守護星座と同じく双子の弟がおり,善と悪の心を持つ二重人格の設定がなされたり,悪の人格に負けて教皇を殺して成り代わっていたり。
そんな背景があるからかいろいろといじりがいがあり,その上に実力もありイケメンなものだから,いろいろな意味で人気がある聖闘士です。
ものすごく強いのだけれど,精神的に弱くてどこか憎めない,前の心と悪の心に悩む人間の性からサガという名前をつけたキャラだけあります。
ジェミニのサガのプロフィール
身長:188cm,体重:87kg,誕生日:5月30日,年齢:28歳のアラサーだけれども, 映画『Legend of Sanctuary』 ではアラフォーの年齢設定になっています。
出身地:ギリシャ,修行地:不明
Originで,現世に生を受けた最初の黄金聖闘士の宿命を持った者は,誕生とともに流星となって守護星座の宮に送り込まれることが示されました。
双子を産んだものの,突然赤ん坊がいなくなるなんて,母親はさぞかし大パニックに陥っていたに違いありません。黄金聖闘士として女神に捧げられる命だなんて,露ほども思っていないことでしょうし,子を失った悲しみを思うと……。
母があまりにも可愛そうだ。
必殺技:ギャラクシアンエクスプロージョン,アナザーディメンション,幻朧魔皇拳
ギャラクシアンエクスプロージョンを放つ時の手は,サガは一貫して右手で放っています。それに対し弟のカノンは左手で放つという対比がなされています。
また,サガは聖域十二宮編までは男爪で,冥王編では女爪に変化しているのに対し,カノンは終始男爪です。
細かいですが,この双子の見分け方と言うか,描き分けがなされています。
CV:曽我部和恭(初代)、置鮎龍太郎(2代目),山寺宏一(映画『Legend of Sanctuary』)
偽教皇の正体がまだサガだと明らかにされておらず,アニメが原作に追いついてしまっていたとき,内乱を起こしたり,タンカーを破壊したり,酒池肉林をする悪者という描かれ方をしていました。悪サガの性格を考えても,サガはそんなことしないと思う。
その回は第17話になります。
シベリアで氷のピラミッドを建造したりすることも。
アーレス教皇としてアニメで登場した時の一人称は「余」です。原作のサガは悪人のときはオレですが,善人のときは「私」になります。
映画『Legend of Sanctuary』では,融合したり巨大化したりと,いつからサガはFF7のセフィロスのようなキャラになってしまったのだと,驚きました。
セインティア翔では神聖衣を纏った上に戦神アーレスへと変わります。ボスキャラ的立ち位置をキープしています。
ケールに憑依されたり,アーレスに憑依されたり,サガは神々に憑依されやすい憑依体質なんですね。本体が善であるだけに,邪神に憑依されるなんて,心は相当苦しいに違いありません。
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サガの初登場
アイオリアとともに第1話から登場している黄金聖闘士ではあります。しかし第1話は教皇の中の人,つまりは偽教皇として顔を出さずに登場しています。
後に正体がバレ,サガが教皇に成り代わって地上の支配をもくろんでいるということを知られることとなります。
サガの立ち位置
聖域十二宮編のラスボスです。ふたご座の星座占いどおり,弟のカノンとともに嘘つきな性格付けがなされています。
善の人格が全面に出てきたときは,神のような人と言われているようですが,その善人格が全面に出てきているときでさえ,聖衣をまとって生身の弟をボコっています。
自分と同じ力を持つ弟とはいえ,その弟に打ち勝つためとはいえ,弟に罰を与えるためとはいえ,自分は聖衣を着て生身の弟をボコるとは一体どういうことなんでしょうか。
聖域十二宮編
教皇宮には巨大なお風呂があり,偽教皇時代に沐浴をするシーンが描かれているがゆえに,二次創作ではお風呂好きのキャラにされます。
前の心と悪の心が葛藤しているシーンが随所に見られます。前の心が前面に出てきたときは穏やかなサガ,悪の心が前面に出てきたときは目が血走り髪の色も漆黒に変わるという謎の変化をします。
前の心が前面に出てきたときは,シャカですら悪の心がそこに潜んでいるということに気づきません。逆に悪の心が前面に出てきたときは,善の心が一欠片もみられなくなります。
教皇宮で最後,青銅聖闘士たちと対峙するとき,ふたご座の聖衣を呼び寄せて,全裸の状態で聖衣をまといます。アンダーウェアなしです。
アニメでは,いつの間にかアンダーウェアを着用しているのですが,原作ではどう考えても全裸に聖衣です。星矢にはサガの○○がガッツリ見えてしまっていたはず。アンダーウェア無しでの聖衣の着心地はどうなんでしょうか?
他のキャラもよく見ると上半身はアンダーなしですが,流石に下半身に何もつけずに聖衣を着用したのはサガのみです。
女神暗殺未遂,教皇殺害,アイオロス殺害,弟監禁,側近殺害,……,と数多くの前科を持ちます。それゆえこの男の一体どこが『神の化身』なのだろうかと,思わず疑問符がいっぱいついてしまいます。
善の人格のときでも,悪の心がそこそこあったのではないかと勘ぐってしまいますが,基本的に悪の人格と善の人格が彼の頭のなかで喧嘩をしており,肉体がそれに振り回されているといった感じです。
善の人格と悪の人格を持つ二重人格者とされ,「善と悪の間で誰よりも苦しんでいたのかもしれない」とムウに言われています。
精神医学的には,多重人格者はお互いの人格の存在を知りませんし,人格同士が会話をするようなことはありません。二重人格のふりをしているだけだと思います。
女神の盾の光にさらされて,体から悪の心?のようなものが出て消え去ったことが描かれていますが,それが一体何だったのかは,30年経ってOriginでようやく明らかにされました。
冥界の双子神タナトスとヒュプノスの妹のケールのいたずらだったんですね。内ゲバを起こして聖域が内部から崩壊するように仕向けられていたんですね。
海皇編
聖域十二宮編で命を落としているので,海王編では出番はありません。その代り,弟のカノンが出張ってくれます。
冥王編
女神を倒したいハーデスによって冥闘士となって生き返り,生き残った黄金聖闘士たちが守る十二宮をシュラとカミュとともに駆け上ります。残された時間は日の出までの12時間。
ちなみに,このとき冥闘士として復活したサガ,シュラ,カミュをまとめて冥界キャンディースとか,慟哭トリオとかファンには呼ばれています。
女神の首を取るというのは建前上で,真の目的は女神の聖衣を女神に渡すこと。
冥界からの監視があるから,真の目的を伝えることはできないと,生き残り黄金聖闘士たちと戦っていくのですが,この人たちって,言葉をかわさなくてもテレパシーで意思の伝達ができるのだから,ムウにテレパスで伝えて,ムウがそのまま女神に伝えればすんでしまうことなのではないでしょうか。
生への執着があったとしか思えません。
アテナエクスクラメーションの打ち合い後,原作ではミロにアニメではムウに担がれて女神のもとへ連れて行かれます。アニメでミロからムウに変わったのは,因縁を感じさせる組み合わせで萌えますね。
女神の前でカノンに運ばれた黄金の短剣で女神の喉をつかなければならないシーンは,サガにとってはトラウマ級の嫌がらせに感じたのではないでしょうか。泣けるシーンなんですけどね。
最後はパンドラの元までたどり着きますが,日の出とともに星矢の腕の中で消滅します。ここも泣けるシーンですね。
嘆きの壁を破壊するときに,つかの間の復活を果たしますが,他の黄金聖闘士たちとともに消滅します。

映画『Legend of Sanctuary』 編
聖域十二宮編をCG映画化したということでラスボスとなっています。
ラスボスなのは良いのですが,最後に巨大化して黄金聖闘士たちと戦うのはいかがなものかと思います。どうしてこうなった。「FF7のセフィロスかよ」と思ったのは,私だけではないはず…。
キャラクターデザインとして,善と悪を表現するためにオッドアイになっているのは評価しています。
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黄金魂編
動かしにくかったのか登場は遅め。
作画が下手くそで,眉が太くなってしまっており,ゴリラとネット界隈では叩かれてました。
アナザーディメンションを敵からの逃亡に使うなど,新しい技の使い方が披露されていました。
「私にも弟がいた」
などと言ってますが,アスガルドの元凶は弟のカノンであることを,恐らくサガは知らないのだろうな…。
アイオロスとお互いの想いを語るシーンがありますが,アニメスタッフたちの愛を感じました。善と悪を統合したサガに,思いのたけを語らせたかったのでしょうね。
セインティア翔編
十二宮編少し前から海王編までの間の物語ということで,最初は偽教皇として,そして戦神アレスの憑代となったアレスとなって登場します。
ここでもボスキャラ的立ち位置を確保しています。
今後どのような描かれ方をしていくのか楽しみです。
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