黄金聖闘士のお色気?担当。年少組の中ではリーダー的な存在で、参謀的な立ち位置。ある意味教皇に最も近い男なのかもしれません。
星座占いではおひつじ座は最もリーダー的な性格をしており、キャラの性格付けが星座占いどおりになされている聖闘士星矢の世界では、そういう立ち位置にやはりなるのでしょう。
世界で唯一人、聖衣の修復をできる人。
世界でたった一人しかいない聖衣の修復師が、最も死ぬ危険が高い第一の宮を守っているのはどういうことなのか。聖闘士には無くてはならない修復師が第一の宮を守っていることに、納得出来ないのは私だけではないでしょう。
弟子の貴鬼が「ムウ様」というものだから、つい様をつけたくなるお方です。

牡羊座ムウのプロフィール
- 身長:182cm,体重75kg
- 年齢:20歳
- 誕生日:3月27日
- 修行地:ジャミール
- 師匠:牡羊座シオン(教皇)
ジャミールとはヒマラヤ山脈、インドと中国の国境とありますが、インドとパキスタンの国境地域にカシミアウールで有名なジャンムウ・カシミール地方があります。ここから適当につけた架空の地名なんだと勝手に思っています。羊ですし。

ちなみに、ジャンムウ・カシミール地方は中国とインドが国境を争っている紛争地域であり、イスラム教徒が多く、瞳の色は緑色の民族なのだそうです。原作のムウの色合いに近い。
パミール高原?ということも考えたことがありますが、ここはインドとはかなり離れてしまうので、やはりジャンムウ・カシミールなのかな?と思っています。
『小宇宙スペシャル』によりますと,ムウはムー大陸人の末裔?ということになってます。ムー大陸人が聖衣を作ったということなので、その末裔であるムウがその技術を伝承しているということなのでしょう。
クリスタルウォール、スターダストレボリューション、スターライトエクスティンクション、クリスタルネット
珍しく防御技を持つ聖闘士で、聖闘士の中で最も強大な超能力使い。
敵を傷つけるだけでなく、紫龍が聖衣を修復するために切った手首を触れただけで治してます。第一の宮を守らせるにはもったいなさすぎる能力です。後ろに下がって医療チームにいたほうが良いのではないでしょうか。

塩沢兼人(初代)、山崎たくみ(2代目)、宮本充(Legend of Sanctuary)
声は今はなき塩沢兼人が初代をつとめ、あまりのはまり役に私はすっかりファンになってしまいました。 二代目は山崎たくみさん。初代の塩沢さんが亡くなったとことを(海外にいたので)私は知らず、ハーデス編で声が変わって???になっていました。
一人称は私。同僚とはタメ口で話しますが、目上や目下の者に対しては敬語を使います。アニメオリジナル作品で同僚に対して敬語を使っているのをみると、違和感を感じます。
後ろで縛った髪と麻呂眉が特徴。


映画『Legend of Sanctuary』ではメガネキャラになって登場。顎がとんがっているのが気になります。ムウ様の顔はもうちょっと丸いぞ。
\ U-NEXTなら聖闘士星矢が見放題! /
牡羊座ムウの初登場
原作では第12話『ムウの館の巻』が初登場となります。世界でただ一人聖衣を修復できる修復師ジャミールのムウとして登場。

TVアニメでは第10話『危うし紫龍!聖衣の墓場』での初登場となります。アニメでは、姿の見えない状態から、点滅しながら現れるという登場の仕方。透明人間かっ!!

牡羊座ムウの立ち位置
最初の頃は聖衣の修復師という立場が強調されていましたが、次第に物語の解説役というか、青銅聖闘士たちの案内役といった立ち位置であることが多くなりましたね。
ときにクールに、ときに熱く、そして実は隠れ馬鹿力なキャラだったりします。
聖域十二宮編
ジャミールのムウとして登場しているときは、紫龍が血を流して気を失うまで無表情で眺めているし、星矢が白銀聖闘士たちと闘っているときは、丘の上からこれまた無表情で見物していたものです。
星矢たちの身代わりとして暗黒聖闘士を使ったときなど、なかなか冷徹な人という描かれ方をしています。
ミスティがスッポンポンになって、海に入って「神よ,私は美しい」なんて言っていたのを、丘の上からクールに見下ろしていたんですよね。あのシーンを観ていたのは、星矢だけではないんですよね。

話が進むにつれ、「牡羊座の黄金聖闘士は聖衣の修復をしている」とか、「聖域に対し反逆の意を表している」とか出てきたときは、えーーーっ!!と驚いたものです。

そしてムウ様が黄金聖衣をまとって登場してきたシーンではその色気に驚き、すっかりファンになってしまいました。
13年間も聖域とは距離を置いていたにもかかわらず、聖域に戻ったムウは同僚たちと何の違和感もなく普通に会話をしています。13年間も引きこもりだったのではなく、仲間と何らかの交流が続いていたとしか思えません。
聖域に乗り込んできた青銅聖闘士たちの聖衣を、光速の職人技で修復するだけでなくペガサス聖衣の改造とマスクの作成まで行なっています。1時間でここまでやってしまいます。まさに光速の職人技!

修復後は、十二宮を登る青銅聖闘士たちに「要は小宇宙」「小宇宙とはセブンセンシズなのです」といって、セブンセンシズに目覚める手助けさえしてくれています。
教皇がいつの間にか別の人間と入れ替わっていることに気がついていた人間として、生き残った黄金聖闘士たちに説明します。なぜムウが気がついていたのか、その理由は冥王編まで待たなければなりません。
偽教皇(サガ)とその加担者が倒されると、残った聖闘士のリーダー的な立ち位置となりました。そこはさすが教皇の弟子です。参謀的な立ち位置をしっかりキープ。
サガの乱を生き残ったメンツがメンツだったからかもしれません。
海皇編
ポセイドン編では老師の言いつけを守らんがために融通の聞かない硬い印象も受けます。
でもやっぱり、心のうちは星矢たちを助けに行きたくて仕方がないのだということが、涙を流しているシーンからわかります。
冥王編
冥王ハーデス十二宮編では、半年も本編に登場しなかった主人公に代わり、主役級の活躍。ほぼ聖闘士ムウ状態でした。
死んだはずの師匠(教皇)が登場するやいなや、それまでクールな印象だったムウがいきなり動揺しまくるし、無表情だったのが表情豊かになるし。
泣くわ怒るわ……、ムウの意外な一面、いや、本性が現れたといったほうが良いのでしょう。

ムウの師匠が登場して、その師匠とはサガに殺された教皇であり、……、ムウ様について驚くことの連続。こんな設定があったんかい!
そりゃあ教皇の弟子なら、教皇が入れ替わってしまったことに気づくはず。気づかなきゃ弟子とはいえません。入れ替わった偽教皇に会えるわけがありません。そりゃあ、身を護るために引きこもってしまうのも頷けるでしょう。
師匠には全く頭が上がらないのは、いったいどういう教育のされ方をしたのか気になるところ。師匠に土下座を強要されて、本当に土下座しちゃってるし。
聖域十二宮編で師匠を殺したサガを前にして、怒りを露わにすることもなく平然としているあたり、あまりに厳しい師匠であったがゆえに殺されてもなんとも思っていなかったのではなかろうかと勘ぐってしまいます。
師匠を殺されて13年も山奥に引きこもっていた自分のことは棚に上げて、一番苦しんでいたのはサガなんて言っちゃったりしていますし(その段階ではそんな設定は存在しなかったのですが)。
デスマスクやアフロディーテに怒りを露わにして対峙するとき、いろいろな技が飛び出して、ムウが初めてクリスタルウォールを繰り出したときは、興奮したものです。初の技披露でした。
ハーデス編になるまで全く闘っていなかったので、一体どんな技を持っているのかわからない謎の人。
サガ、シュラ、カミュが地の涙を流す心の慟哭が見えてしまうシーンは、第六感に優れたムウだからこそ見えた涙。
シュラに髪紐を切られてバサッとなったシーンのお色気はやばい。しかしそのシーンがOVAではカットされてしまっているのが残念でなりません。
ハーデス編でのムウ様は、普段の思慮深いムウ様は時々どこかえ消えてしまい、考えなしに敵地に飛び込んで行ってしまうところがあります。おそらく普段の思慮深い性格は13年に及ぶ引きこもり生活とあの師匠による抑圧があったからで、本性はやはりおひつ座らしい激しい性格なんだと思います。
優雅な身のこなしで女顔なのに、デスマスクやアイオリアの本気の一撃を出そうとした手をあっさり止める怪力の持ち主で、デスマスクをあっさり投げ飛ばしてます。きっと、聖衣修復のために振るう道具や鉱石採掘で腕力が見かけ以上に鍛えられているに違いありません。
そんなところがギャップ萌え。
処女宮の沙羅双樹の園に立ちふさがって、シャカの最期を見送るさまは、見かけによらず漢でもあることを示しています。シャカが望んでいることを悟って、望み通りにしてあげるのは、漢だと思います。
シャカとは以心伝心?
アイオリアには「男として認めん!」なんて言われちゃったりしますけどね。

ただ、力が1/10になっている結界の中でアイオリアやミロとともにラダマンティスに立ち向かい、コキュートスで白目を向いて氷漬けになっていたシーンは、個人的にショックでした。
女神の聖闘士としての職務を考えると、たとえ力が1/100にされていたとしても、強敵に立ち向かって行ったのだとは思うのだけれども、もうすこし頭脳戦をしてほしかった。
シャカの形見の数珠をサガから受け取り、冥界でシャカに渡すシーンも、漢らしくて好きなシーンです。
最期は、他の嘆きの壁を破壊するために他の黄金たちとともに命を散らします。
\ U-NEXTなら聖闘士星矢が見放題! /
黄金魂編
黄金魂では、登場回数は主役のアイオリアについで多いのですが、解説役として使われているせいでいまいちパッとしなかったのが残念でなりません。原作からして星矢たちの案内役だったのは間違いありませんが、もうちょっとなんとかならなかったものでしょうか。
神聖衣のことをシャカに聞きに行ったりして、ムウは聖衣の専門家だから神聖衣のことはムウの方が知っているだろうに。
作画がヘタレだったこともあり、スターダストレボリューションも迫力がありません。ハーデス編を見習ってほしい。
ムウは敬語を使っているイメージが強いせいなのかもしれませんが、同僚に対しても敬語になっていたのが残念。原作では、ムウはシャカに対して「あなた」ではなく「キミ」と呼んでいる!!
同僚とも敬語で話しているのは、とにかく違和感でしかありません。


コメント
コメント一覧 (4件)
ムウは顧問ではなく、教皇に最も近い人物でもありません。教皇の背後に隠れて悪知恵をつけるのはデスマスクだと思います(原作、小説、コミック特盛に基づく)。また、デスの腰よりも太いです。
ムウはシャカを理解できなかった。
シャカには彼自身の理由があると信じているが、シャカを理解していない。
ムウの力はデスマスクよりはるかに大きいことを忘れないでください…千日戦争のエントリによると、デスは最も弱いですが。
参謀的な立ち位置×
2番目の支配的な立ち位置√(童虎は参謀的な立ち位置)