セインティア原作では,殺戮のフォノスと蠍座ミロの闘いがあるのですが,翔子と女神との戦いに負けて傷ついたフォノスは破滅のアテに処刑されてしまいます。雑魚も倒せずに帰ってきた役立たずということで。
最期の瞬間,フォノスは蜘蛛の姿になります。蜘蛛の巣を張るキャラだけに,本体は蜘蛛だったのでしょうね。
蜘蛛といえば,アテナに嫉妬された少女が蜘蛛に変えられてしまっている神話がありますね。少女アラクネのお話。ここでのフォノスは男なので,今話とは全然関係はないですが,蜘蛛つながりで連想してしまいました。
アテが次の翔子を捉えて,木の根に突き刺そうとしたところを,翔子をお姫様抱っこして助け出しての,蠍座ミロの登場。
ミロ,王子様すぎだろ!いや,良いんだけど,かっこいいから。
「邪神復活は,このスコーピオンのミロが阻止する」
第4話は,セインティア翔第3巻の1/4から終わりまでのお話です。
本編
夢じゃなかった蠍座のミロ。翔子の記憶にあるミロ(15歳)と,今目の前にいるミロ(20歳),全然変わっていません。20歳のミロが15歳のときに行ったことを,「若さゆえの過ち」と言っているけれど,若さというより幼さなのではないのかと思う。
そのままアテとミロが対峙します。
5年前は老婆の姿だったアテ。5年の間,「人間どものの争いの血によってこの若くて芳醇な力に満ちた肉体を蘇らせたのだ」と言う時のアテの手の動きと体がイヤらしい。
そしてそんなエロティックなアテに全く動じないミロ。そして簡単に飛ばされる蠍座マスク。頭部を守るマスクがこんなに外れやすくて良いのでしょうか。
このアニメでは,黄金聖闘士の体がいつも黄金に光っている演出が,めっちゃ好きです。聖闘士の頂点に立つ最強の聖闘士らしくて好きです。
そんあ黄金に輝いたミロが,アテをジリジリと追い詰め,圧倒してしまうところなんか,やはり黄金聖闘士はこうでなくっちゃと思います。無闇矢鱈と動かず,静かに敵を圧倒してくれてこそ,黄金聖闘士です。
ミロ対リゲル
翔子がミロに追いつくと,ミロがリゲルとすでに戦いを始めていました。
ギリシア神話の因縁よ,今ここに。
というほどでもないですが,ただ一人の愛する人を守ろうとするのがリゲルの正義,地上を守るアテナの聖闘士としてのミロの正義が熱くぶつかります。
そこに分け入る翔子。
そこでよく2人共戦いの手を止められたなと感心します。それだけ熱が入っていたのなら,普通は周りの声は聞こえなくなってしまうものではないのでしょうか。しかも同時に手を止めなければ,どちらかが傷ついてしまいます。
翔子をリストリクションで固めて説得するミロ。リストリクションって,ギリギリと相手を締め上げることもできるんですね。スカーレットニードルといい,ミロの技って,拷問技にはピッタリのものばかりですね。
女神が小宇宙をエリス神殿に送ります。
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響子と翔子
翔子は沙織の小宇宙とともに響子に近づき,声をかけます。
しかし,願い虚しく,エリスと一体となってしまった響子が目覚めてしまいます。依代となった人間から,邪神を引き剥がすことは神でもなければ無理だと言われていたことです。
この後,原作にはなかった,エリスとなった響子と姉を助けようとする翔子の戦いが始まります。響子から邪神の魂を引き剥がすための戦いです。響子の魂に声をかけ続けます。
「宿命とか,運命とか,もううんざりなんだよぉ~!!」
散々周りから運命とか宿命とか言われていますからね。そりゃあね,嫌になるでしょう。
エリスの魂(蛇)が響子から離れ,翔子の方に乗り移ろうとしますが,とっさに響子がエリス(蛇)を捕らえ,ミロに自分もろとも倒すように叫びます。
「ミロ様!エリスは私が引き受けます。(中略)私とともに,エリスを討ってください」
原作ではミロ様ではなくアテナ様なんだけど,ミロ様で良いです。実際に倒すのはミロなので,ミロ様のほうがしっくりきます。
そしてミロは,スカーレットニードルで響子ともども邪神を倒します。なぜか一緒にリゲルも道連れに倒されています。どうやって道連れになったのか謎です。
ミロが敵を倒してる……,無印原作や黄金魂で誰一人敵を倒していないミロが敵を倒してる。なにげに嬉しい。
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