その美しさは88人いる聖闘士の中で随一といわれる……
「天と地のはざまに輝きをほこる美の戦士!!」という枕詞がつくお陰で,何かと美に対するこだわりが強いキャラにされがちですが,原作では美にこだわりを全く見せない男らしいキャラです。実にさっぱりした性格の男らしいキャラです。
アニメと原作のキャラのギャップが激しいキャラの一人です。
アフロディーテのプロフィール
身長:183cm,体重:72kg,誕生日:3月10日,年齢:22歳,血液型:O型,出身地:スウェーデン,修行地:グリーンランド
アフロディーテなんてギリシア女神の名前なのですが,アフロディーテの本名は一体何だったのか気になるキャラの一人です。生まれた男の子に,最初からアフロディーテなんて名前はつけないでしょう。
聖闘士の修行をする過程で本当の名前を捨てさり,その美しさから与えられた名前がアフロディーテなんだと考えています。
必殺技:ロイヤルデモンローズ,ピラニアンローズ,ブラッディローズ,ダガーローズ(エピソード・ゼロ),花がすみ?
バラという武器を使っているようでいて武器ではありません。『小宇宙スペシャル』によると,装身具を使用した技ということになっています。
魚座聖衣のどこに薔薇が装飾品としてついているのかと!?
技としては登場していませんが,原作にはアフロディーテが花がすみのように姿を消すシーンがります。技として紹介されることはありませんが,姿を消す技術は相手をまく立派な防御技ではないでしょうか。
必殺技だけではなく,黄金魂では植物に精通しており,バラの毒をコントロールすることによって仮死状態にできるという要素も加わりました。植物に精通している要素は,地母神でもあり植物神でもあるアフロディーテらしくていいですね。
ちなみに,実際のバラには毒は存在していません。イバラにだって毒は存在していません。
CV:難波圭一,桐本琢也(Legend of Sanctuary)
黄金魂のおまけ対談で,難波さん曰く,「(TVアニメでは)美輪明宏さんをイメージして,ビブラートを効かせてロイヤルデモンロ~~~ズってやったら,やりすぎだって言われた」のだそうで,道理であういう台詞回しになっていたんですね。
そして「口にバラ咥えてんだよ~。どちらかと言うと女々しいイメージでやってた」のだそうで,いや,アフロディーテは女々しいどころが,非常に男らしいさっぱりした性格なんですが……。
どうしてアニメはオカマっぽくなったり,ナルシストっぽくなったりしてしまったのでしょうか。お陰で蜥蜴座のミスティとキャラがかぶって,ただでさえ薄いキャラが更に薄くなってしまっているのが悲しいキャラです。
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アフロディーテの初登場
星矢と瞬が双魚宮のたどり着いたときに初めてその姿を現します。
「あれが本当に男かよ……」
なんて星矢に言われています。あれが本当に男かよという言葉は,後に続く瞬の言葉から察するに,実は瞬の心に突き刺さってしまったのではないかと思われます。
アフロディーテの立ち位置
基本的に「力こそが正義」の信念はぶれていません。
「天と地のはざまに輝きをほこる美の戦士!!」というのは,瞬がアフロディーテを形容した言葉で,アフロディーテ自らそのようなことは言っていません。
聖域十二宮編
アンドロメダ瞬の師であるケフェウス座ダイダロスをアンドロメダ島で討ち取ったことから,瞬の仇敵としても登場します。
教皇に疑念を抱き,聖域からの招集に応じないダイダロスを教皇の命に従って討ったまでということなのですが,瞬は先生の仇として討ち取ることに躍起になります。
「何が正義で何が悪かもわからんヒヨコのくせに…(中略)…力こそ正義なのだ!!」
の台詞にアフロディーテの信念のすべてが現れています。そしてその後に
「教皇がいたからこそ,大地の平和が守られてきたのだ」
に,平和を守るためには力が必要であり,力がなければ平和は守れない,ゆえに力こそが正義だということが読み取れます。
「力こそが正義」の言葉だけを切り取ってしまうと悪に見えてしまいますが,実際は平和を愛するがゆえに,その平和を守るために力が必要だと考えていることが伺えます。
双魚宮から教皇宮へは魔宮薔薇を敷いて,死してもなお教皇と女神を守れる策を取れる聖闘士です。双魚宮は十二宮最後の砦なので,万が一落とされてしまうようなことがあっても,敵に一矢報いるためにさらに防御線を張っているのでしょう。
魔宮薔薇を敷いている間は何人たりとも教皇や女神には会えなくなってしまうため,魚座の聖闘士が倒されてしまうと魔宮薔薇を撤去できないという事態になってしまうのではないでしょうか。いわゆる籠城戦モード。
冥王編
ハーデスの力で黄泉返り,黄金聖闘士の先鋒隊としてデスマスクとともに白羊宮でムウと対峙します。そしてあっさりと倒されて,冥界へ舞い戻ることになります。
そして冥界でラダマンティスに更に倒されて,「うおっ」っと叫び声をあげます。なんだろう,この酷い扱いは。
OVAではやられる時の声が色ぽいです。
嘆きの壁を打ち破る際に,すでに亡くなった他の黄金聖闘士ともに復活し,壁を破って消滅します。OVAではこのとき瞬に言葉を送ります。
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映画『Legend of Sanctuary』
うお座になにか恨みがあるのか!!(怒)
というぐらいの酷い扱いです。
青銅聖闘士が攻め上がってきたことを教皇に報告しただけなのに,なんでアナザーディメンションを食らっていきなり死ななきゃならなかったのか。
黄金魂
いままで酷い扱いを受けていたうお座の株を上げようという意気込みが感じられました。
ピンクのブラウスを来て,口に薔薇を咥えて紅茶を……,どうやって口に薔薇を咥えたまま紅茶を飲むんだ?とツッコミたくなります。きっと,念動力なんかを使って器用に飲んでいるのでしょうね。
聖衣に見放されたデスマスクを気遣ったりするところなんかも,グッドです。
ファフナーに薔薇を投げるときに,いい意味でオスカル風味が加わって,台詞の言い回しも作画にも力がはいっていました。かっこよかったですよ。そして敵から得た情報をムウにテレパシーで伝えたるところも,アフロディーテの頭の良さを表していました。
「逃げろ!デスマスク!」と言って仲間をかばう姿も良かったです。
とはいっても,一番最初にユグドラシルに飲み込まれてしまうのは,そこは今までのうお座の扱い。
しかし最後に見せ場がありました。植物に精通している要素が加わったこともあり,後にユグドラシルに取り込まれていった黄金聖闘士を守っていたとか,実は影で大活躍をしていたキャラになっていました。
ここの解説はドヤ顔のキザな台詞でしたが,許します。かっこよかったですし。かなりうお座の株が上がりました。
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コメント
コメント一覧 (6件)
しかし、原作のアフロディーテは全然頭が良くなく、そして彼はかなり非論理的です。デスマスクの正義の見方には力が含まれていません、彼は知性的で賢いです。
アフロディーテは原作でかろうじて叫んだ。ほとんどすべての言葉(そして悲鳴)はデスマスクによって言われました。デスの叫び声と痛みを伴う表情はとても色ぽいです^^
アフロは原作では頑丈(筋肉はありませんが)で、痩せていません……彼の腰はデスと同じくらい太い
うお座になにか恨みがあるのか?間違って、カニ座になにか恨みがあるのか。
いままで酷い扱いを受けていたうお座 X
いままで酷い扱いを受けていたカニ座 √
アニメーションのうお座の多くのシーンはカニ座から来ています。
アフロディーテは敬語を使わない。デスマスクは目上の人と同輩に敬語をもちいる。
「念動力なんかを使って」 ×
アフロディーテは超能力(念動力を含む)と精神技が苦手です(jump remix)。
「それは小宇宙を具現化したものだからです,ということにしておきましょう。」
アイオロスの矢とまったく同じです。
地母神 ×
キラー √
バラを武器として強力な物理攻撃する。彼の原型は永井豪のバラキラーかもしれない。
「平和を守るためには力が必要であり,力がなければ平和は守れない,ゆえに力こそが正義だということが読み取れます。」
この結論は因果関係を逆転させ、ロジックが全然ない。
これはアフロの頭が悪いことを示しています……
華やかな見た目とは裏腹に熱き信念を貫く漢であり、「力こそ正義」が確固たる信念を持っている。無口で寡黙でまじめ、議論を嫌い実際に行動することを好む。
アフロディーテの小宇宙は咲きませんし、彼のせいでバラは咲かなかった。
アフロディーテの目は丸いさがり目(絶対にツリ目ではない)、ネイルは短くてマニキュアなどがない、ローヒールを履いている。
原作では、アフロは素直でタフな男であり、女顔が男前な戦士。
しかし、アフロは頭が良くなく、テレパシーでもありません。
さもないとムウから得た情報を教皇に伝えたるところも、春麗の位置をテレパシーで検索することにより、デスマスクの頭の良さを表していました。