。

いくら忠誠心厚く,聖闘士の中で一,二の屈強さを誇るおまえでも,裏切り者の弟一人で行かせられるか!

ミロ

原作ではアイオリアが立ち去ってから教皇に言っていたことなのに,アイオリアに直接言っちゃっているよ。

原作ではアテナは教皇の間の奥にいることになっていたけど,Netflix版ではアイオロスが連れ出してしまったから聖域にはいないことになっているのかな?

教皇の前でミロにこんなことを言われたアイオリアが,めっちゃ悔しそう。内心ミロをどつきたいぐらいだろうな。教皇の前でなかったら,どついてたに違いない。

アイオリア,任務を全うせい。

教皇

アイオリアは教皇の間を後にします。黄金聖衣がキラキラ輝いているのと,鎧らしく動くとガチャガチャするのがイイ!

アイオリアは,裏切り者の弟としてさんざんの苦渋を舐めてきた。きっと彼は,この時とばかり必死に黄金聖衣を取り返してくるであろう。

教皇

これを聞いて,ミロも教皇の間を出ました。

アイオリア

星矢は久しぶりに故郷の町に戻ってきています。

かつて住んでいた家。そこはもう売り物件になってしまっています。

用心しないと,ここがおまえの死に場所になるよ。おまえに話があってきた。おまえを殺そうっていうんじゃない。聖域から再び追手が放たれたのさ。聖闘士の中でも最強の,黄金聖闘士がね。

来た!逃げろ!

シャイナ

って,空から黄金の光が落ちてきたんですけど…。

Netflixの聖闘士星矢の世界では,やはり黄金聖闘士は空を飛べてしまうんですね。

あの光…,ずっと昔に見た…。

星矢

第1話で星華姉さんを連れ去っていますからね。見ているはずですよ。

そこをどきたまえ,シャイナ。君まで怪我をするぞ

アイオリア

星矢にとっては,聞き覚えのある声。姉さんを連れいったやつの声だと気づきます。逃げろというシャイナの忠告も聞かず,戦闘態勢に入る星矢。

青銅の動きはせいぜいマッハ1だ。白銀でさえ2~5。だが,黄金聖闘士は,みな光速の動きを持っている。

原作ではアイオリア自身が解説していたものですが,ここではシャイナさんが解説してくれています。

ちなみに光速を音速に換算するとマッハ88万。桁が違いすぎて話にならないレベル。

アイオリアの指1本で,星矢は一体どこまで飛ばされているんだ?原作に比べて,はるか遠くの彼方まで飛ばされてます。

この時星矢の小宇宙の異常を,他の青銅聖闘士たちと沙織が気づきます。

これほどの攻撃を受けても,それほどダメージを受けてないのが青銅聖闘士のいいところ。

遥か彼方に飛ばされた星矢を,ちゃんとアイオリアは追いかけてきています。

一度だけチャンスをやろう。射手座の黄金聖衣はどこだ?出せば命は助けてやる。二度と温情は見せん。この拳を見舞ってやろう。受けろ!獅子の牙を!

アイオリア

拳から黄金の光線が…!

そこに飛び込んできたのはシャイナさん。シャイナさんも飛ばされた星矢を追っかけて来てたんかい!

感じるよ,おまえの小宇宙を。まだまだ大きくなる可能性を秘めている。それを正義のため,アテナのため役立てろ。本物のペガサスに…,なれ…。

シャイナ

シャイナさんの愛の告白がなくなったいる…!

女聖闘士の仮面の掟がなくなっているようなので,シャイナの愛の告白はどうなるのだろうかと思っていたらこの展開。

でも,これだけではシャイナが星矢につきまとう理由にはなってないです。

まさか,あのシャイナまでが,聖域に弓を引くとは…。

アイオリア

シャイナさんが反逆者認定されました

なぜ拳を止めなかった。

星矢

「女の人に拳を向けて何になる」がどこかへ消え去っています。

姉だけでなく,弟まで聖域に歯向かうとは。

アイオリア

えっ?!

いいや,おまえの姉星華はもういない。俺が消したのだ。俺のこの手で。

アイオリア

アイオリアと星華の関係が気になってくる……。

ますますムキになる星矢ですけど,アイオリアには敵うはずがなく,一方的にやられてます。

黄金聖衣を纏った聖闘士に,青銅ごときが…,敵うものか。

アイオリア

ではおなじみのツッコミ。

聖闘士の優劣は何も纏っている聖衣で決まるのではないのですから…要は…小宇宙です!!

射手座の黄金聖衣

ライトニングボルトを放つ時のバックのライオンがかっこいい。CGアニメだけある。本物のライオンっぽくて良い!ガオーッ!

ライトニングボルトが星矢に当たる瞬間,星矢の体には射手座の黄金聖衣。

これが黄金聖衣の意思だ!

星矢

アイオロスの魂と完全に一体化してますから。とはいえ,今回アイオロスの亡霊が出てくることはありません。「それでもこの私の弟か!」なんていうセリフもありません。

黄金聖衣を纏った星矢,力がブーストされています。

聖闘士の優劣は何も纏っている聖衣で決まるのではないのですから…要は…小宇宙です!!

って,本当なのかなのかどうか疑わしくなってしまいます。

黄金聖衣を纏ったことによって星矢の気が大きくなって,いつもより小宇宙が爆発してしまったということにしておきましょう。

アテナがこのまま生き続ければ,人類は滅亡するのだ。そのことをおまえは分かっているのか,星矢。

(中略)

地上の平和を危険にさらして良いのか。

アイオリア

アイオリアは予言を信じています。

それは違う。身近な仲間を守れないでどうするんだ。そんなんで地上の平和なんか守れるわけないだろう。おまえだって兄さんを失った時,どう感じたのか思い出せ。悲しかったんじゃないのか。

俺は絶対諦めない。アテナを守る。それに地上の平和も,人類も守ってやる!

星矢

射手座のアイオロスがアイオリアの兄だなんて,アイオリアは星矢に言っていないと思いますけど,どこで知ったんでしょう。それとも私が聞き落としていたのかな?

アイオリアが盲目的に教皇を信じていることが,星矢には許せないようです。

おまえ自身はどうなんだ。もしアイオロスを同じように,自分の目と心でアテナを確かめたら,きっと考えを変えるはずだ。あんたに心があるならな!。

星矢

アテナ沙織

アテナ沙織と他の青銅聖闘士たちも登場。

アイオリアはアテナを殺そうとしますが,ここでアテナの小宇宙を燃やす沙織さん。

私の話を聞いてください。きっとあなたも分かるはずです。あなたの兄,アイオロスは偉大な聖闘士でした。彼は私に,生きて言葉を伝える機会を与えてくれたのです。予言のことは知っています。私が生き続ければ,人類が滅亡するということを。ですが,私が死ねば,本当に地上に平和がもたらされるのでしょうか。私にはそうは思えないのです。

(中略)

戦っていはいただけませんか,この私とともに。

沙織

沙織さん,結構いいこと言っている。

沙織さんは予言に抗おうとしていて…,それって,聖闘少女翔で宿命に抗おうとしている女神と聖闘少女たちとも重なってくる。

聖闘少女でミロは「運命に抗え」と言っているのに,この時のアイオリアは反逆者の弟という状態にのみ抗おうとしていない感じ。

あなたは知っているはずです,ペガサス伝説のことを。それもまた幻ではありません。

アテナ沙織

ここにも伝説が…。原作が終わったからこその伝説ですね。

星矢は一応,アイオリアに一発殴らせてもらっています。

気がすんだか星矢。おまえが探し求めている姉について,一つだけ教えておくことがある。星華は死んではいない。星矢よ,それについては私の語るべきことではない。生きているのに姿を現さないのは,そうすべき理由があるからだ。

まず魔鈴がおまえに,何も語らずに去っていったのか,考えてみるが良い。

アイオリア

どのような伏線になっているのか,ますます気になりますね。アイオリアが関係しているのは確かなようですけど……。

射手座の黄金聖衣がどこかへ消え去り,アイオリアはシャイナを連れて,聖域へと空を飛んで帰っていきました。

その様子を,空からミロが見ている……。

原作でアイオリアを監視していた白銀聖闘士はいません。ミロが直接空から監視していました。空に浮いてます。

ミロは,小宇宙を発したアテナに,何も感じなかったのでしょうか…?

再び教皇の間

教皇,地上の平和のためというならば,あの青銅聖闘士は殺してはなりません。殺すべきではないのです。私はアテナにお会いして,無限の可能性を感じました。このアイオリア,あに同様アテナの下で戦います。

アイオリア

怒り心頭で教皇の間に乗り込んで行ってない!

極めて冷静なアイオリア。

そしてそこにシャカ登場。

やめなさいアイオリア。考えを改めないのであれば,君をここで倒さねばなりません。

シャカ

ということで,シャカとアイオリアの千日戦争勃発。

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