第8話『倒せ!暗黒フェニックス軍団』の感想

昔のアニメなので今更ネタバレもなにもないのですが,一応ネタバレO.K.の方のみご覧ください。リアルタイムでTVアニメを見ていました。今再び原作と映像を見直して,感想を述べたいと思います。

当時はアニメが原作に追いついてしまったがゆえに,アニメオリジナルのエピソードが挿入され,それがまた原作との矛盾を生み出し,原作以上にツッコミどころ満載の作品となりました。ツッコミを入れながら楽しめるのも,この作品の良いところでもあります。

原作に追いつかないように,原作の1話が2話に引き伸ばされている感があります。

目次

本編

青銅一軍たちが暗黒聖闘士たちを追いかけに行きます。

青銅二軍たちは,那智と邪武は倒されてしまっていますが,市と激はそれほど大した怪我をしていないはずなので動けるはずなのですが,星矢たちとともに追いかけに行かないというのはどういうことでしょう。

青銅一軍だって,氷河以外はけが人です。怪我を理由に追いかけないでいいということにはなりません。

追いかけようとする星矢と紫龍の前に,美保ちゃんと春麗が引き止めます。闘技場の出口で引き止めます。

2人とも一般人のはずですが,関係者以外立ち入り禁止であるはずの会場に,どうやって入り込むことが出来たのでしょうか。

星矢と紫龍が関係者として通行パスを渡していたとも考えられます。しかし,春麗が日本に来ると紫龍は夢にも思っていなかったとは思いますので,老師に渡していたものをもらったのかもしれません。名前と顔写真付きの通行証ではなかったと思われます。

美保ちゃん,俺は姉さんに会える日まで,絶対に死なないよ。死ねないだろ。

星矢は美保ちゃんをそう言って説得します。ちなみに,紫龍は以心伝心と言った感じで春麗とは言葉少なく疎通します。

暗黒聖闘士のアジトを探せ

青銅聖闘士たちは各人それぞれに追いかけます。

原作では一輝の影である暗黒フェニックスは5人でしたが,アニメでは15人に増殖しています。

グラード財団の場合

グラード財団だって黙っちゃいません。ヘリコプターを飛ばして暗黒聖闘士を探します。そのヘリコプターへの指示は,辰巳が行っています。辰巳にそのような指揮権があったということに驚きです。

高速道路上で暗黒聖闘士軍団を見つけます。

高速道路上には車が一台も走っていないので,何らかの理由で閉鎖されているのだと思いますが,暗黒聖闘士を追いかけるために閉鎖したとは考えにくいですね。閉鎖に必要な手続きを考えますと。

一輝を見つけたグラード財団のヘリコプターですが,一輝の一撃で墜落,炎上します。

氷河の場合

どこに向かう車の列なのでしょうか。渋滞で列をなす車の上を,暗黒聖闘士たちが飛ぶように駆け抜けていきます。もちろん,車の中の人たちはびっくりです。

車の方向はグラードコロッセオとは逆方向なので,銀河戦争から帰る人達の列と考えましたが,聖闘士の移動速度は車以上なので,闘技場から帰る人達の列とは考えにくいです。

氷河は,空を飛んで(氷河と思しき光の球が空を飛んでいる)!ビルの合間を縫って,ビルの細い出っ張りの部分を伝って追いかけます。

ビルの10階以上と思われるような高さから,生身で飛び降りても平気とは,さすがは聖闘士です。本当に,飛んでいるようです。

氷河は暗黒聖闘士を追いかけ,その場所を瞬に雪で知らせます。

四方八方に放射状に雪を降らせて知らせているというもので,雪の降る方向で方角を知らせているに過ぎません。

一般人の服装は半袖なので季節は夏だと思われます。周囲の人は突然の雪に,何が起こったのかと驚いていたに違いありません。

星矢の場合

最初は瞬や紫龍と行動をともにしています。

アンドロメダの鎖が港の方角を指し示したときに,一輝がその港からデスクイーン島へ送られたと言います。誰がどのような形でどこへ送られたのか,よく覚えているものです。というか,それほど一輝のデスクイーン島行きはインパクトが強いものだったのでしょう。

一輝がいる港の倉庫を突き止め,屋根を蹴り破って突入しようとする星矢ですが,屋根の硬さに弾かれます。金属製の頑丈な屋根を蹴破って中に突入しようと考えてしまうあたり,さすがは聖闘士です。

星矢はクレーンを利用して,倉庫をぶち破ります。

紫龍の場合

最初は星矢や瞬と行動をともにしています。

瞬の場合

最初は星矢や紫龍と行動をともにしています。他の3人とは違い,瞬だけ聖衣を纏っています。

ビルの屋上でアンドロメダの鎖を張り巡らせて,気配を探します。アンドロメダの鎖は敵を探すレーダーのような役割があるのでそれを利用しますが,うまく探し出せません。

アンドロメダの鎖には,敵がどんなに離れていようとも見つけ出して攻撃する能力を持つことが後に判明しますが,ここではまだその能力は発揮されていないようです。小宇宙が足りないせいかもしれません。

港近くまで暗黒聖闘士を追い詰めましたが見失い,再びアンドロメダの鎖の出番です。港の方角に,暗黒聖闘士がいるらしいということを突き止めます。

黄金聖衣装着

黄金聖衣を奪った一輝は,黄金聖衣を装着しようとします。

一輝は誕生星座は獅子座なので,射手座の聖衣は纏えないはずですが,この当時はまだそんな設定が用意されていなかったので致し方ありません。

聖闘士基礎値騎士のはずですが,青銅聖闘士たちも誕生星座と黄金聖衣の関係を知らなかった模様です。

射手座の黄金聖衣に射抜かれそうになりますが,一応は装着します。加工された,ダサいデザインのいて座聖衣です。

そもそも聖衣に認められていないわけですから,星矢の蹴り一発で,一輝の体から簡単に聖衣が外れてしまいます。

一輝の体から外れた黄金聖衣は,一輝の一声で影たちがパーツごとに聖衣を持ち去っていきます。持ち去る現場は,星矢以外の他の4人の青銅聖闘士たちも目撃しますが,ボケっと突っ立ってんじゃねえ!とツッコミを入れたくなるほどです。

呆然として持ち去る様子を見ているのではなくて,聖闘士ならキビキビ動け!

黄金聖衣を追え

一輝は黄金聖衣を持ち去った影たちとは別行動をします。

瞬は一輝を追いかけようとしますが,星矢にたしなめられて,奪われた黄金聖衣を追います。

氷河の場合

原作とは違い,生身の体で暗黒フェニックスと戦う氷河です。

ダイヤモンドダストのうんちくを述べたあとで,必殺技のダイヤモンドであっけなく倒してしまう氷河です。

敵を凍らせたのち,砕いてしまう氷河です。

今は凍った肉片が散らばっている状態なのでしょうが,温まって溶け出すと,きっと……(以下略)。通りがかった人が可愛そうです。

紫龍の場合

不敵な笑い声とともに水中から飛び出します。

水中から出てきたのに,服が濡れていない紫龍です。普通に戦っています。

瞬の場合

さっきからなんだかおかしい。誰からピッタリとあとを追いかけているような気がする。

鎖がしっかりとあとを追いかけてくれていたようです。ここではちゃんと仕事をしてくれました。

命を奪わないのはさすがは瞬です。そして一輝がどうしてこうなってしまったのか問いただします。憎悪の塊だと聞いて,ショックを受ける瞬です。

星矢の場合

黄金聖衣を持っていない影もいます。最初に聖衣を持っていない暗黒聖闘士を普通に投げる蹴るで倒してしまいます。

その後黄金聖衣を持っている暗黒聖闘士を追い詰め,聖衣を身に着けていない状態でペガサス流星拳を放って敵を倒します。

聖衣を身に着けていないので,おそらく音速は超えていないと思います。

星矢も命を奪うことなく,倒した相手を問い詰めます。

暗黒聖闘士よ,忠実なる一輝の下僕としての人生で良いのか。最後は下を噛み切って自害しますが,下を噛み切ったぐらいですぐに死ぬことはありません。

密かに即死できる毒を含むカプセルなんかを口に含み,歯で食い破って自害したのではないでしょうか。

反省会?

ペガサスとドラゴンの聖衣が使えのなら,結果は違ったものになっていたのだろうなあ。

そういう氷河も,聖衣を纏わずに敵を追いかけていたのだから,人のことは言えんでしょう。

ここで,聖衣の再生させようという紫龍の話になります。

紫龍はペガサスとドラゴンの聖衣を持って,旅立ちます。

旅立つ紫龍を見送る他の青銅一軍3人ですが,瞬だけ聖衣を来ているのが笑えます。いい加減脱げよ。

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