青銅聖闘士一軍5人組の一人で,アンドロメダ座を守護星に持ちます。
戦いを好まない心優しい穏やかな性格ではありますが,時に毒を含んだ言葉を放ちます。車田漫画では一見穏やかに見える性格のキャラクターは怒らせてはいけないキャラクターであり,瞬もその例にもれず怒らせてはいけないキャラになっています。
そして車田漫画の主要キャラたちは何らかのコンプレックスを持っているものです。瞬もその慣例に従い,立派にブラコンという設定がなされています。
瞬がピンチになると必ず兄さんこと一輝が登場します。映画ではこれが強調されて,単なる兄さん召喚機になってしまっていることが解せません。
アンドロメダ座瞬のプロフィール
身長:165cm,体重:51kg,年齢:13歳,誕生日:9月9日,修行地:アンドロメダ島,師匠:ケフェウス座ダイダロス(原作)ケフェウス座アルビオレ(TVアニメ)
原作で瞬の師匠が明らかになったのは,聖域に乗り込む直前であったため,氷河と同様にTVアニメでは勝手に師匠が生み出されてしまいました。
ケフェウス座という星座は一致していましたが,名前はダイダロスとアルビオレで全然違いますし,顔も全然違っていてアルビオレはイケメンになっていました。ダイダロスは鎖なんて用いませんが,アルビオレは鎖を用いています。
ケフェウス座で鎖……,結びつきません!
神話ではケフェウスはアンドロメダの父になりますから,瞬の師匠としてはピッタリの星座ですね。
必殺技:ネビュラストーム,ネビュラストリーム,サンダーウェーブ,星雲鎖(ネビュラチェーン),ローリングディフェンス,スパイダーネット,キャスティングネット,スパイラルダクト,ブーメランショット,ワイルドトラップ,グレートキャプチュアー
技のデパートといえるぐらい,技が多彩です。鎖という道具があるゆえに,その鎖をどのように使用するかでいちいち技名が付いているため,技の引き出しが多いキャラになっています。
鎖技しかないと思ったら,実は小宇宙を鎖のようにして使うこともできて,実はそっちの方が恐ろしい技だった。アフロディーテも師匠のダイダロスもびっくりです。
能ある鷹は爪を隠すキャラを地で行っています。
あの一輝の弟ですから,見かけに騙されてはいけません。
CV:堀川亮,粕谷雄太(二代目),岡本信彦(Legend of Sanctuary),佐藤聡美(Knights of the Zodiac)
Knights of the Zodiacでは女性になってしまったために女性声優さんがあてがわれています。女性になってしまったとはいえ,性格は男前で意外と違和感がありませんでした。
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瞬の初登場
原作での初登場は第4話からになります。
銀河戦争でのトーナメント表を決めるために沙織から投げられたボールを受け取っています。この回ではボールを受け取るだけの登場です。
TVアニメでは第2話からの登場ですね。星矢と激の試合をリングサイドで見ながら解説する聖闘士の一人として登場しています。
瞬の立ち位置
見た目は女顔でも,中身は男。
気は優しくて戦いは好まないのだけれど,自分の信じる正義を決して曲げることなく,男らしく立ち向かっていくキャラです。
基本的に優しいのですが,命まで奪いたくないという戦いをしているので,時々それで痛い目にあいます。
聖域十二宮編
銀河戦争では女性ファンから黄色い声援をおくられるアイドル的な立ち位置で登場しました。車田漫画の世界では,瞬のような顔立ちがアイドル顔になります。
銀河戦争~白銀聖闘士編
生来争いを好まない瞬ですが,生き別れになった兄との約束を果たすためだけに銀河戦争に出場します。しかし,そこに現れた兄一輝は昔のように優しい兄さんではなく,瞬は戸惑います。
奪われた黄金聖衣を取り戻すために暗黒聖闘士と戦っていく中で,仲間を助けると言うよりも,仲間がひどい目にあってから本気を出しています。星矢が自ら崖下に落ちていってから,やっと小宇宙を燃やしていたりします。
黄金聖闘士編
天秤宮で氷漬けにされていた状態から助け出した氷河を,瞬は体を重ねて小宇宙を燃やして温めて助けます。
連載当時,このシーンは目のやり場に困ったというか,何というか……。薄い本のネタを提供してくれましたね,うん。
アフロディーテは師匠の仇ということで,自らアフロディーテの戦いに臨みます。アフロディーテの圧倒的な力に,自慢の鎖を破壊されてしまいます。しかし瞬にとってはここからが本番で,というか本気で怒って小宇宙を爆発させて,アフロディーテを倒すに至ります。
紫龍は聖衣を脱いだほうが強くなるのは有名ですが,瞬はそれ以上に鎖を使わないほうが強いです。
海皇編
十二宮の戦いで瀕死状態で入院していましたが,女神の小宇宙の危機を感じて立ち上がります。骨の髄までアテナの聖闘士へと成長を遂げていることが示されました。
瞬は南太平洋を守るスキュラのイオと対戦します。
聖闘士に一度見た技は2度通用しない
ということで,イオの攻撃に対しさまざまな形に鎖が変化し,イオの技を封印していきます。技をすべて受けてから防御を考えるなんて,先に死んでしまったら意味がないです。先に攻撃できなかったのかと。
しかも命を奪わなかったから,その後反撃されてより一層ダメージを負うことになるし。
リュムナデスのカーサの技を見破ったものの,一輝に化けたカーサにトドメを指すことはできず,倒されてしまいます。このような甘さがあるところが,青銅聖闘士たちの魅力ですね。
冥王編
原作では十二宮編が終わる頃に登場しますが,OVAでは星矢に一歩遅れながらも十二宮を登り,星矢たちと一緒にアテナエクスクラメーションを放ちます。この場面に青銅聖闘士はいりません。
瞬が冥王編で大活躍するのは,冥界編に入ってからです。冥界編では星矢と一緒に行動します。
今までしていなかったペンダントが突如登場します。ペンダントを船賃にカロンに船頭をお願いしますが,すったもんだの末,瞬の心がけが良かったのか向こう岸まで渡してくれた上に,ペンダントは戻ってきます。
ハーデス瞬
瞬がハーデスの依代…,一番驚いたのはなんと言ってもコレですよね。
瞬の顔を見たルネの様子が何となくおかしいなと思ったら,登場したハーデスが瞬そっくりで,瞬に憑依してしまうのですからね。
一輝とパンドラの回想録で,赤ん坊のときからすでに小宇宙を発していたことが示されています。やはり只者ではありません。
瞬はハーデスに抵抗したものの叶わず,結局はアテナの血の力によってやっとハーデスから分離することができましたね。
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Knights of the Zodiac
瞬は女性になりました。
女性になっても男勝りな性格設定のおかげで,意外と違和感がありません。しかし,瞬が女声になったことによってこの先のストーリー展開がどのような影響を受けるのか,楽しみでもあります。シリーズが続いてくれればの話ですが。
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