当時はアニメが原作に追いついてしまったがゆえに,アニメオリジナルのエピソードが挿入され,それがまた原作との矛盾を生み出し,原作以上にツッコミどころ満載の作品となりました。ツッコミを入れながら楽しめるのも,この作品の良いところでもあります。
TVアニメが原作に追いついてしまったため,やむなく挿入したオリジナルストーリーが生み出した珍キャラの一人です。
子ども向けの勧善懲悪番組にするために,悪役側を際立たせるために生まれたキャラです。聖闘士資格を持たない,ただの事務官です。
ギガース参謀長のプロフィール
CV:佐藤正治
アーレス教皇の片腕として,悪事に辣腕をふるう,左目に宝石の義眼が入ったキャラです。
このオリジナルストーリーが制作された時,原作では黄金聖衣は登場していてままだ黄金聖闘士が登場していません。教皇の設定もまだ不明のままです。聖域のシステムもはっきりしていません。
ゆえにアニメスタッフがいろいろと設定が不明なのを良いことに生み出されたキャラです。
アーレス教皇の治世になってから,大抜擢された人物のようです。
原作の聖闘士星矢世界ではありえないような悪事を指揮してくれます。そして派遣されるオリジナルの聖闘士たちも,ツッコミどころ満載でなかなか笑わせてくれます。
- 内乱を引き起こして,国を混乱に陥れる
- 一輝と暗黒聖闘士を遣わして,黄金聖衣を奪い,青銅聖闘士たちを倒そうとする
- ドクラテスを派遣して,黄金聖衣を奪う
- ガイストたちにを派遣して,原子力タンカーをジャックして黄金聖衣を奪おうとする
- シベリアに氷のプラミッドを建築させる(目的不明)
- アテネでごろつきをスカウトして炎熱聖闘士に育て,山荘を襲う
ん~,まだ何か見落としているのあったかな?
シベリアに氷のピラミッドを建立して,聖域の力を全世界に思い知らせようとしていたのが一番の謎行動です。そんなところに誰も見に行かないし,権力を示すのなら,それこそニューヨークとか,パリとかに建立したほうが目的に合っていると思うのですがね。
ギガース参謀長の登場回
第16話から第22話まで登場します。
第16話では教皇の片腕として意を汲み,手下のパエトンに命令しています。
ドクラテスを派遣して星矢たちを倒し,黄金聖衣を奪おうとしたものの失敗したので,今度はシャイナの妹分のガイストに命じて星矢たちを倒そうとします。
ギガースの手下になる人物って,非行に走って悪事に走っている連中ばかりなんですね。ガイストの手下の3羽ガラスたちは,なかなか笑わせてくれるキャラでした。
結局ガイストの作戦も失敗に終わって,教皇に怒られたりして。
子どもに分かりやすくするためなのは分かりますが,言動が水戸黄門に出てくる悪代官そのものです。
そして22話でになると,教皇に失敗の報告などできるはずもありません。最後は自分がスカウトして育てたという炎熱聖闘士をつれて,自ら日本に乗り込みます。
城戸邸を破壊し,辰巳を捕らえて拷問して沙織の居場所を吐かせ,山荘にまで乗り込みます。一輝に一撃を食らわされて倒れますが,その後普通に起き上がって逃げ去っていきます。
聖闘士でもないのに,なかなかの耐久力です。普通の人間なら,聖闘士の一撃で死んでます。なにしろ,マッハの拳ですからね。
もう教皇に報告できないほどの失態を重ねてしまったので聖域には戻れず,次の回からは姿を消してしまいます。
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