青銅聖闘士一軍5人組の一人で,白鳥星座を守護星に持ちます。
師匠の水瓶座カミュ譲りの,クールのふりをした熱い男。
クールのふりして全くクールでない。口では「クール」,「クール」 と言っていますが,やっていることは全くクールには程遠い猪突猛進の熱い男。
熱い男であるがゆえに,冷静沈着な紫龍や瞬とコンビを組むことが多くなります。同じ猪突猛進型の星矢と組んでしまったら,それこそどこへ走っていくのかわからないので,紫龍や瞬とコンビを組んでバランスをとっています。クールに見えて,中身は星矢と変わらないのが氷河です。
そしてマザコン!ことあるごとにマーマの影がちらつきます。聖闘士になってから毎日マーマの眠る氷の海底へ詣でる(墓参り)なんて,そうそうできるものではありません。
白鳥星座氷河のプロフィール
身長:173cm,体重:60kg,年齢:14歳,誕生日:1月23日,修行地:ロシアシベリア,師匠:水瓶座カミュ(TVアニメでは水晶聖闘士)
ロシア人と日本人の混血児のはずですが,なぜか金髪碧眼の少年になっています。父親である光政に白人の血が流れていたのかもしれません。
原作で氷河の師匠が明らかになっていない段階で,原作に追いついてしまったTVアニメが氷河の師匠として水晶聖闘士などという謎の聖闘士を登場させてしまいました。
後に氷河の師匠として水瓶座カミュが登場した時,TVアニメはどうするんだろうと思っていたら,なんと「師の師は我が師も同然」などという迷言が生まれるに至りました。
カミュは20歳だということを考えると,水晶聖闘士は何歳だったのでしょうね。
現ざくで氷河の年齢が明らかになるのが遅かったというのもあるかもしれませんが,TVアニメでは助手席に一輝を乗せて車を運転しています。何歳だと思われていたのだろう?
仮に車を運転できる年齢だったとしても,いつ免許を取ったのか気になります。
必殺技:ホーロドニースメルチ(TVアニメではオーロラサンダーアタック),オーロラエクスキューション,カリツォー(TVアニメでは氷結リング),フリージングコフィン
TVアニメでホーロドニースメルチがオーロラサンダーアタックに変わったときは,あまりにもダサい技名に笑ってしまいました。加えて,技を出すときにいちいち白鳥の羽ばたきを表現するダンスをするものだから,更に笑ってしまいました。爆笑してしまいました。
このダンスが,いわゆるキグナスダンスとファンの間では言われるものです。
CV:橋本晃一(TVアニメ版),三浦祥朗(OVA『冥王ハーデス編』)

氷河の初登場
原作では第5話『キグナス 氷原の戦士の巻』,TVアニメでは第3話『キグナス!氷原の戦士』で初登場となります。
原作では聖域からの勅命で銀河戦争に参加しましたが,TVアニメでは「僕の聖闘士としての血が,早く東京へ行って戦えと言っている」に変わっています。
原作では後ろ向きな理由でしたが,TVアニメでは暑苦しい男に変わっています。
氷河の立ち位置
最初の頃はマーマが頻繁に登場し,マザコンぶりが強調されていました。
のちに師匠であるカミュが登場すると,マーマの代わりに師匠への想いが強調されるようになってきました。マーマがカミュに代わっただけです。マザコンが師匠コンに変わっただけです。
マーマにしろカミュにしろ,なんというか,想いがねちっこいです。紫龍と童虎の師弟関係とは全然違います。
聖域十二宮編
銀河戦争~白銀聖闘士編
銀河戦争に参加した理由は,他の聖闘士たちとは違い原作では聖域からの勅命で参加しています。アニメでは聖域からの刺客なんていう設定は,どこかへ飛んでいってしまっています。
星矢たち他の孤児たちとは違い,氷河は自分の父親が城戸光政であることを知っています。それ故一輝が自分の父親が誰であるかを知ってしまった時のショックに,同情したりしています。
黄金聖闘士編
カミュにマーマの眠る船を海溝深くに沈められてしまったことから,聖域との戦いへと誘われるにいたります。
双児宮で異次元に飛ばされたところを,カミュによって天秤宮に落とされ,氷の棺に閉じ込められます。後に天秤座聖衣によって助けられ,瞬によって回復します。
その後天蝎宮で蠍座ミロと戦い,ミロに男として認められます。
そして師匠のカミュと戦います。このとき,カミュは自らの奥義を氷河に伝授することにこだわらず,黄金聖闘士らしく光速拳に頼った戦いをしていればカミュが勝っていたはずです。しかし,カミュは光速拳を出しませんでした。
カミュが命をかけて氷河に聖闘士としての心構えと水瓶座の必殺技を伝授してしまったがために,氷河は師弟愛をこじらせるに至ります。マザコン以上にこじらせています。尊敬する師匠を自らの手で殺めてしまったからでしょうかね。
海皇編
北氷洋を護るクラーケンのアイザックと戦います。アイザックは氷河の1年兄弟子になります。
アイザックは修行時代,まだ未熟な氷河を助けるために海流に巻き込まれ,命を落としたものを思われていました。アイザックはその時片目を失いました。
氷河はアイザックとの戦いで,同じように片目を失うことになります。
聖域編ではマザコンぶりが強調されていましたが,海皇編からは師匠コンぶりが発揮されています。
冥王編
原作では,氷河が黄泉帰ったカミュに合うのはハーデス城ですが,アニメでは処女宮で会っています。処女宮でアテナエクスクラメーションを青銅が放つシーンはいりません。ハーデス城でのシーンだけで十分です。
ハーデス城で氷河がカミュのもとに駆け寄り,触れる直前で姿を消すシーンは感動モノです。カミュが氷河を信頼していたんだなということが,表情から読み取れます。
目が見えなくても,冥界ではものを見ることができます(紫龍)。紫龍は目に包帯をしていませんが,氷河は冥界でも片方の目を隠していました。

氷河の対戦成績
対戦相手 | 勝敗 |
---|---|
海ヘビ星座市 | ○ |
暗黒スワン | ○ |
鳳凰星座一輝 | ✕ |
ケンタウロス座バベル | ○ |
水瓶座カミュ(1回目) | ✕ |
水瓶座カミュ(2回目) | ○ |
アニメ及びスピンオフ
対戦相手 | 勝敗 |
---|---|
水晶聖闘士 | ○ |
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