小宇宙(こすも)とは

小宇宙とは,聖闘士の体内に秘められた宇宙的エネルギーといわれています。

聖闘士は生命の根源である小宇宙を爆発させることによって,原子を砕くような超人的なパワーを生み出します。

聖闘士の戦いは,小宇宙をより燃焼させて爆発させたほうが勝つとされています。

小宇宙の真髄セブンセンシズ

聖域十二宮編,最初の白羊宮で,ムウが青銅聖闘士たちに小宇宙についてレクチャーしています。

黄金聖闘士が強大無比なのは,小宇宙の真髄を極めているからです。

第29話『聖域!十二宮殿の巻』の感想
本編いよいよ聖域に乗り込むために,城戸邸の私設飛行場で待つ星矢たち。どう見てもギリシアまで到達できそうにないジェット機です。途中何度か給油しながらギリシアまで向かうのでしょうね。瞬の到着が遅れています。辰巳は弱...

小宇宙とは,セブンセンシズ。つまり,第七感ということになっています。

ということは,エネルギーではなく,視覚や聴覚といったただの感覚ということになります。

第七感というだけならセブンセンスになりますが,セブンセンシズとわざわざ複数形になっているので,五感と,第六感,第七感のすべてを合わせたものがセブンセンシズと,私は理解しています。

小宇宙の真髄がただの感覚だとしたら,エネルギーなんて生み出せなくなってしまいます。

おそらく,原作者はそこまで深く考えていないはずなので,突っ込んだら負けかも…。

私は高校時代,生物の授業で,

「生物学的には,第六感は筋肉になります。第七感は平衡感覚,第八感は回転感覚になります」

という説明を受けた時,心のなかで大爆笑しました。蛇が持っている温度感覚や,イルカが持っている磁気感覚も,感覚系としてこれに続くのかな?と勝手に思っています。

小宇宙は感覚系なので…

小宇宙は五感といった他の感覚の上をいく感覚系であると考えられ,五感が失われた時にそれらを補うように研ぎ澄まされる感覚ではないかと考えられます。

両目を潰して視覚を失っている紫龍が,相手の攻撃を見切ってアルゴルを倒したり,十二宮を目が見えているかのように駆け上ることが出来ています。

失った視覚を補うために,小宇宙が増大したのでしょう。

視覚を失った紫龍が,前よりもパワーアップしたように見えるのは,私だけ?

第25話『大いなる未来のためにの巻』の感想
本編白銀聖闘士たちが簡単に一輝に倒されていったわけなんですが,最初にデッドラインを超えて一輝に殴られた御者座カペラが復活してきます。カペラは一輝に円盤を投げつけます。円盤は武器ではないかという見方もありますが...

シャカに五感を剥奪された一輝が,サガに五感を剥奪された星矢が以前にもまして小宇宙を増大させるのは,それらを補うために第七感が増大したからではないのでしょうか。

ということは,聖闘士に五感剥奪の技は意味がないということですね。

感覚なのに吸い取られる小宇宙

黄金魂では,黄金聖闘士たちの小宇宙を吸い取って,パワーを奪って弱体化させるという設定が登場しました。

小宇宙はエネルギーではなく,セブンセンシズというただの感覚であるはずなのに,小宇宙が吸い取られるって,どういうことよ?

というツッコミがファンからは当然のごとく多数出ました。

感覚であるはずの小宇宙が,生命エネルギーとして扱われることも多く見受けられます。

そのたびに,ツッコミを入れたくなります。

小宇宙の性質

送ることができる小宇宙

ただの感覚であるはずの小宇宙ですが,味方に小宇宙を送ることができます。

送る行為ができるということから鑑みて,どう考えても感覚系ではない感覚になっています。

第19話『不死鳥よ灰となれ!の巻』の感想
本編幻魔拳で硬直している一輝を,4人で取り囲みます。一輝が硬直している間は一輝を倒すチャンスなのに,誰も倒そうとしないのは仲間思いの優しさか。それを最初に破ったのが氷河。幻魔拳の恐ろしさを身をもって知ってしまったために...

氷河が星矢に小宇宙を送ると,星矢の流星拳に凍気が乗って冷たい流星拳に…。

凍気を生み出すためには,原子の動きを止めるという繊細な技が必要なはずです。小宇宙を送るだけでできるような技とは思えないのです。

聖域十二宮編の最後の方,星矢がサガに拳を繰り出す時に,他の青銅聖闘士の小宇宙の合わさって,強大なパワーとなります。

小宇宙を送るって…,どういうことなのでしょう?

ドラゴンボールの元気玉と同じ原理かな?

通信可能な小宇宙

黄金聖闘士ともなると,小宇宙を使って会話まで出来てしまいます。

黄金聖闘士同志なら,異次元空間にいてもできます。十二宮編で,シャカはムウに助けを求めるために,異次元から小宇宙に直接語りかけています。

青銅聖闘士同志は出来ませんが,片方が黄金聖闘士なら可能です。

五老峰にいる老師は,聖域にいる紫龍と会話しています。

第33話『巨蟹宮の死闘の巻』の感想
本編星矢と紫龍は4番目の巨蟹宮へとたどり着きます。巨蟹宮を守護する蟹座のデスマスクといえば,紫龍にとって少なからぬ因縁のある相手。紫龍は星矢を先の獅子宮へを行かせ,巨蟹宮は紫龍が引き受けます。この先のい...

個体認識が可能な小宇宙

お互いの小宇宙を認識しあい,誰がどこにいるかとか,戦っているのだとか知ることができます。

小宇宙が激しく燃焼していれば,それは戦いの最中であるという証であり,小宇宙が消えれば,「まさか?!死んだ?」と認識されるものです。

ただし,小宇宙の消滅はその聖闘士の死を意味するものではありません。

ときに小宇宙は聖闘士の背後に守護星座のオーラとなって現れることもあるので,聖闘士によって小宇宙の形が違うのだということが分かります。

放射線を中和する小宇宙

これは聖闘士星矢Gで出てきたもので,アイオリアが原子炉の中でも平気なのは,小宇宙で放射線を中和しているからだとか。

中和って,酸と塩基の化学反応のことを言うもので,放射線は全く関係ないのですけど…。

この作者,物理も化学も全く分かっていないだろう!と突っ込んでました。

小宇宙の身につけ方

厳しい修行によって身につけるのが一般的。

だけど,アテナ沙織のように生まれつき備わっているものもいます。神だから当たり前か。

アテナ沙織
この世に邪悪がはびこる時,数百年に一度地上に降臨されるというアテナの化身。今世では,紆余曲折あった末に,グラード財団の総帥,城戸沙織として歩むことになります。敵陣に乗り込んでいっては,みすみす敵に捕らわれるアテナです。捕らわれない...

小宇宙を身につけるのに必要な期間には個人差が大きく,星矢たち青銅聖闘士は6年かかっていますが,子馬座の響子は5年,翔子は1ヶ月ぐらいで身につけています。

身につける年齢も幅があり,黄金聖闘士たちは7歳から身につけていますし,青銅聖闘士たちは10代になってようやく身につけています。

修行の仕方と気合が違うのかもしれません。

Netflix版では,小宇宙は聖闘士の宿命を負ったものが最初から発動できるものになっています。

小宇宙とは…

生命エネルギーだとか,聖闘士のパワーの源であることは変わりないのですが…。

解釈の仕方が,スピンオフ作品によって随分と原作から離れてしまっているものもあります。

やはりそこは原作に忠実にあってほしいと思う,原作主義者です。

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