てんびん座は,てんびん座の聖衣に装備されている武器を使用するかどうかを判断する権限を持つため,善悪を判断する聖闘士の要と云われる存在です。
龍座紫龍の師匠であり,紫龍だけでなく他の聖闘士からも「老師」と呼ばれて親しまれています。
TV版の老師は肌色が紫で,スター・ウォーズのヨーダを意識した色合いになっています。リアルタイムに聖闘士星矢が放送されていた頃,てんびん座はヨーダと呼ばれてバカにされていました。
童虎のプロフィール
身長:140〜170cm,体重:不明,誕生日:10月20日,年齢:261歳, 血液型:A型,出身地:中国,修行地:中国・廬山五老峰
冥王編で年老いた姿の老師が脱皮し,中から18歳の肉体の若い老師が出てきたときは,たまげたものです。脱皮前は140cmしかなかった身長ですが,脱皮して若返った姿の老師は170cmです。
修行地でもあり,アテナの封印を守るために座している五老峰は一大観光地です。観光客も訪れることのない場所のどこかに,大瀑布がですね。聖闘士でもなければ近づくことができそうにもない奥深いところにあるのかもしれませんが,それでは修行前の紫龍がたどり着くことが出来ません。
必殺技:廬山百龍覇、廬山昇龍覇
廬山昇龍覇は,原作では披露していないものの,アニメやゲームでは使いまくっている技です。
CV:矢田耕司(老師),小林通孝(TV版・青年期),堀内賢雄(脱皮後) ,岩崎ひろし(Netflix版老師)
先代アテナより仮死の法と云われるメソペタメソスを受け,1年に心臓が10万回しか鼓動しない状態となっていました。故に,五老峰から座したまま動けない状態です。
老師姿の時,原作では一度だけ,デスマスクによって滝壺に落とされた春麗を助けるときにのみ動きますが,アニメでは普通に歩き回っています。突っ込まないことにしましょう。
140cmのヨボヨボの爺さんの体の中に, どうやって 170cmの筋骨隆々な肉体が入っていたのか,小一時間問い詰めたくなります。
脱皮後は,261歳という人知を超えた知恵袋に,18歳の肉体を持つというとんでもキャラになりました。
声優の堀内賢雄さんも,「261歳という年齢に18歳の肉体,何このおいしい設定は説得力の塊じゃん」と評しています。
TVアニメ版では,スターウォズのヨーダを意識したのか,紫色の皮膚という人外のような肌色をしていましたが,Netflix版では一般的な東洋人の肌色になっていました。これが普通ですよね。
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童虎の初登場
原作では第6話『ドラゴン 最強の盾と拳の巻』で,TVアニメでは第4話『ドラゴン!無敵の剣と盾』が初登場となり,紫龍の回想に登場します。
五老峰に座したまま,昇龍覇を撃つ際に無意識のうちに晒してしまう欠点を指摘します。
童虎の立ち位置
紫龍の師匠として,また教皇亡き後聖闘士を統べる役割を担います。
弟子の紫龍に敵と戦うことを教える一方で,闘い以外の道を歩ませようとする親心を垣間見せます。
聖域十二宮編
五老峰に座したまま終始動かず,紫龍の師匠として様々な知識を与え,助言します。
サガ扮する偽教皇が,
「天秤座の黄金聖闘士は,中国五老峰あたりにいると聞いた。すでに数百歳を過ぎているはずだが……」
の行で老師が黄金聖闘士であることにまず驚き,そしてあの爺さんの体でどうやって聖衣を纏うのかと,友人たちと言い合ったものです。
女神を守り,正義のために戦うのが聖闘士だと教えた紫龍が闘いの中で視力を失い,五老峰で農作業に勤しんでいることを憂いています。教育に失敗したと思っているのか,ここでは戦わない紫龍を残念がっています。
青銅聖闘士たちが天秤宮までたどり着いたとき,氷河を閉じ込めた氷館をくだくために天秤座の聖衣を送り届けています。
送った聖衣で,紫龍が1時間も天秤座の武器で遊んでいたなんて,思ってみみなかったのだろうな。
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海皇編
特に出番はありませんが,黄金聖闘士たちに聖域を離れるなと命じます。
その理由は海皇編では明らかにされませんが,冥王編で明らかになります。
女神は海底神殿にいるのに聖域を守れということの意味が,ちょっと分かりません。冥王編で明らかになっても,やはり分かりません。
聖闘士にとって,聖域よりも女神を守ることのほうが大切なのではないのではないでしょうか。
冥王編
今まで五老峰で座しているだけだった老師が冥王編では大活躍をしてくれます。
五老峰から忽然と姿を消し,聖域へと現れた老師は白羊宮でサガに殺された教皇である牡羊座のシオンと対峙します。
老師を追って聖域に来た紫龍に対し,春麗のために戦いの場を離れ,五老峰にもどれと諭しますが,紫龍は聞き入れません。生き残るかどうか分からないハーデストの闘いに,愛弟子を巻き込みたくなかったのでしょう。
ですが紫龍は老師とともに地上の愛と平和のために戦いの場に飛び込むこと老師に訴えます。
「一緒に死ぬか,紫龍よ」
師弟愛を感じます。この言葉は,ロストキャンバスのシオンの台詞にも反映されている名台詞ですね。
その後背中が破けて脱皮して,中から18歳の肉体を持つ若い老師が出てきたときは衝撃的でした。いろいろと突っ込みどころがあるのはさておき,背中の虎の顔がしょぼい。この虎の絵は,もうちょっとなんとかならなかったものでしょうか。
阿頼耶識に目覚めていたのはシャカだけと言っていましたが,極限状態では童虎やカノンだけでなく,他の青銅聖闘士も目覚めて冥界に生きたまま赴くことになりました。
最期は,他の黄金聖闘士とともに嘆きの壁を破るために命を散らしました。
黄金魂編
黄金魂編は黄金が2人組で行動するような場面が多くありました。童虎はアルデバランと組んでいました。あまり者同士なんて囁かれたりしていましたが,なかなかいいコンビでした。
黄金一体の大きいアルデバランと,一番小さい童虎。私服姿のアルデバランに対し,聖衣を纏ったまま居酒屋で酒を飲む童虎。
いい対比になっていました。見た目18歳の童虎は酒が飲めるのかどうかは置いておいてですね……(実年齢261歳だから問題ないという説も……)。
TVアニメオリジナルのアスガルド編で簡単に敗れてコンプレックスを持つアルデバランに対し,それを覆すきっかけを与える役どころは,紫龍を師匠をしていただけあります。
ユグロドラシルに捕らえられたとき,童虎だけなぜ萌姿だったのだろう……。
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