蟹座デスマスク

原作での扱いがひどく,当時の蟹座の少年少女たちを泣かせた悪役キャラです。

しかし大人になってから改めてデスマスクを見てみれば,実に人間臭く魅力的なキャラであることもあり,ファンが多いのも事実です。

巨蟹宮には,過去,デスマスクが討った人々の死に顔が浮かび上がっており,それゆえデスマスクはデスマスクと呼ばれるようになったといいます。つまり,デスマスクは本名ではなく,本名は別にあるということになります。

デスマスクの本名は未だに明かされていませんが,黄金聖闘士はその名が本名であるキャラは少ないようにみえます。

デスマスクのプロフィール

身長:184cm,体重:82kg,誕生日:6月24日,年齢:23歳,出身地:イタリア,修行地:シチリア島

イタリア暮らしでどのように日本のアイドル情報を手に入れていたのかは分かりませんが,デスマスクはのりピー語を話すくらい酒井法子のファンだったりします。

作者の車田先生が酒井法子のファンだということで,連載時は「マンモス哀れなやつ」など,のりピー語を話すキャラでしたが,文庫版では「宇宙的に哀れなやつ」と修正されていまいました。

イタリア生まれのイタリア育ちのはずなのに,やたら故事成語に詳しいです。

必殺技:積尸気冥界波,積尸気冥宮波(黄金魂)

相手の魂を抜き取り,黄泉の国に送り込む技。

普段は技として相手に仕掛けるだけで十分なのですが,紫龍のように時として舞い戻ってきてしまう相手の時は自ら黄泉の国の入り口に出向いて戦います。

魂を抜き取って黄泉の国に送るだけで倒せるのなら,非常に効率的な技なのですが,冥闘士には効かないという最大の欠点があります。

効かない相手と戦うために自ら黄泉の国に出向くなんて,いざという時に使えないという技です。

空中を歩いたり,五老峰にいる春麗を黄泉平坂にいる状態からサイコキネシスで滝壺に落とすなど,実は隠れた超能力使いでもあります。

第33話『巨蟹宮の死闘の巻』の感想
本編星矢と紫龍は4番目の巨蟹宮へとたどり着きます。巨蟹宮を守護する蟹座のデスマスクといえば,紫龍にとって少なからぬ因縁のある相手。紫龍は星矢を先の獅子宮へを行かせ,巨蟹宮は紫龍が引き受けます。この先のい...

CV:田中亮一,平田広明( 映画『Legend of Sanctuary』)

デスマスクの初登場

原作では,『決戦の時』で,偽教皇の命令で五老峰にいる老師への刺客として登場します。

教皇が悪だということを分かった上で,あえて教皇に忠誠を誓っています。

第28話『決戦の時の巻』の感想
いよいよ黄金聖闘士が次から次へと登場してきて,物語が面白くなってきました。本編アイオリアが教皇の間に乗り込んできたところに現れたのは,乙女座のシャカ。何をしに来ていたんでしょうね。黄金聖闘士が教皇に呼ばれる機会なんてそ...

紫龍の蹴りを指一本で止め,黄金聖闘士の強さを見せつけます。

ついうっかり本気を出してしまいそうになったときに牡羊座のムウが登場し,捨て台詞を吐いて去っていきます。

デスマスクの立ち位置

原作者の「黄金聖闘士は12人もいるんだから,1人くらい悪いやつがいてもいいだろう」という考えのもとに悪役を割り当てられたキャラです。

悪役ではありますが,いつの時代も力を持つものが正義であるという信念は,処世術としてはときに正しいと考えることができます。

力のバランスや立ち位置で正義というものは普遍ではなく変わりうるものであるという信念は,子供の頃は理解できなくても大人になると理解できる概念であるため,大人になってからファンになったという人が多いようです。

聖域十二宮編

偽教皇が悪と知りつつ仕えている偽教皇側の聖闘士として登場します。今は悪かもしれないが,時が経てば正義となるという確固たる信念を持っています。

悪を追い詰め,目的を達成するためには一般人,ときには子どもも巻き添えにすることもあることを厭わない強さがあります。

関係のない一般の人々を巻き込むことに何の罪の意識を持たなかったがために,聖衣に見放されるというありえない事態が起こります。聖衣に見放されたデスマスクは,紫龍にあっけなく倒されてしまいます。

大人になって理解できるのが,デスマスクの考える正義です。

第33話『巨蟹宮の死闘の巻』の感想
本編星矢と紫龍は4番目の巨蟹宮へとたどり着きます。巨蟹宮を守護する蟹座のデスマスクといえば,紫龍にとって少なからぬ因縁のある相手。紫龍は星矢を先の獅子宮へを行かせ,巨蟹宮は紫龍が引き受けます。この先のい...

冥王編

ハーデスの力で冥闘士として蘇ります。アフロディーテとともに十二宮を駆け上がろうとしますが,白羊宮を守るムウにあっさりと冥界へ送り返されます。

ファンの間では,「これは芝居」説もあります。

冥界へ送り返されたデスマスクは,アフロディーテとともにラダマンティスにあっさりと倒されます。なんだかなぁ~。

なお,ラダマンティスに倒される時は,「かにぃ」と叫んでします。ある意味,お笑い担当なのかもしれません。それ故の愛されキャラなんです。

映画『Legend of Sanctuary 』編

デスマスクはゲスはおっさんキャラになっています。

巨蟹宮のステージは,ミュージカル調になっていました。

壁の死に顔たちがカラフルになり,デスマスクを称える歌を歌い,それに合わせてデスマスクは踊ります。声優さんもノリノリでやっている感じです。

黄金魂編

原作で良い扱いをされていなかったデスマスクの株を上げようとする監督の愛が感じられました。

かつて蟹座の黄金聖衣に見放されたのがよほどショックだったのか,ふてくされ気味の描かれ方です。

酒を飲んでふてくされてはいますが,「酒臭いおっちゃん」(おっちゃんという年齢ではないとは思いますが)と言われながらも思いを寄せる少女に掛けトランプで得た金をこっそりあげていたりと,良いやつになっています。

見放された聖衣とも仲直りができて,正義のために戦うデスマスクになっていました。

性格が変わったことに対して賛否両論ありますが,話の流れとしては良いのではないでしょうか。

コメント

  1. zqqw より:

    派生漫画やアニメ(映画を含む)は原作は大きく異なります。デスの概念は無常観であり、力に基づくものではありません。彼はおそらく参謀的な立ち位置をしっかりキープ……ある意味偽教皇(サガ)に最も近い男なのかもしれない。気まぐれな性質を持ち、パニックに陥りやすく、大げさな叫びと身振りをしがちである…お色気はやばい。

    • zqqw より:

      社会学的理論(フーコー、バウマン)またはミクロストリア的理論(ギンズブルク、レヴィ)を通じて、デスの思想をよりよく理解できると思います。「力こそ正義」という意味ではありません。

  2. zqqw より:

    派生漫画の作者や監督は、このキャラをまったく理解できず、知性レベルが下がり、あまりにも男くさい感じがします……彼は精神攻撃と超能力に堪能であり(jump remix)、学習能力と言語感覚は特に優れています(コミック特盛)。ある意味でデスは女々しいどころが……

  3. zqqw より:

    アフロディーテは敬語を使わない。デスマスクは目上の人と同輩に敬語をもちいる。
    抜き取り→吸い込む(cosmo special: 霊魂が穴に吸い込まれるように、相手の魂を冥界へ送り込む技。)

    デスマスクは額が広い割に頬の部分に厚みがなく平坦な逆三角顔をしていて、長く細いツリ目を持っている、目の末端のまつ毛は長くて撥ねている(デスは猫のような顔をしている)。彼の爪は鋭く長くなる可能性があります(https://xxfoo.com/images/2020/10/10/aE91UFBZZ2RSTjJuVXcxRlpjblZFZ2VFcXlkTzJKMHBVK2hFOGl0Z0JCUDl4Nk96QTFWNHRnPT0.jpg)

  4. zqqw より:

    確固たる信念 ×
    彼はそれが可能だと思った √
    写真を聖衣神話EXに置き換えてください。
    ギガントマキアと車田水滸伝を読んでください。
    映画と黄金魂と翔とGAの蟹座はデスではありません。

  5. zqqw より:

    デスマスクは原作では狡賢いで冷酷な機会主義者。物事の本質を見抜いて、例えば教皇(サガ)の異変を一番早く察した、企てを知っていながらも教皇側についていた。教皇の悪を知って、彼に仕えました。

    映画『Legend of Sanctuary』→
    カニ座になにか恨みがあるのか!!
    というぐらいの酷い扱いです。

    見た目はオリジナルよりもはるかに男性的で、脳はバカになり、口調、動作、考え方が完全に変わります。

    黄金魂と翔とGAにも同様のエラーがあります。

  6. zqqw より:

    一人称は*私*と俺。