第19話『生か死か!魔界島の決戦』の感想

昔のアニメなので今更ネタバレもなにもないのですが,一応ネタバレO.K.の方のみご覧ください。リアルタイムでTVアニメを見ていました。今再び原作と映像を見直して,感想を述べたいと思います。

当時はアニメが原作に追いついてしまったがゆえに,アニメオリジナルのエピソードが挿入され,それがまた原作との矛盾を生み出し,原作以上にツッコミどころ満載の作品となりました。ツッコミを入れながら楽しめるのも,この作品の良いところでもあります。

前回に引き続き,アニメオリジナルのストーリーが続きます。聖闘士星矢の世界観のようで,どこかずれています。

アニメオリジナルのキャラクター,シャイナの妹分ガイストが登場する回です。年齢設定とか,いろいろおかしくなっていますが,気にせずに笑い飛ばしながら見ていきましょう。

目次

本編

沙織は不安で仕方なく,落ち着きません。気分を落ち着かせるために,ピアノを引き始めます。

ピアノが置いてある部屋にも,光政の肖像画がかけてあります。光政の肖像画は,いったい何枚あるのでしょう? あらゆる部屋にかけてあるように見えます。

楽譜を見ているようで,見ておらず,暗譜で弾いている沙織お嬢様。ピアノの英才教育も受けられているようです。普通の13歳が弾いているとは思えない曲を弾いてます。

光政の肖像画を時折眺めながら弾いてます。

そこに辰巳が入ってきて,どこかへ出かける模様です。

自家用機で出発しています。しかも滑走路の必要のない垂直離着陸機です。

垂直離着陸ができる飛行機なんて,軍用機?

さすがはグラード財団。やることが違います。屋敷の西洋庭園のど真ん中に,垂直離着陸用の飛行場があります。

タンカーの上

あいつのギター。今日はやけにむせび泣いてるぜ。

紫龍

ギターを弾いているのは星矢です。いつどこでギターを覚えたのでしょうか。聖域にギターがあったとは思えません。

日本に帰ってから,グラード財団にギター買ってもらったのかな。それから練習したのかな。だとしたら,音楽の学習能力やばいです。

紫龍のこのセリフから,ギターをしょっちゅう弾いていて,紫龍たちは日頃からよく聞いていることが伺いしれます。

仕方ないさ。黄金聖衣のマスクという心の拠り所を失ってしまったんだ。

氷河

いつから心の拠り所になったんだ? この頃の星矢にとっての心の拠り所なんて,姉さんしかいないと思うのですけど(のちに+城戸沙織)。

そこに垂直離着陸機でタンカー上に登場する沙織と辰巳。

瞬は怪我の状態がひどく,寝ているらしいです。前回の映像を見た限り,星矢の怪我が一番ひどくて,瞬はそれほど敵の攻撃を受けていなかったように見えたんですけどね。

敵によってひどい傷を負わされ,精神的にダメージを受けたと知らされ,屋も建ってもたまらず駆けつけたのです。

沙織

沙織お嬢様って,そんな性格だっけ? 聖闘士を守るために敵に飛び込んでいくことはあることはあるけどねえ。

これは,私からの感謝の気持です。

沙織

身につけている指輪やネックレス,ブレスレットを外して海に落とす沙織。これがどうして感謝を表しているのか,意味がわかりません。古代ギリシャの結婚の儀式を模したものらしいですけど。

グラード財団の技術で衛生から海賊船を追いかけて,アジトが魔界島であることを突き止めます。

魔界島

飛行機で魔界島にいく星矢たち。待ち受けるガイストは,ファントム眩惑拳でお出迎えです。

飛行機は爆破し,海に落ちます。青銅聖闘士たちはともかく,パイロットは無事かどうか心配になりましたが,星矢がしっかり助けていました。

重たい金属製である聖衣をまとった状態で,海に浮かんでいる不思議。小宇宙を燃やせば聖衣は羽のように軽く感じるとはいえ,実際の質量は変わっていないはずです。よく浮いていられますね。

海中から引きずり込まれる瞬。瞬を助けるために氷河は海に潜り,ダイヤモンドダスト

海中でダイヤモンドダストなんて放ったら,あたり一面凍ってしまうがな!

でも,なぜか凍らない海。

海の中のシーサーペント

襲ってきた敵はシーサーペント。

ここは俺に任せろ!

氷河

なんてかっこいいことを言いますが,敵に捕まり空中へ。でも落ちるところをダイヤモンドダストで凍らせて,氷の上に落ちることに成功。氷河は平気なのに,敵には大ダメージはお約束。

フラフラになりながらも逃げようとする敵に星矢は流星拳で追い打ちをかけて,シーサーペントはあえなく土左衛門化。

意外とあっけない。

上陸した後は,毒虫に襲われながらも,瞬の鎖に手伝ってもらって崖を登ります。

崖の上のドルフィン

ドルフィンのお相手は紫龍。烈と爆で崖下に落ちていくイルカ様。

しかしここで氷河脱落。

小宇宙を使いすぎたようだ。

氷河

小宇宙は感覚なので,使いすぎも何もないですけどね。目を使いすぎて疲れたりすることもあるから,小宇宙も使いすぎれば疲れるか。

川の中のクロッグ

気をつけろ!こいつは吸血コウモリだ!

紫龍

さすがは博学の紫龍です。見ただけで吸血コウモリだと分かるんですね。暗闇を飛んでいるコウモリを見分けるなんて,研究者や原住民レベルでないとわからないと思うのですが。

コウモリにたまらず近くの川に飛び込んだ紫龍は,電気にやられて脱落。

あっけなさすぎ。

瞬と紫龍は丸太をボート代わりに城に向かいます。そこに襲いかかってきたのが電気クラゲことクロッグ。

瞬の鎖伝いに100万ボルトの電気を瞬に浴びせますが,鎖で固定されているところに星矢の流星軒が炸裂します。固定されているのが味噌です。防御できません。

ここで瞬脱落。

ガイスト

どっからどう見てもノイシュバンシュタイン城をモデルにしたとしか思えない城に星矢はたどり着きます。

眩惑にも踊らされながらも,ガイストと対峙します。

覚えているか星矢,この技を。サンダークロウ!

ガイスト

おなじみのシャイナの必殺技ですね。

ガイストはとがった爪を光らせて,星矢をツッツキ攻撃してきます。爪が折れそうなものですが,丈夫な爪です。折れないように特殊コーティングでも施しているのでしょう。

ファントム幻惑拳は,精神技です。精神技を扱えるということで,頭の良さも伺えます。

ファントム幻惑券で,独り相撲をする星矢ですが,さすがに途中で気づきます。

ファントムたちは無味無臭だが,お前の体からは,香水の匂いがしたからさ。

星矢

無味無臭って,ファントムを味わったんかい!食わなきゃ無味なんていう言葉出てこないぞ。

香水をつけているなんて,ガイストさんて意外とオシャレさんですね。香水はどこで手に入れたのでしょうか。襲った船から手に入れたのかな。花も咲いていないような魔界島では自作もできなさそうですし。

ガイストの素顔

ガイストがトドメのサンダークロウをかけようとしたところ,飛んできたのは黄金聖衣のマスク。サンダークロウの手を止めたばかりか,ガイストに頭突きをして仮面を割ります。

さすがは黄金聖衣です。似非聖衣なんて歯が立ちません。

素顔を晒して倒れているところを,背後から星矢は流星拳でトドメを刺します。

女の人に拳を向けることができないはずの星矢が,拳を向けました。それも背後から。

ガイストは,星矢が拳を向けた唯一の女性です。

星矢が女性に拳を向けることができないという設定が登場する前の,アニメオリジナルの話だから仕方がないのですけどね。

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