『水と氷の魔術師』と云われるカミュですが,氷技はあっても,水を操る技を見たことがありません。一応水瓶座だから水が付いてるのでしょうけれど,実際には氷しか操っていません。
白鳥座氷河の師匠で,常に『クールであれ』と氷河に教えていますが,言っている本人は全くクールではありません。氷河が「我が師」を連呼するので,いつしかファンの間では和菓子と呼ばれる存在になっています(ムウもシオンに対し我が師を連発してますけどね)。
クールに行動しようとして,常に明後日の方向に突っ走ってしまうのがカミュです。
カミュのプロフィール
身長:184cm,体重:76kg,誕生日:2月7日,年齢:20歳, 血液型:A型,出身地:フランス,修行地:ロシア・東シベリア
カミュって,フランスでは姓であって名ではないはずです。カミュに名はあったのでしょうか?名はないけど,とりあえず姓は分かっているから姓で呼んでいうちに名のようになってしまったのでしょうか。
とはいえ,他の聖闘士の名も本名ではなさそうなので,カミュに名がなくても気にすることはないのでしょうね。
氷河がカミュのもとに弟子入りをした時,カミュは14歳,アイザックが弟子入りした時はカミュは13歳。中学生のお兄さんが,小学生の弟子をとる……,聖闘士の世界はこれが普通なんでしょうかね。
必殺技:ダイヤモンドダスト,フリージングコフィン,オーロラエクスキューション
オーロラエクスキューションを繰り出す時,バックには水瓶を持った女性が描かれます。正式なギリシア神話からの水瓶座は,美少年ガニメデスが水瓶を持っている姿で描かれるのですが,車田ギリシア神話では,美少年ではなく美女となります。
CV:納谷六朗(初代),神奈延年(2代目),浪川大輔(Legend of Sanctuary)
TVアニメで初めてカミュの声を聞いた時,「なんてジジ臭い声なんだ」と正直思いました。年齢設定が発表前だったかどうかは覚えていませんが,ジジ臭さに辟易しました。
冥王編で2代目の神奈さんに代わり,年相応の声になったと感じています。
眉毛は特徴的な二股眉。ですが,作画監督によって時々その設定が忘れ去られるらしく,普通の眉になっていることもあります。
アニメの髪色は,氷の聖闘士らしく青緑。しかしその後発表された原作カラーでは髪も瞳も爪も赤色であることが判明してしまう自体になっています。氷だから青だと思いきや,逆に赤いほうが意外性があるという作者の意向らしいです。ちなみに爪は女爪です。
ちなみに,腐女子的には赤色が好まれているようです。
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氷河の師匠ではあるけれど,原作に追いついてしまったTVアニメでは水晶聖闘士という謎聖闘士が氷河の師匠とされてしまったため,「我が師の師は,我が師も同然」という迷台詞を生み出すことになります。アニメスタッフも困ったでしょうね。苦肉の策ですよね,きっと。
師匠の師匠とは……,水晶聖闘士の年齢は分かりませんが,水晶聖闘士はカミュとほぼ同い年か年上の弟子だったりするのかもしれません。
氷河がカミュのことを「我が師」と連呼するので,ファンの間ではすっかり,和菓子となってしまいました。
カミュの初登場
文庫版の28話で,氷河が改定に沈む船に花を手向けようと海に潜ったところでシルエットのみで登場しています。
「お前の唯一の弱点を断ち切ってやる。この師自らな」
といって海底地震を起こして船を海溝の奥深くに沈めてしまいます。
ところで,東シベリアに海溝って,ありましたっけ?千島海溝のことでしょうか?でも千島はシベリアではないですから,違いますよね。
海溝が見えるところまで素潜りで潜る氷河もすごいですね。これが聖闘士の力というものなのでしょう。数百メートルは潜っているはずですし,そこに海底地震もどきを海の上から起こすカミュの力もかなりのものです。黄金聖闘士の凄さが垣間見えます。
カミュの立ち位置
氷河の師匠として登場します。一貫して,氷河の師匠としての立ち位置です。決してブレることはありません。氷河あってのカミュです。それ以上でもそれ以下でもありません。
聖域十二宮編
双児宮にて,アナザーディメンションで異次元に飛ばされた氷河を天秤宮に落とします。
予め天秤宮で待っているなんて,双子座の聖闘士の存在を知っていなければ出来ないことです。カミュは双子座の聖闘士が教皇であったかどうか知っていたのかどうかは分かりませんが,存在は知っていたという疑惑が……。
「キグナスの聖衣を授けたのも私,…(中略)…最後にお前の棺さえも私の手でつくってやるのがせめてもの供養」
などと言って,無人の天秤宮に勝手に氷河の氷の棺をつくってしまいます。
つまりは,「私のかわいい氷河が他の黄金聖闘士に殺されてしまうぐらいなら,先に自分で葬ってしまえ」というお方です。このあたり,他の師弟とは一線を画しています。
でも,かわいい弟子ならなぜ童虎の天秤宮に作る必要があるのかと。可愛い愛弟子なら,自分の宮に飾ったほうが良いのではないかと。
本当は可愛くな良いじゃないか?
天蝎宮で氷河と戦うミロとテレパシー(小宇宙会話)をする中に,氷河の師としての愛情が垣間見えます。ってか,氷河のことしか考えていません。弟子がミロに認められた嬉しさもなんとなく読み取れます。
他の黄金聖闘士ではなく,ミロなら氷河を倒しても構わないと思っていそうです。
宝瓶宮で弟子の氷河と対戦し,闘いの中で自らの技と生き様をすべて氷河に伝授して命を落とします。正義とか悪とか関係なく,戦いが始まったのなら途中で節を曲げることなく戦い抜くと,クールに徹することを命をとして伝えます。
氷河にすべてを伝授するのは良いけれど,クールをどこか履き違えているような気がするのは私だけではないはずです。教皇が正義なのか悪なのか関係なく,女神がどうとかいうのも関係なく,なんのために戦って命を落としたのか分からないキャラです。
生き残り組は(偽)教皇が悪だと知っていた,もしくは疑惑をもっていたり騙されたいただけだったり,死んだ黄金は悪だと知っていて仕えた黄金聖闘士なのです。しかしカミュだけは自分都合だけで勝手に戦って無駄に命を落としています。
思い込んだらそのまま突っ走って,明後日の方向へ行ってしまっています。これのどこがクールなんだか。
海皇編
聖域十二宮編で命を落としているので,氷河の回想シーンと,リュムナデスのカーサのなりすましと,魂が乗り移った水瓶座聖衣での登場です。
聖衣が海底神殿に飛んでいって,氷河の体を覆います。
冥王編
女神を倒したいハーデスによって冥闘士となって生き返り,生き残った黄金聖闘士たちが守る十二宮をシュラとカミュとともに駆け上ります。残された時間は日の出までの12時間。
ちなみに,このとき冥闘士として復活したサガ,シュラ,カミュをまとめて冥界キャンディースとか,慟哭トリオとかファンには呼ばれています。
女神の首を取るというのは建前上で,真の目的は女神の聖衣を女神に渡すこと。
冥界からの監視があるから,真の目的を伝えることはできないと,生き残り黄金聖闘士たちと戦っていくのですが,この人たちって,言葉をかわさなくてもテレパシーで意思の伝達ができるのだから,ムウにテレパスで伝えて,ムウがそのまま女神に伝えればすんでしまうことなのではないでしょうか。
生への執着があったとしか思えません。
アテナのもとへ担がれて連れて行かれる時,原作ではムウが担いでいますが,OVAではミロに変わっていました。キャラの関係性を考えると,この組み合わせ変更はグッドです。
ハーデス城でフロッグに足蹴にされていると,すかさず氷河が向かうあたり,さすがの師弟愛です。そして氷河がカミュのもとに辿り着く前に消えてなくなるシーンは涙モノです。
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黄金魂編
相変わらず明後日の方向へ行ってくれました。これでこそカミュです。
幼き頃,修行中に雪崩を起こして,雪崩に巻き込まれてなくなってしまった少女の兄のために裏切り行為……。ミロと千日戦争モードになって……。
シュラとも対戦して,その後にやっと本来の的であるスルトと対戦するというね。どんだけ面倒くさいキャラなんだか。
最後はいつの間にやらミロとも和解して,ちゃっかり合体攻撃をしています。
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